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ボロミア

ぼろみあ

『ボロミア』とは、J.R.R.トールキンのファンタジー小説「指輪物語」およびその映画化作品「ロード・オブ・ザ・リング」の登場人物。
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『ボロミア』(本名ボロミア二世)、通称『御大将』と呼ばれることもある彼は、イギリスのJ.R.R.トールキンによるファンタジー小説指輪物語とその映画化作品「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する「旅の仲間」の一人、人間の王国ゴンドールを統治する執政家の長子で、悪の中心地モルドールの脅威から祖国を守り戦ってきた「ゴンドールの大将」である。


映画版の俳優はショーン・ビーン、吹き替えは小山力也が担当した。


ちょっとレトロちっく

人物概要

彼の故国「ゴンドール」は数千年前より王統が途絶え、以来執政家が統治してきた中つ国随一の大国で、ボロミアはその当代執政デネソールの長子。41歳。独身。弟にファラミアがいる。

ゴンドールは冥王サウロンの国モルドールと隣接し、絶えずその脅威にさらされてきただけでなく、その脅威が中つ国全土に広がるのを食い止める守護者の役も果たしてきていた。

かつては強大な国力を誇っていたゴンドールも、物語の時代には既に風前の灯であり、その兵を率いる大将であり英雄であるボロミアは、祖国・執政家・自己への大きな自負に満ち溢れた人物であるとともに、それだけに祖国が長くは持ちこたえられないことを誰よりも強く実感している立場の人物でもあった。

そうした心の隙が、後の彼の運命を決してしまうことになる。


弟が繰り返し夢に見た、ゴンドールの滅びを予言するお告げの解題を頼みに「エルロンドの会議」に出席した彼は、そこでお告げに歌われていた小さい人ホビット族、失われたはずの王統を受け継いだ野伏のアラゴルン、そしてサウロンの魔力の根源である一つの指輪の存在を知る。

一つの指輪の危険性を正しく認識できなかったボロミアは、それを使用してサウロンを倒すべきだと提案するも、その場では賢者らに反対されて引き下がる。またアラゴルンには、長らく国を守ってきた執政家として複雑な反応を見せ、ホビットについては若干侮っている様子を見せた。


ゴンドールへの帰還の途と重なるということから、指輪破壊の任務を帯びた「旅の仲間」に加わり、旅路を共にする。

やがて彼は旅を続ける中で、内心の願望を自覚して苦しむようになり……。

会議で見せた彼の姿勢が最終的にどこに落ち着くことになるのか、一つのハイライトである。


性格と人気

非常に誇り高く、それがやや嫌味に感じられることもあるが、同時に高潔で礼儀正しい公平な人物でもある。基本的には良い人なのだが、若干脳筋の気が……。


旅の途上ではしばしばその屈強さを発揮して活躍するが、年長メンバーから「頭使え」と皮肉を言われることもしばしば。


その人間臭い弱さと強さ、第二部冒頭(映画では第一部結末)での劇的な活躍などから、元々ファンの間では根強い人気のあるキャラクターだった。

映画ではホビット相手に楽しげに剣術を指南するといった兄貴分的な気さくさが強調され、なお人気の高いキャラとなっている。(原作でもさりげなくホビットに優しい描写がある)

特に、先ほど述べた一連の「劇的な活躍」は、原作・映画ともに作品中でも屈指の名シーンとして挙げる人が多いのではないだろうか。


ローハンの民にも好まれ(脳筋なのはローハンと文字通り馬が合うとされる)、原作ではウルクハイからも偉大な戦士と評され、アラゴルン・レゴラスギムリは哀悼の歌を歌うなど、心の弱さばかりがイメージされやすいが、実際は人間として優れている。旅の仲間では唯一の純粋な人間であるための心の弱さ、ゴンドールの民への愛とモルドールからの盾として犠牲になってきた彼の民を守りたいという気持ちと焦りを力の指輪につけこまれてしまった。



MMD

なぜかニコニコ動画で、よりによってこの人が踊り狂うMMDが評判になり、妙な知名度を上げている人でもある。


「わたくしの国では、頭がまいれば体がお役にたつべしと申しております!」


MMDでストⅣ勝利ポーズ(ボイソン)

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