目出し帽とは、衣類の一種。
概要
頭部、顔面全体を覆う袋状で、目の部分に穴があけられている。
本来は極寒地での防寒に用いられるために開発されたといわれており、目出し帽を意味する英語のバラクラバ(Balaclava)は、クリミア戦争に出征するイギリス兵らのために作られたものに戦場の名前(バラクラヴァ)がそのままつけられた。
元々は防寒用とはいえ、現在では犯罪行為で身元が割れるのを防いだり、或いは創作作品などで特定のキャラクターの演出に使われることのほうが目にしやすいかもしれない。
一方で、顔面全体を覆える形状であるため、着用者を火炎から保護するために難燃繊維で作られたものも登場した。
こちらは、モータースポーツではドライバー(ライダー)や給油に当たるメカニック、軍事分野では、空母上で航空機の整備に当たる兵士(デッキクルー)や、装甲戦闘車両の乗員、火炎瓶や爆発物の危険にさらされる治安部隊や対テロ部隊の隊員などが使用している。