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自由惑星同盟
24
田中芳樹原作「銀河英雄伝説」に登場する国家。

概要

首都はバーラト星系第四惑星ハイネセン。

宇宙暦527年(帝国暦218年)帝国からの逃亡(長征一万光年)した奴隷たちによって建国。

首都惑星名は長征一万光年の途上で事故死した指導者アーレ・ハイネセンの名前に由来する。


兵器の名称…オリエント・ラテンアメリカ・中国・中央アジアなど世界各地の神話からの引用が多い。

人名・都市名…多民族国家のアメリカのような人種形態。

(Wikipediaより一部抜粋)

誕生

かつて銀河系に人類の最盛期をもたらした銀河連邦は中世的停滞によって修復不可能なまでに腐敗しきっていた。政治・経済・治安・モラルといったあらゆる社会構成要素が退廃の波に呑まれ、民衆レベルに至るまで精神的腐敗が蔓延、民主主義では社会問題の解決が出来なくなってしまうほど人間のレベルが堕ちていたのだ。

そして退廃の末にルドルフ・フォン・ゴールデンバウムによって政権は簒奪され、ゴールデンバウム朝銀河帝国に生まれ変わったことを契機に共和主義者達は思想犯として弾圧・人権剥奪の上奴隷階級に落とされるようになった。


帝国歴164年、辺境の流刑惑星の一つであるアルタイル第七惑星の奴隷労働者の一人であったアーレ・ハイネセンは、類い希なるリーダーシップと斬新な発想を駆使して流刑惑星より40万人の仲間を連れて脱走。帝国の支配の及ばぬ可住惑星を求めて、後に「長征一万光年」と呼ばれる苦難の旅へと出発した。


想像を絶する苦難の旅路を経て指導者・ハイネセンを事故で失うも、その親友グエン・キム・ホアによって旅は続けられ50年後に地球型の惑星を発見。「ハイネセン」と名付けられたその惑星において民主主義国家「自由惑星同盟」が建国されたのである。


勝利と変遷

多大な犠牲を払ったものの、兎にも角にも国家としてスタートした自由惑星同盟は善政を敷き、銀河連邦の黄金時代を再来させるべく勤勉に励んだ。


首都星ハイネセンを中心に生存領域を徐々に広げていた自由惑星同盟は、反対側より拡大を続けていた銀河帝国と接触することになった。100年以上前の脱走者が国家運営をしていたことに驚愕した帝国は直ちに「反乱軍」の武力討伐を決定し、宇宙暦640年にダゴン星域において自由惑星同盟軍と対決した。ところが帝国軍はこの日に備えていた自由惑星同盟軍に完膚なきまでに敗れたのである。このダゴン星域会戦の勝利によって、帝国で弾圧されていた共和主義者や不平分子がこぞって自由惑星同盟に亡命し、同盟は量的な成長を遂げることとなった。


・・・しかし、これは同時に国家の変質を促すことにもなったのである。相次ぎやってくる亡命者の中には、帝国で罪を犯した刑事犯や宮廷内の権力争いに敗れた貴族まで含まれていたのだ。


衰退と滅亡

ダゴン星域会戦以降、帝国は幾度となく自由惑星同盟領へ侵攻したが、後が無い自由惑星同盟軍の必死の善戦もありその成果は思わしくなく、宇宙暦745年の第2次ティアマト会戦では惨敗を喫し、宇宙暦767年に「反乱軍」の侵入対策とその領域への橋頭保としてイゼルローン回廊にイゼルローン要塞を建設。150年以上にわたる慢性的な戦争状態へと突入した同盟は建国当初の理念を失い、経済面・軍事面・政治面において修復不可能なほど腐敗してしまったうえ、軍事的にも硬直したものとなり、帝国軍の侵攻拠点イゼルローン要塞の攻略に固執していく。

一方で帝国も長い退廃の世にあったため、これまでのように同盟軍に後れを取る事もあったが、戦争のイニシアティブを握らせたイゼルローン要塞のお陰でイゼルローン回廊からの同盟軍の帝国領侵攻は防げ、為に戦線は停滞することとなり、双方致命的な傷を負うこともなく滅亡に至ることはなかった。


この慢性的な戦争状態のせいで、銀河全体の人口は最盛期の3000億人から380億人にまで激減することとなった。長く膠着した時代は、しかし、戦争の天才と言われる帝国軍ラインハルト・フォン・ローエングラムと不敗の魔術師といわれる同盟軍ヤン・ウェンリーの登場によって動きはじめた。


