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ナズグル

なずぐる

ナズグルとは、「指輪物語」に登場する怪物。ナズグルとは「指輪(nazg)の幽鬼(gul)」という意味。英語では「Ringwraith」と呼ばれる。「ウーライリ」、「黒の乗手」などの呼び名を持つ。その名の通り指輪を狙い、指輪の仲間の前に立ちはだかる。
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概要


本作のラスボス冥王サウロンの最も忠実かつ最も強力な配下。主の命に従い、指輪を得るために方々を駆け回ったり、軍を率いて敵対する人間やエルフ、ドワーフなどを攻撃している。実体を持たないため全身を黒装束で覆っており、素顔を窺うことはできない。ただしサウロンにはその姿が見える。また、指輪を嵌めた状態のフロドにもその姿が見えていたとおぼしき描写がある。

【映画】○ード・オブ・ザ・○ング 1


元は指輪を与えられた人間であり、それぞれが国を治める強大な王、もしくは妖術師だった(物語冒頭で語られる指輪を与えられた9人の人間とは彼らのこと)。最盛期には強大な力を誇ったが、その指輪からサウロンの干渉を受け続け、やがて闇に飲まれてしまう。現在は完全にサウロンの僕と化しており、人としての心は失われてしまっている。サウロンに極めて忠実なため、指輪を見つけても自分のために使うという発想は持ち合わせていない。

屈強な戦闘力に加え、通常の武器ではダメージを与えられない体を持つ。ただし火は苦手で、他にもアングマールの魔王以外は太陽の光と水も苦手としている。闇夜の方が力を増し、モルドールに近づくほどに強くなるとされる。

  • 対ガンダルフでは、灰色のガンダルフには数の力で上回るが、白のガンダルフだとアングマールを含めても勝てない、オローリンだと言わずもがな、と考察されている。
  • 水を苦手としていたのは、ヴァラールでもエルフと人間、強いては中つ国を最後まで見捨てないとされたウルモの力が水に込められていたからだとする考察もある。
  • このほか、アングマールの魔王は「決して人間の男には殺せない」。だからこそ、止めを刺したのは「人間の男」でない二人組だった。

乗り物

Nazgul (Lord Of The Rings)

回転する木馬の上の布を被るもの


症気にも耐えられる闇の黒馬にも乗るが、さらに有名なのは「おそるべき獣」である。

おそるべき(おぞましき)獣(Fellbeast)


オークの腐肉を与えて育てられたというある意味かわいそうな生き物。
質の悪い餌を食わされ続けたからなのか元からなのかは不明だが、こいつら自身もかなり臭い

  • 日本語訳の正式名称が「おそるべき獣」、それ以上でも以下でもない。「おぞましい獣」や「フェルビースト」として呼ばれる場合もある。

スマウグを皮切りに、、特に翼をもつ大型の飛龍が軒並み絶滅した第三紀後期の中つ国で、空を飛ぶ生物では最大の生き物(龍自体は第四紀以降も生存していたとされる)。大きさは明記されていないが、体長は21mぐらいになると思われる。原作でのグワイヒアは、体高6m、翼開長23mぐらいだとされているので、原作の設定準拠ならこれよりも大きいことになる。ライバルは鷲しか残っていない。ドラゴンも、ロードオブザリングの時代には非常に弱体化した種族である(というか現在の地球に繋がる設定であり、神々の影響が少なくなっていくので魔法族はいずれ全て消え去る定めにある)。

存在そのものが”恐怖”であり、”恐怖”を武器に生きる存在。誤解されやすいが、映画での甲高い声を上げてるのはこいつらではなくてナズグル本人たち。これまた誤解されやすいが、こいつらはナズグルではなくて、あくまでも乗り手がナズグル。

おそるべきけもの


最も誤解されやすいポイントとして、監督PJの実写映画版での描写の所為もあるが、彼らはではない。もう一度言おう、彼らは竜ではない。 だから火も吐かない(ゲームでは、恐怖で敵を束縛するブレスは吐ける)。 竜よりも古く発祥した種族だが、サウロンの軍勢に取り込まれてから映画のような悪の化け物としての面を強めたと思われる。

また、原作では「怪鳥」とされており、ワイバーンというよりもプテラノドンのような翼竜や、ハゲタカのような身の毛もよだつような巨鳥という意味合いが強い。教授も先史時代の翼竜をイメージしたと述べている。クチバシを持つことも明記されていて、呼び名もヘルホーク(”地獄の鷹”)ナズグル・バードなど、鳥を思わせる呼称である。

なぜワイバーンのような姿に映画でされたのかは不明だが、当時はスマウグなど正規の竜を映像化できるか不明であり、何らかの想いを込めたのでは?などと考察されることも。特にスマウグは、PJが映画監督を目指す原点にも近い作品の大キャラクターであり、腹を射抜かれた場所も近い。

ゲーム「シャドウ・オブ・ウォー」では、フェルビーストの別名であった”ヘルホーク”の名を冠した、似ているがより小型の生物が登場する(参照)。その代わり、ドレイクという小型の火龍が登場する。

