概要
森林保護官・自然観察官、陸軍特殊工作部隊など、大づかみに言って『野外で特殊任務を行う人』の総称。
多数のファンタジー物RPGでも、そうした野外関連の技術を持ったクラスとして登場している(後述)。
また、テレビ朝日系列で放送されている『スーパー戦隊シリーズ』が「○○レンジャー」と名乗る事も多い。
陸上自衛隊ではレンジャー課程を修了し、レンジャー徽章を有する者を指す。
なお、現状では女性自衛官はレンジャー課程に参加する事は出来ない。
アメリカ陸軍では優秀な歩兵を集めたレンジャー部隊を編成している。
著名なレンジャー
『世界樹の迷宮』に登場するレンジャー→レンジャー(世界樹)
『ラグナロクオンライン』に登場するレンジャー
『地球防衛軍4』に登場するレンジャー
日野自動車のトラック・レンジャー。1964年7月から6代にわたって製造・販売が行われている。 → 日野・レンジャー
ゲーム、NEXONのMMORPG、『TreeofSavior』に登場する アーチャー系2次職目の職業。
その他
レンジャー(空母)
アメリカ海軍の航空母艦。
ファンタジー職業
ファンタジー職業としてのレンジャーは、指輪物語のRangers(日本語では野伏と訳されている)がモデルとなっている。
アングマールとの戦争で北方王国が滅んだ後、王族と騎士たちの生き残りは身分を隠し放浪の民=野伏となり、裂け谷のエルフやガンダルフの助力を得ながら、旧領地に生き残った人々を闇の勢力から護り続けていた。アラゴルンは十六代目の族長。
映画ではアラゴルンしか登場しないが、原作ではハルバラド率いる三十名の野伏が、エルロンド卿の息子たちとともにローハンに駆けつけている。
また彼らとは別に、ゴンドールの偵察部隊として活動する『イシリアンの野伏(Rangers of Ithilien)』という集団もあり、北方の野伏と同じくドゥネダイン(ヌメノール人)の末裔。指輪戦争時はファラミアがリーダーを務めていた。
ファンタジー系のゲームにおけるジョブないしクラスとしてのレンジャーは弓・剣の扱いに優れ、隠身や罠解除といった盗賊系の技能、また薬草等で傷を治せることから錬金術を習得できることもある。
一方で防具の制限は厳しく、革鎧より重いものは装備できないことが多い。上述の指輪物語の例でもそうだが、騎士らしい板金鎧は軍馬に跨り合戦場に赴く者の装いであり、野を越え山越えの探索行や隠密性が求められる潜入任務には適していないため(プレートアーマーやらなにやらの記事参照。アーサーは涙目)。
なお、作品によっては弓使い / アーチャー(archer)がこれに相当するものとして扱われることもあったり、盗賊や狩人などのスキルを兼任できるイメージ性もあってか、複合系の上級職として扱われることもある。
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