宇宙暦796年、イゼルローン要塞の無血陥落によって勢いづいた同盟軍は9個艦隊3000万人の将兵を動員して帝国領へ侵攻、これに対し帝国軍宇宙艦隊司令長官ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥は焦土作戦を敢行、補給線が伸びきった同盟軍を襲って勝利をおさめ、敗走へと追い込む。同盟軍は残存艦隊をアムリッツァに集結させ、最後の反攻をこころみるが士気の落ちた艦隊はもはや帝国軍の敵ではなかった。この一連の「アムリッツァ星域会戦」において同盟軍は大敗北を喫し、第10艦隊司令官ウランフ中将や第12艦隊司令官ボロディン中将をはじめとして2000万人もの戦死・行方不明者を出し、参加艦隊は壊滅状態となりそれぞれが廃止され、その残存戦力はイゼルローン駐留艦隊か小規模な警備艦隊として再編成された。

戦力を損耗した艦隊に新たな新造艦艇を補充するという従来のやり方から、壊滅状態となった正規艦隊を廃止し、それらを合わせてまとめる形で新艦隊を編成する艦隊補充の傾向はアスターテ会戦から始まっていたが、この敗戦は遂にそれでも補充が追いつけない状態となった事を意味し、国家の弱体化に歯止めが掛からない致命傷となった。

生き残った軍部の一部は(ラインハルトの使嗾も知らずに)腐敗した政権に対しクーデターを起こすも失敗。この内戦で第11艦隊が壊滅し同盟軍にとって更なる痛手となってしまう。


更には、これらを言い訳に腐敗した政治家たちが軍部を手下で固めてほぼ私物化。憂国騎士団に加えて、警察とジャーナリズムまでも自分たちの手下で固めて自分たちにだけ都合のいい、民主主義とは名ばかりの腐敗した独裁国家に成り下がっていた。


宇宙暦798年、同盟最高評議会議長ヨブ・トリューニヒトは銀河帝国皇帝エルヴィン・ヨーゼフ2世の亡命を受け入れ、惑星ハイネセンにおいて「銀河帝国正統政府」の樹立を宣言。しかし、これは帝国の実権を握るローエングラム公に同盟侵攻の口実を与え、帝国軍による大遠征「ラグナロック作戦」の発動によって窮地へと追いやられてしまう。名将ヤン・ウェンリー元帥の活躍によって戦術的な勝利は獲得していったものの、戦略レベルでの実力差を覆すことは出来ず、「バーラトの和約」によって帝国に膝を屈することとなった。


その後も政局の迷走は続き、高等弁務官ヘルムート・レンネンカンプ上級大将がヤン・ウェンリーの一党に拉致されたことにしびれを切らせた皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムによる再討伐「第二次ラグナロック作戦」が発動されるともはや同盟に為す術はなく、政府・議会・軍部はほぼ機能不全に陥った。

同盟軍最後の抵抗である「マル・アデッタ星域会戦」において、同盟軍最後の宇宙艦隊司令長官アレクサンドル・ビュコック元帥が敗死したのち、宇宙暦799年、首都星ハイネセンは制圧され、皇帝・ラインハルトによって発せられた「冬バラ園の勅令」を持って歴史上に存在したことを許された自由惑星同盟は滅亡することとなった。

しかし、民主主義の存続を願う者達はヤン・ウェンリー一党が身を寄せるエル・ファシル自治政府へ集結し、戦乱は『銀河帝国 対 自由惑星同盟』の対立図から『民主主義の存続』を賭けた戦いへシフトしていく事になる。


政治体制

最高法規として同盟憲章(憲法でない理由は謎)が存在することから立憲主義国家であると思われる。


民主共和政を敷いており、行政府の長である最高評議会議長を国家元首としている。

議長職は選挙によって選出されているようだが、評議員は議長が指名する形式をとっている模様。

評議員はそれぞれ担当分野の委員会(省)の委員長(大臣)である。

行政政策方針の決定に際しては多数決原理を採用しており、評議員たちの公開投票によって政策方針が決定される。逆にいえば評議会が一致した見解を持てなくても多数派になれば政策を通せる。


また立法府として選挙で選出された代議員たちによる国会に相当する機関があるようだが、描写が乏しいために実態が不明慮である。

地方行政においても同様であるが、各星系政府のトップの地位が首相であることを考慮するとそれぞれの政府を共和国ないしは州と見做し、それが自由惑星同盟に加盟しているといった形式をとっている模様。


