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重装歩兵

じゅうそうほへい

重装歩兵(英:heavy infantry、hoplite)とは歩兵の一種。重装備の歩兵を指す名称。
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概要

歩兵の中でも、などの、(主に防御面で)比較的に重装備をしたものを指す名称である。
時代や国によって主力戦力にもなった存在でもあり、基本的に集団で運用され戦列を形成する。
とりわけ、古代ギリシャなどで運用された、「大人数の重装歩兵による密集陣形(ファランクス)」は当時の戦争における花形であり、前方に展開する敵に対して非常に有効な戦術であった。

しかし、重装備な反面、装備の重さのせいで小回りが利かず、どうしても動きが鈍重になる重装歩兵は、を使った高機動戦術を得意とする騎兵に対して圧倒的に不利であり、騎兵の台頭と共に徐々に廃れていった。
事実、東部ヨーロッパ諸国へのモンゴル帝国侵攻のさい、高機動力を最大の武器としたモンゴル騎兵の前にはこれら重装歩兵は全くの無力であったことが証明されており、「兵士に求められるのは、強固な防御力よりも軽快な機動力」な時代の幕開けであった。
これ以降、重装歩兵は機動力で勝る軽装歩兵などと統合されるなどして、銃火器が登場する頃にはほぼ使われなくなった。

ちなみに、重装歩兵相手には絶大な強さを誇った騎兵も、近代以降は歩兵用の銃火器や自動車の普及により一方的な優位性を欠き、こちらも徐々に廃れていった。
それに対し、弓矢よりも貫通力に優れた銃弾や、広範囲を一度に攻撃可能な爆発物の台頭は著しく、時代は個人単位での防御装備では、もはや完全には防御しきれない時代へと移り変わったため、「防御力を目的とした重装備」は「兵士たちの個人兵装」から「兵士たちの乗り物」の防御力を強化する方向へと変化していき、結果的に装甲車戦車といった、歩兵個人ではなくそれらを乗せて動く車両に対して重装備・重装甲を施す考えが一般的となった。

近年では、いわゆるパワードスーツによる重装化も研究されつつあるが、これは個人単位での装備品が増えすぎたためのパワーアシストが主目的であり、防御力は無視されてはいないが、あくまで副次的な目的でしかない。

このほか、フィクション作品…とりわけファンタジー創作物ではある種の花形職業のようなもので、必ずといっていいほど登場することが多い。
傾向としては前述通り重装備によって耐久面が高いことが多く、またなどの長柄武器や大型の武器を装備していることもあり、攻撃面においても高く設定されていることがある。
反面、その重装備が仇となって鈍重な兵種として描かれ、機動力が軽装歩兵や騎兵に比べて大きく劣っていることが多い。

類似タグ

重歩兵 重装兵

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歩兵 重騎兵 
ファンタジー職業 重戦士

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