概要
人間とエルフの両方の血を引いており、半エルフのエルロンド(Elrond the Half-elven)と呼ばれる(※)。
父は航海者エアレンディル、母はドリアスの王ディオルの娘エルウィングで、双子の兄弟にエルロスがいる(彼ら三人も半エルフと呼ばれている)。妻は森の奥方ガラドリエルの娘ケレブリーアン。息子に双子のエルラダンとエルロヒア。娘にアルウェンがいる。
※:この場合の「半エルフ」とは「人間としての運命を取るか、エルフとしての運命を取るかの選択肢を与えられた者」と言う意味で、彼(とエルロス)は厳密には「6/16人間、9/16エルフ、1/16マイア」である(母のエルウィングは「2/8人間、5/8エルフ、1/8マイア」で、ファンタジー物で良くある「1/2が人間で1/2がエルフ」は父のエアレンディルだけである)。
ノルドールであり(ただしエルフの三氏族の中で最も濃いのはテレリの血)裂け谷の領主である彼は、中つ国の第三紀においてもっとも力ある者のひとりである。何より、お父上がとんでもない猛者である。
ドラマ『力の指輪』において、若き日の彼の姿も描かれ、ドワーフのドゥリン4世(トーリンの遠い先祖)とは親友だった模様。