銀河帝国との関係

当然の如く共和制の同盟と専制政治の帝国の関係は険悪であり、銀河連邦から直接派生した帝国は「全人類を支配し、全宇宙を統治する人類社会唯一の正統政権」という国家理念上『外敵』と認めること自体が帝国そのものの国家的正統性を毀損する為、同盟を国家とは認めず『辺境の反乱勢力』として扱い、基本は『反乱軍』や『反徒』と呼び、あくまで国内の問題であるとして処理している。そのため、捕虜にした同盟軍人や民間人は、思想犯罪を犯した帝国臣民という形式で扱われ、国内の強制収容施設で矯正教育という名の過酷な強制労働を強いる方針をとっている。


対する同盟も自らが正統な銀河連邦の後継国家を名乗っているために帝国を敵視し、また同盟の掲げる全市民を主権者と考える民主主義の理念から言って皇帝ただ一人を全人類社会唯一の主権者であると位置付ける帝国と交渉できる余地が存在しない為、上記通り帝国を打倒して全宇宙に民主主義を回復するという名目の下、徹底抗戦の構えを取っている。


基本的に敵対の姿勢を崩していない両者だが、実質的な中立自治体であるフェザーンで武力抗争は行っておらず、またサイオキシン麻薬の摘発については秘密裏に帝国と同盟の警察組織が協力するなど極めて水面下ではあるが一定の交易があった。またあくまで軍同士という建前ではあるが、捕虜交換も頻繁に行われていた。


こうした現象は戦争が一世紀以上続いていることもあり、本来の戦争目的が帝国・同盟問わずに軽んじられており、国家的正統性の関係から落とし所も見つけることができず、半ば惰性で戦争を継続していることに由来してものである。


石黒版ではラインハルト自身も自分に力があれば姉と共に同盟に亡命していたと公言もしている。

関連タグ

銀河英雄伝説 銀英伝 自由惑星同盟軍艦艇 自由惑星同盟の登場人物(銀河英雄伝説)

ヤン・ウェンリー


パラグアイ・・・国旗がよく似ている。


STARWARS・・・銀河内戦最後の戦いである「エンドアの戦い」直後に短期間だけ【自由惑星同盟】という国家が建国されていた。

概要

首都はバーラト星系第四惑星ハイネセン。

宇宙暦527年(帝国暦218年)帝国からの逃亡(長征一万光年)した奴隷たちによって建国。

首都惑星名は長征一万光年の途上で事故死した指導者アーレ・ハイネセンの名前に由来する。


兵器の名称…オリエント・ラテンアメリカ・中国・中央アジアなど世界各地の神話からの引用が多い。

人名・都市名…多民族国家のアメリカのような人種形態。

(Wikipediaより一部抜粋)

誕生

かつて銀河系に人類の最盛期をもたらした銀河連邦は中世的停滞によって修復不可能なまでに腐敗しきっていた。政治・経済・治安・モラルといったあらゆる社会構成要素が退廃の波に呑まれ、民衆レベルに至るまで精神的腐敗が蔓延、民主主義では社会問題の解決が出来なくなってしまうほど人間のレベルが堕ちていたのだ。

そして退廃の末にルドルフ・フォン・ゴールデンバウムによって政権は簒奪され、ゴールデンバウム朝銀河帝国に生まれ変わったことを契機に共和主義者達は思想犯として弾圧・人権剥奪の上奴隷階級に落とされるようになった。


帝国歴164年、辺境の流刑惑星の一つであるアルタイル第七惑星の奴隷労働者の一人であったアーレ・ハイネセンは、類い希なるリーダーシップと斬新な発想を駆使して流刑惑星より40万人の仲間を連れて脱走。帝国の支配の及ばぬ可住惑星を求めて、後に「長征一万光年」と呼ばれる苦難の旅へと出発した。


想像を絶する苦難の旅路を経て指導者・ハイネセンを事故で失うも、その親友グエン・キム・ホアによって旅は続けられ50年後に地球型の惑星を発見。「ハイネセン」と名付けられたその惑星において民主主義国家「自由惑星同盟」が建国されたのである。


勝利と変遷

多大な犠牲を払ったものの、兎にも角にも国家としてスタートした自由惑星同盟は善政を敷き、銀河連邦の黄金時代を再来させるべく勤勉に励んだ。


首都星ハイネセンを中心に生存領域を徐々に広げていた自由惑星同盟は、反対側より拡大を続けていた銀河帝国と接触することになった。100年以上前の脱走者が国家運営をしていたことに驚愕した帝国は直ちに「反乱軍」の武力討伐を決定し、宇宙暦640年にダゴン星域において自由惑星同盟軍と対決した。ところが帝国軍はこの日に備えていた自由惑星同盟軍に完膚なきまでに敗れたのである。このダゴン星域会戦の勝利によって、帝国で弾圧されていた共和主義者や不平分子がこぞって自由惑星同盟に亡命し、同盟は量的な成長を遂げることとなった。


