概要
重騎兵とは、騎兵の一種であり、特に重装備のものを指す。
人、あるいは人馬双方が鎧で身を固めている事が特徴で、
その防御能力は極めて高い。ただし、その代償として機動力が低い。
防御の堅牢さを武器に敵陣に突撃、衝撃力をもって敵の戦陣・戦列を崩すことが役割となる。
銃火器が登場するよりも前、または初期の銃火器の時代までは戦場の花形として君臨したが、
より進歩した銃火器が登場すると、装備の軽装化を余儀なくされ、
19世紀中頃からの後装式小銃の登場と進化、更に機関銃の登場と普及により、
その存在意義を無くし、戦車を筆頭にした装甲戦闘車両にバトンを渡すように消滅した。
ただし、現在でも一部の国においては、儀仗兵として存在し続けている。
別名・表記ゆれ
重装騎兵と表記される事もある。
また地域や国家、時代によって名称が異なる。
別名:ヨーロッパ
騎士/胸甲騎兵/竜騎兵(※重騎兵として運用した国家が存在した)
別名:東ヨーロッパ
フサリア(※ユサール、またはウイングド・ハッサーとして知られる)
別名:西アジア・中央アジア
カタフラクト/クリバノフォロス(クリバナリウス)/シパーヒー