曖昧さ回避
- 東ローマ帝国、ササン朝ペルシアをはじめとする、かつて西アジア地域で勃興した諸国における重騎兵の名称。本項で解説。
- アニメ『アルドノア・ゼロ』に登場する人型兵器、あるいは人型に準じる形状の機動兵器。>> カタフラクト(アルドノア・ゼロ)
- MMORPG『TreeofSavior』に登場する ソードマン系4次職目の職業。
- ゲーム『アーマード・コアⅥ ファイアーズオブルビコン』に登場する特務機体。>> 特務機体カタフラクト
概要
カタフラクトとは、古代ローマ帝国、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)、パルティア王国、ササン朝ペルシア等の国家において存在した軍隊の兵種のひとつ。重装騎兵。
資料等によっては「カタフラクトス」とも記載される。
人、あるいは人馬共に鎖帷子(チェインメイル)や鱗鎧(ラメラーアーマー)で防護し、強固な装甲を生かして敵陣に突入、戦列を崩壊させるのが主な任務。
使用する武器は長槍、長剣、金属製の棍棒など。
中には短弓や投げ槍を装備する者もおり、遠近両方の攻撃力を持つ優れた騎兵である。
しかし、一騎辺りの装備にかかる費用が高く、数を集められないのが欠点であった。
東ローマ帝国におけるカタフラクト
東ローマ帝国におけるカタフラクトは人のみ、または人馬共に鎧を着用した重騎兵として存在した。
ただし、後述するササン朝ペルシア他、イラン高原地域に興った国々におけるカタフラクトとは異なり、いくらか軽装の重騎兵として分類されていた。
同種の騎兵は、ササン朝ペルシア他では「クリバナリウス」と呼ばれている。
イラン高原地域におけるカタフラクト
パルティア王国やササン朝ペルシアにおけるカタフラクトは、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)のカタフラクトとは異なり、人馬共に重装備で固めた騎兵として存在した。
同様の騎兵は、東ローマ帝国においては「クリバノフォロス」と呼ばれている。
関連タグ
- 主要:騎兵/重騎兵
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