・・・しかし、これは同時に国家の変質を促すことにもなったのである。相次ぎやってくる亡命者の中には、帝国で罪を犯した刑事犯や宮廷内の権力争いに敗れた貴族まで含まれていたのだ。


衰退と滅亡

ダゴン星域会戦以降、帝国は幾度となく自由惑星同盟領へ侵攻したが、後が無い自由惑星同盟軍の必死の善戦もありその成果は思わしくなく、宇宙暦745年の第2次ティアマト会戦では惨敗を喫し、宇宙暦767年に「反乱軍」の侵入対策とその領域への橋頭保としてイゼルローン回廊にイゼルローン要塞を建設。150年以上にわたる慢性的な戦争状態へと突入した同盟は建国当初の理念を失い、経済面・軍事面・政治面において修復不可能なほど腐敗してしまったうえ、軍事的にも硬直したものとなり、帝国軍の侵攻拠点イゼルローン要塞の攻略に固執していく。

一方で帝国も長い退廃の世にあったため、これまでのように同盟軍に後れを取る事もあったが、戦争のイニシアティブを握らせたイゼルローン要塞のお陰でイゼルローン回廊からの同盟軍の帝国領侵攻は防げ、為に戦線は停滞することとなり、双方致命的な傷を負うこともなく滅亡に至ることはなかった。


この慢性的な戦争状態のせいで、銀河全体の人口は最盛期の3000億人から380億人にまで激減することとなった。長く膠着した時代は、しかし、戦争の天才と言われる帝国軍ラインハルト・フォン・ローエングラムと不敗の魔術師といわれる同盟軍ヤン・ウェンリーの登場によって動きはじめた。


宇宙暦796年、イゼルローン要塞の無血陥落によって勢いづいた同盟軍は9個艦隊3000万人の将兵を動員して帝国領へ侵攻、これに対し帝国軍宇宙艦隊司令長官ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥は焦土作戦を敢行、補給線が伸びきった同盟軍を襲って勝利をおさめ、敗走へと追い込む。同盟軍は残存艦隊をアムリッツァに集結させ、最後の反攻をこころみるが士気の落ちた艦隊はもはや帝国軍の敵ではなかった。この一連の「アムリッツァ星域会戦」において同盟軍は大敗北を喫し、第10艦隊司令官ウランフ中将や第12艦隊司令官ボロディン中将をはじめとして2000万人もの戦死・行方不明者を出し、参加艦隊は壊滅状態となりそれぞれが廃止され、その残存戦力はイゼルローン駐留艦隊か小規模な警備艦隊として再編成された。

戦力を損耗した艦隊に新たな新造艦艇を補充するという従来のやり方から、壊滅状態となった正規艦隊を廃止し、それらを合わせてまとめる形で新艦隊を編成する艦隊補充の傾向はアスターテ会戦から始まっていたが、この敗戦は遂にそれでも補充が追いつけない状態となった事を意味し、国家の弱体化に歯止めが掛からない致命傷となった。

生き残った軍部の一部は(ラインハルトの使嗾も知らずに)腐敗した政権に対しクーデターを起こすも失敗。この内戦で第11艦隊が壊滅し同盟軍にとって更なる痛手となってしまう。


更には、これらを言い訳に腐敗した政治家たちが軍部を手下で固めてほぼ私物化。憂国騎士団に加えて、警察とジャーナリズムまでも自分たちの手下で固めて自分たちにだけ都合のいい、民主主義とは名ばかりの腐敗した独裁国家に成り下がっていた。


宇宙暦798年、同盟最高評議会議長ヨブ・トリューニヒトは銀河帝国皇帝エルヴィン・ヨーゼフ2世の亡命を受け入れ、惑星ハイネセンにおいて「銀河帝国正統政府」の樹立を宣言。しかし、これは帝国の実権を握るローエングラム公に同盟侵攻の口実を与え、帝国軍による大遠征「ラグナロック作戦」の発動によって窮地へと追いやられてしまう。名将ヤン・ウェンリー元帥の活躍によって戦術的な勝利は獲得していったものの、戦略レベルでの実力差を覆すことは出来ず、「バーラトの和約」によって帝国に膝を屈することとなった。


