概要
冥王モルゴスに創造された狼の怪物。「魔狼」、「アクマイヌ」とも訳される。
第一紀に猛威をふるった巨狼族(ドラウグルインやカルハロスなどの他、サウロンが化ける対象の一つとしても知られる)や、第三紀にも記録がある白狼とは別。
高い知能を有しており、独自の言語により同族間のみならずオークともコミュニケーションが可能。狩りや略奪の際にはオークと連携し、時には背に乗せることもある。これは主従関係ではなく対等な契約の上に成り立つものであり、時にオークに牙を向けることも。
倒された死骸が翌朝には跡形もなく消失するなど神秘的・超常的な生態を窺わせる。
ロード・オブ・ザ・リングではハイエナなどの様な姿で描写された。
語源
狼を意味する古英語の「wearg」、古高地ドイツ語の「warg」、古ノルド語の「varg」あるいは「vargr」を語源とする。
特に「vargr」はフェンリルなど北欧神話に登場する超自然的な狼全般を指す言葉であるとされる。
関連タグ
ダンジョン飯:狼もしくは大型犬の魔物として登場。人には懐かないがオークに対しては友好的。