ナズグルの構成員

メンバーは以下の9人。

アングマールの魔王(Witch-king of Angmar)

魔王


ナズグルの首領。元々はヌーメノール人の王。魔王の名に違わぬ力を持ち、メンバー中で唯一、外見が他と異なる。小さな傷ひとつで敵の命を奪う「モルグルの刃」と、強力な魔法が主な武器。映画では白のガンダルフを圧倒してみせたように思えるが、実際はガンダルフ達イスタリが壮縛りプレイを課せられているだけであり、何の制約もないガンダルフの足元にも及ばない(原作のファンには、映画での魔王>ガンダルフともとれるような描写を嫌う人もいる)。また、指輪戦争時にはサウロンからのパワー増強もあったらしく、モルドールに近づくほど強化されたらしい。

東夷のハムール(Khamûl)

別名「東方の影」。序列は2位。元からサウロンの影響が強い人間の国「東夷」の王だった。ナズグルは魔王以外の外見の区別がつかないが、その魔王を除けばリーダー的存在。物語序盤、ホビットの庄に現れ、フロド・バギンズ一行を襲撃した。その後も軍を率いて登場している。ICE設定によれば、西方最強国のヌーメノールに対抗する東方最強の帝国ウォマワス=ドラスの皇帝だった。

原作者がはっきりさせているのはこの2人のみで、残りの7人は派生作品によってのみ差別化されている。そのため作品によって設定が異なる。

Games Workshop版

影の君主(The Shadow Lord)

かつては小国の王だった。体の周りに闇をまとう能力を有する。

けがれ(The Tainted)

高貴な生まれだったが内面は堕落しており、他のナズグルと違って自らサウロンに身を差し出した。腐敗をまきちらし、近づくだけで生命を害する。

死なざるもの(The Undying)

最年長の幽鬼。冥王の魔力に最も強く抵抗した。

黒の総大将(The Dark Marshal)

ヌーメノールの裏切り者の1人。恐怖で軍を支配する強力な指揮官。なお、『指輪物語』でアングマールの魔王の称号として出てくる「黒の総大将」はBlack Captainである。

裏切りしもの(The Betrayer)

南方諸国の出身で、同族を裏切りサウロンの配下となったが、後悔と自己嫌悪で正気を失ってしまった。その経緯のため冥王からの信頼は薄く、副官中での地位は最下位。毒を扱う。

ウンバールの騎士(The Knight of Umbar)

ヌーメノールの裏切り者の1人。南方の国々を支配していたといわれるが、詳細は不明。鎧に身を固め、相手の能力を模写する特殊な戦法を使う。

ドゥイメルライク(Dwimmerlaik)

ローハンの言葉で「さまよえる霊」を意味する。もっとも謎に包まれたナズグールであり、長年ローハンの地で恐れられてきた存在とされる。武器は両手持ちの大剣。

Iron Crown Enterprises版

ドワル(Dwar)

別名「犬の王」。モルドールの狼たちを操る。元は漁師の息子で、侵略により殺された父の仇を討つべく呪術を学んでいた。復讐を果たして故郷の島を取り戻した後も、満たされない憎しみと支配欲のままに東岸の国々を荒らし回った末に、王にのし上がった。第3位。

インドゥア(Indur)

別名「ムーマクの主」もしくは「夜明けの死」。元々は中つ国最南端の商業国家コロナンデの貴族。国の利権を守るため、ヌーメノールの植民地拡大に対抗しようと共和制を廃し王座に就こうとしたが失敗、サウロンに通じた隣国ムーマカンに亡命し、半神の王を名乗っていた。第4位。

アコーラヒル(Akhorahil)

通称「嵐の王」。ヌメノール王家の縁戚にして植民地太守の息子。気性の激しい性格で、若い頃より放蕩の限りを尽くし、さらなる力を得ようと、自分の両目をくり貫いて「みなもとの目」と呼ばれる義眼を押し込んだ。第5位。

ホアルムーラス(Hoarmurath)

通称「氷の王」もしくは「ディアのホアルムーラス」。極北の地ウルドの女系部族の出身。残虐で野心が強く、族長である姉妹を殺害してその座を奪い、全部族を支配した。第6位。

アドゥナフェル(Adûnaphel)

通称「静錬のアドゥナフェル」。ナズグルの紅一点。人間の定命とエルフを憎んでいたため、そこをサウロンに付け入られた。貴族の出身で、かつては伝説的な美貌を誇っていた。第7位。

レン(Ren)

通称「不浄のレン」。自称「炎の王」。元は東方にある平原の王国チェイの王族で妖術師。温厚な性格だったが疫病によって正気を失い、暴君として君臨していた。第8位。

ウーヴァタ(Uvatha)

別名「騎乗者」。9人の中でも最も恐怖を体現していた人物。モルドールの南に住む人間ロリアグの首長の息子。後継者争いに破れて追放されるものの、ライバル部族に取り入って出世し、ハンド全土を統一した。騎兵の扱いに長ける優れた指揮官だが、極めて残酷な性格。第9位。

関連タグ

ラーザックレザルブラカ - エラゴンシリーズから。ナズグルとフェルビーストをモデルにした可能性あり。

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