その後も政局の迷走は続き、高等弁務官ヘルムート・レンネンカンプ上級大将がヤン・ウェンリーの一党に拉致されたことにしびれを切らせた皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムによる再討伐「第二次ラグナロック作戦」が発動されるともはや同盟に為す術はなく、政府・議会・軍部はほぼ機能不全に陥った。

同盟軍最後の抵抗である「マル・アデッタ星域会戦」において、同盟軍最後の宇宙艦隊司令長官アレクサンドル・ビュコック元帥が敗死したのち、宇宙暦799年、首都星ハイネセンは制圧され、皇帝・ラインハルトによって発せられた「冬バラ園の勅令」を持って歴史上に存在したことを許された自由惑星同盟は滅亡することとなった。

しかし、民主主義の存続を願う者達はヤン・ウェンリー一党が身を寄せるエル・ファシル自治政府へ集結し、戦乱は『銀河帝国 対 自由惑星同盟』の対立図から『民主主義の存続』を賭けた戦いへシフトしていく事になる。


政治体制

最高法規として同盟憲章(憲法でない理由は謎)が存在することから立憲主義国家であると思われる。


民主共和政を敷いており、行政府の長である最高評議会議長を国家元首としている。

議長職は選挙によって選出されているようだが、評議員は議長が指名する形式をとっている模様。

評議員はそれぞれ担当分野の委員会(省)の委員長(大臣)である。

行政政策方針の決定に際しては多数決原理を採用しており、評議員たちの公開投票によって政策方針が決定される。逆にいえば評議会が一致した見解を持てなくても多数派になれば政策を通せる。


また立法府として選挙で選出された代議員たちによる国会に相当する機関があるようだが、描写が乏しいために実態が不明慮である。

地方行政においても同様であるが、各星系政府のトップの地位が首相であることを考慮するとそれぞれの政府を共和国ないしは州と見做し、それが自由惑星同盟に加盟しているといった形式をとっている模様。


銀河帝国との関係

当然の如く共和制の同盟と専制政治の帝国の関係は険悪であり、銀河連邦から直接派生した帝国は「全人類を支配し、全宇宙を統治する人類社会唯一の正統政権」という国家理念上『外敵』と認めること自体が帝国そのものの国家的正統性を毀損する為、同盟を国家とは認めず『辺境の反乱勢力』として扱い、基本は『反乱軍』や『反徒』と呼び、あくまで国内の問題であるとして処理している。そのため、捕虜にした同盟軍人や民間人は、思想犯罪を犯した帝国臣民という形式で扱われ、国内の強制収容施設で矯正教育という名の過酷な強制労働を強いる方針をとっている。


対する同盟も自らが正統な銀河連邦の後継国家を名乗っているために帝国を敵視し、また同盟の掲げる全市民を主権者と考える民主主義の理念から言って皇帝ただ一人を全人類社会唯一の主権者であると位置付ける帝国と交渉できる余地が存在しない為、上記通り帝国を打倒して全宇宙に民主主義を回復するという名目の下、徹底抗戦の構えを取っている。


基本的に敵対の姿勢を崩していない両者だが、実質的な中立自治体であるフェザーンで武力抗争は行っておらず、またサイオキシン麻薬の摘発については秘密裏に帝国と同盟の警察組織が協力するなど極めて水面下ではあるが一定の交易があった。またあくまで軍同士という建前ではあるが、捕虜交換も頻繁に行われていた。


こうした現象は戦争が一世紀以上続いていることもあり、本来の戦争目的が帝国・同盟問わずに軽んじられており、国家的正統性の関係から落とし所も見つけることができず、半ば惰性で戦争を継続していることに由来してものである。


石黒版ではラインハルト自身も自分に力があれば姉と共に同盟に亡命していたと公言もしている。

関連タグ

銀河英雄伝説 銀英伝 自由惑星同盟軍艦艇 自由惑星同盟の登場人物(銀河英雄伝説)

