概要
自由惑星同盟軍の白兵戦部隊。「薔薇の騎士」と書いてローゼンリッターと読む。
銀河帝国の亡命者やその子弟からなる部隊で元は政治宣伝の為に創設された。
惑星上での陸上戦や敵の軍艦・要塞に侵入しての白兵戦をメインとしており、その実力は1個連隊で1個師団に匹敵するとまで言われる程の精強振りである。
反面、その複雑な境遇から第13代連隊長シェーンコップ以前の歴代連隊長12名のうち半数は帝国側に逆亡命しており(そのうちの一人が第11代連隊長のリューネブルク。逆亡命しなかった残りの連隊長6名のうち4名は戦死し、2名は将官に昇進した)、上層部からも扱いづらい存在であった。
ヤン・ウェンリー率いる第13艦隊に属して以降は第7次イゼルローン攻防戦でのイゼルローン要塞に侵入しての占領や救国軍事会議派に属する惑星シャンプールの制圧等数多くの功績を挙げ、最終的にはユリアン・ミンツ、ルイ・マシュンゴらともに帝国軍総旗艦・ブリュンヒルトに潜入、最盛期には2000人を超えていた隊員が208人に激減するほどの激戦を繰り広げている。
人物
第13代連隊長。ストーリー開始時点でのローゼンリッターの連隊長で作中におけるローゼンリッターの強さの象徴ともいうべき人物。
第13艦隊所属後は第7次イゼルローン攻防戦でのイゼルローン要塞攻略などで功績を挙げ最終的に中将に昇進、イゼルローン要塞防御指揮官となり以後はヤン艦隊の幹部の一人として活躍する。
第14代連隊長。シェーンコップが将官に昇進した後に連隊長となる。
帝国軍総旗艦・ブリュンヒルト潜入戦にも参加、名のある幹部の中で唯一の生き残りとなる。
リンツが「動くシャーウッドの森」に参加した後、連隊長代理となる。
ヤンと銀河帝国皇帝・ラインハルト・フォン・ローエングラムとの会見に随員として参加、予期せぬ事件に遭遇する。
外伝「千億の星、千億の光」に登場。かつての第11代連隊長であったが帝国に再亡命した。
第6次イゼルローン要塞攻防戦で、シェーンコップとの一騎打ちの末に敗死。
外伝「千億の星、千億の光」に登場。第12代連隊長。
ヴァンフリート4=2での戦いでリューネブルクと遭遇、負傷後死亡。
外伝「千億の星、千億の光」に登場。シェーンコップ・リンツ・ブルームハルトと共に「薔薇の騎士の最強カルテット」と呼ばれるほどの猛者。
ヴァンフリート4=2での戦いでリューネブルクに遭遇、一騎討ちの末敗死する。