概要
普通科 (Infantry) は陸上自衛隊に全16種類存在する職種の一つであり、陸上自衛隊で最も隊員数が多い職種である。諸外国軍の兵科における歩兵に該当する。
職種標識の色は赤色。職種学校は富士駐屯地に所属する陸上自衛隊富士学校。
上記のように軍隊で言うところの歩兵なのだが、自衛隊では軍隊色の強い名称が排除されており、そのせいで「歩兵科」を「普通科」と呼んでいる。そのせいで何を指す普通なのかがよく分からなくなっているが、普通科の名の通り、陸上自衛隊と聞いてイメージする人が多いであろう職種のひとつではある。
ピクシブ百科事典に記事のある普通科部隊
部隊の特徴
普通科は、
- 89式小銃や5.56mm機関銃MINIMIによる直接照準火力
- 81mm迫撃砲L16や120mm迫撃砲RTなど迫撃砲による間接照準火力
- 中距離多目的誘導弾や01式軽対戦車誘導弾など対戦車兵器による対機甲火力
- 普通科隊員による近接戦闘能力
……を備えている。
普通科連隊等の通常部隊の他、第1空挺団や水陸機動団といった即応部隊の骨幹をなす職種でもある。
隊員の特徴
普通科の隊員は非常に数が多いので「これ!」という特徴をあげるのは難しいが、基本的には筋肉モリモリマッチョマンの変態が多い。たまに真反対のヒョロガリな見た目だが、マラソンだけ異常なまでの持久力を持つタイプの隊員もいる。
普通科に所属する隊員が外出中に「普通科がいいよね!」等褒め言葉が聞こえてきたと思ってニヤニヤしていたら、普通科高校の話だったなんて話は稀に聞かれる。
その他
例外として第302保安警務中隊は防衛省・陸上幕僚監部に訪問する国賓等に対する儀仗・栄誉礼を行う警務科部隊であるが、警務科隊員は陸曹以上の階級が必要になるので、この部隊に所属する陸士は普通科隊員である。