ヤン・ウェンリー


パラグアイ・・・国旗がよく似ている。


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    同盟上院三次創作と言いつつ、同盟上院そのものが微塵も出てこない話です。 交戦星域における反戦市民連合の勢力と(一応少数派としてはあるが、帝国の侵略に晒される側としての立ち位置があるので、距離の防壁論には与しない)、ロストコロニー流の異端反戦主義者が亡命者たちからどんな目で見られるかについて、Discordでアドバイスをいただきました。 これで原作とゲームに出てくるイゼルローン界隈の星系は使い尽くしたと思いますが、まだまだオリジナル星系の余地はあるでしょう。 さあおいでー。 (辰年!) アスターテの戦いやイゼルローン奪取があった西暦3596年・宇宙暦796年(今年から1572年後)は辰年にあたるので、ヤンイヤーとして宣伝することにより、新たな「ヤン提督を虐める方法」を……。 ハーツオブアイアン4のカイザーライヒ。実は大夏天民国の前提条件だということで。 うちの数百年後の設定(こことは繋がらないはず)だと、ハーツオブアイアン2の「世論型AAR」が北方連合国家と三大陸合州国を生み出したことにしているので、こちらも世論型スウェーデン経由でカイザーライヒ世界からの導線が引かれています。 実在するチャンピオン/シャンピオン姓。 https://en.m.wikipedia.org/wiki/Champion_(surname) 職業姓の「代理闘士」さんなのかなあ。
  • 同盟に寧日あり(ハイネセンポリス、フレモント街)

    本編を都合よく死者少なめにスライドする、二次創作の習性です。 よそならいざ知らず、銀英伝の限界集落宇宙(把握人口がスター・ウォーズの惑星コルサントの25分の1)で死者増やしたら、容易に星間文明喪失ルートに行っちゃいますよね。 解像度を下げて「うわーだめだー」で死なせるのも好きですが、ハリポタとファンタビの温度差みたくなる恐れも。 「帝国に寧日なし」の逆で、同盟の家族の話。 貴族の感覚、ましてやゲルマンしぐさのは分かるわけもなく、みんなのヤン一家。 ヤンデレだらけなのに、ウェンリスモは燃え上がる気配すらない……よ……? タイロンが超光速絶縁ぶちかましたヤンの親戚はさておき(ルクレール家はともかく、なぜヤン家まで敵に回す!?)、ラインハルトの親戚はセバスティアンが絶縁されてたのか(クラリベル落胤説はさておき)。 帝国なら商売に失敗した時点で絶縁されてそうだし、その後恒例の貴族叛乱で族誅されてる(絶縁されたセバスティアンは無罪)というのも……。 ……穏便に行くなら「叛徒との戦いで男は全員宇宙に散った」というビュコック家ルートも。「ここは穏便に暴力で」レベルの穏便やめなさい。 大叔父あたりが亡命していて、再従弟が反帝国活動をして、「ミューゼルだと!?」とヤン提督への執着を一瞬忘れてもいい。 ヤンの両親は再婚同士なので、同父姉のヤン・[任意]と同母姉の[任意]・ルクレールのいる宇宙。日常生活は頼もしいのに金の誘惑に弱いヤン姉さんと、儚げに見えて芯の強い軍国主義系ルクレール姉さん。 「弟にたかるのは姉としての義務よねー」 「帝国根絶のために、今日も一日!」 「ユリアン……ユリアン……(泣)」 帝国と同盟のどちらが勝っても「強者が勝者になるのは正しいことである」と開き直る原理主義クローンルドルフ。「余に勝てぬなら存在意義はない」と立ちふさがる、地球教団の黒幕。 これならラインハルトとヤンが共闘して、超戦艦「カイザー・ルドルフ」にユリアンが突入するのもアリだと思うの。 二次創作の子たちは、親戚たちの名前の別バージョンから。 (英、独、捷) フランシス、フランツ、フランティシェク。 フレデリック、フリードリヒ、ベドジハ(Bedřich)……。 フレデリカ、フリーデリーケ、ベドジシュカ(Bedřiška)……? (天の核融合の星々と、地上の人の営みの星々よ) 前回、星マークに少し触れましたが、 ☆ この星ですね、線のつながった五芒星(ペンタグラム)や同盟五稜星と区別したいので、five point starの直訳で「五点星」と造語表現しています。六点星はドイツ伝統の星で、テューリンゲン州の紋章にも旧領邦の数だけ(プロイセンのザクセン県併合後に+1)あるのですが、NSDAPは「六芒星に似ている」と嫌がって旧領邦ごちゃ混ぜの「テューリンゲン動物園」に変えさせていたとのこと。やはりルドルフよりひどい似非ゲルマンだ。 * 棒でこれを表現した救急マークは、八端十字架に倣い、「六端星」と造語。 たぶん出てこない、バーラトの周囲の星系の旗。 リオヴェルデ人民国:青緑地に金の天球儀、中心に白盾、中に青盾五枚に銀貨五枚ずつ。 ロフォーテン・コモンウェルス:赤地に白の神聖ローマ十字、交点に金の六点星。 ケリム・ウルス:水色地に金の弓と銀の矢。 コルマール自由州:青赤地に金のロレーヌ十字。 ホシガオカ連盟:赤地に金の九曜。 持ち物が金で統一の豪華感。また、同盟時代の政府旗は左上に同盟の星が入ります。 同盟旗ではない独自のバーラト旗は、ソ連構成国みたいなダサ[粛清]独特なデザインがいい。どこぞの軍旗の八一みたいに「バー」と入れ……。 惑星ハイネセン旗は青に斜めの金帯にかっこいいハイネセン生物(ハイネセンコブラオオヤケイとか)、テルヌーゼン旗は青橙地に十七の星。 ウスター、グロスター、ロチェスター、マンチェスター、サイレンセスターなどなどの“-(ce/che)ster”。starではないので宇宙爵位と言い張れないのが惜しい。 Wikipedia英語版「チェスター(地名要素)」を見ながら、ラテン語のcastrum(城)、castellum(要塞)から長い旅を経て、ロシア語のКостёл(カシュチョル。ポーランド・バルト系カトリック教会)へ。普通の正教の教会はЦерковь(ツェルカフィ)、ドイツ系ルーテル派教会はКи́рха(キルハ)。 検索の遠い旅路から戻ろう。 なお、レンスター、マンスター、アルスターはstaðr(土地)、ウェストミンスターはmonastery(修道院)由来なので別。 ソネット、バシネット、ボンネット、マグネット、ドラグネット(底引き網)、キャビネット、スピネット、クラリネット、ガネット(カツオドリ)、ファルコネット、ライオネット、バヨネット、ガーネット、コルネット、ホーネット、ブルネットとプラネットの関係は。ないです。 逆引き検索楽しいよ。 宇宙開拓時代のテラフォーミング技術はどこへ。 帝国「惑星は余ってます」 帝国貴族「隠し惑星を作ってます」 同盟「余力がなくてエコニアとウルヴァシーが止まってるんですが」 地球教団「フェザーンに使いましたが、帝国内では、作ってもどうせ略奪されますのでやってません」 武蔵野文化事業団みたいなのを、ハイネセンのどこかにもほしい。 メープルヒル文化事業団で圧の強いチラシを作るミリアム・ローザスの姿が! ただしメープルヒルは「中緯度地帯」であって、ハイネセンポリスどころか北半球である確証もなく……? そしてメープルあるの? 青い樹液のハイネセンメープルとかではなく? ツイッターラント、フェイスブルク、インスタグラミエン。(※銀英伝原作世界に存在しない) ツイッターラント民から煽られて憤死するシャイド男爵に笑いしかない。 ピクシフィエン、カクヨモウ、アルフポリスあたりも同様だけど、ハーメルンはドイツにあるから原作にない可能性が保証できない。 神聖ローマ帝国オランダ奉行オラニエ家家中の山オランダ人。ヨシ! みたいに、回廊の向こうで研究したくて「フェザーン商科大学です(帝国人や同盟人)」「ヨシ!」もあったのかなあ。 Gefrorener(ゲフローレナー、凍人)。神聖ローマ帝国の三十年戦争当時の、「なんかあいつ死なないんですが」という指揮官に流れた逸話。 ああ、“凍狼”さんに、チェコ語の早口言葉ではない由来が後付けされる。……というか、チェコ語の早口言葉自体、そこに由来するのではないかと思ったり。チェコ王、HRE諸侯で最高位の王だもの。 ビブリオバーン。アッペンツェルで、専用の図書館鉄道ではなく、メーターゲージの電車を図書館車に改造したもの。 図書館船はもっとありふれているので、図書館宇宙船ならあるかもしれない。 ヴァルハラ星系の黄金の小惑星ゴールデンバウム。比重が大きいため、小さくても重い。 有害な化合物になっているため精錬すると割に合わないとかいうオチありで。 ……ゴルトシュレーガー(シナモンシュナップス“金箔職人”)やダンツィヒのゴルトヴァッサー(リキュール“金水”、ズウォタウォダ)の復刻版はゲルマンなので、アリですか大帝(桜肉スシを出しながら)。
    21,738文字pixiv小説作品
  • えいゆうたちのいるところ(ギャグもの)

    螺旋迷宮と外伝ネタで小話三つ。珍しくパロってません。
  • からくり仕掛けの宇宙で、

    この素晴らしき世界で、

     以前書いてみたシェーンコップさんとアッテンさんの腐話、どうにも自分の中でしっくりこない部分がありまして…(そんな中途半端なものをアップしておくのは失礼だと思いまして、削除済みです)。 それで足りない妄想力を全開して錯誤して、ウチのシェーンコップさんとアッテンさんはこんな関係なのかなぁ~という感じと相成りました。仲間以上友達未満。  シェーンコップさんが楽しそうで何よりです。  ラオさん、意外と好きかもしれない柴コ(柴犬好きだから)です。  アッテンさん、ガンバレ。  ご一読いただき、有り難うございました♪
  • Four Cards (四大撃墜王)   - KALEVALA -

    KALEVALA_03

    飛行学校卒業から数年後、ポプランとコーネフが再会して、第88独立空戦隊の四大撃墜王になるまで。死神憑き――ポプランの背中のそれをコーネフは墜とせるか。
    14,597文字pixiv小説作品
  • 銀河英雄伝説 短編集

    銀河英雄伝説 第4次イゼルローン要塞攻防戦(後編)

    宙歴787年。後に「魔術師ヤン」と呼ばれる青年が軍歴をスタートさせたこの年、イゼルローン要塞の周辺宙域では自由惑星同盟軍と銀河帝国軍による4度目の要塞攻防戦が繰り広げられていた。 自由惑星同盟軍は過去3回の攻勢で大敗しており、宇宙艦隊司令長官アドルフ・プレーゼル元帥の指揮のもと、4度目の正直に打って出る。 駐留艦隊をひきつけ、要塞への直接攻撃をしかける同盟軍であったが……。 前編:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8395668
  • お父さんはつらいよ

    うさけさんに触発されて、『銀英伝』に挑戦してみました! 本編ではあまり活躍の機会が少なかったキャゼルヌ氏の日常を書いてみたくなりました。 まだまだ文章修業中の身ですが、感想、アドバイス等頂けたらとっても嬉しいです。
  • Dearest

    ヤンに随伴してハイネセンへ行った帰りの艦上。ポプランとコーネフが飛行学校時代を思い出す一幕。 リンツがちょこっと顔出し。空戦隊がヒューズ、シェイクリ、ポプラン、コーネフの4人組なら、RRはシェーンコップ、リンツ、ブルームハルト、デア・デッケンだと思っているので、連中が絡んでくるのは愉しいです。(単にリンツ書きたかっただけ) リンツは「画家志望」「RR随一の朗々たる声の歌い手」という原作設定なので、コーネフとの「文化的趣味つながり」では、年齢・階級差ふくめてスマートな兄貴分的ポジションにいてもらっている。シェーンコップには一歩譲るけど、芸術家肌のすっきりした容姿の紳士だと思う。じゃないと戦闘時と平時との落差がおもしろくない。 ※DNT版のあれはないな。ブルームハルトは大却下。あれで「紙コップを咥えたままダストボックス・シュート(外伝3巻)」してもらっても絵にならない、と思うから。 縦書き表示推奨。
  • イゼルローン分艦隊日誌

    三連星 - Tristar -

    イゼルローンの三連星(トライスター)はアッテンボロー、シェーンコップ、キャゼルヌだと思っているので。 要塞vs要塞で、禿鷲の城(ガイエスブルグ)要塞が鼻先60万キロ先に出現したとき、ヤン不在のイゼルローン要塞で、前線指揮に不慣れな司令官代理キャゼルヌとそれを陰日向で支えようとするアッテンボロー、シェーンコップの秘密協定みたいなのが書きたかった。 シェーンコップが言っているまじないはまじないでもなんでもなくて、ただのラテン語です。アッテンボローに対する間接的な返答なんですけれど、はっきり言わないのがこの男。日本語で言うところの「信じよ、されば救われん」とでも言う意味になります。 あとシガー・キスを文章で書けるかという無謀の試み。絵で描くとカッコいいんですけどねぇ。← 結果は惨憺たるものでしたが、いつかカッコよく書けるようになりたい……。 最近すっかりキャゼルヌがDNT化してきてる。戦う後方参謀……カッコよく書けなくてすまん。
  • 星の海に沈む

    星の海に沈む

    フジリュー版銀英伝。今週のヤングジャンプを受けて。 彼からみたワイドボーンの話。ネタバレと捏造を大いに含みます。
  • イゼルローン分艦隊日誌

    Good Luck

    SS。ポプランがフェザーンで退役したとき、彼はどんな去り方をしたんだろう、誰が見送ったんだろうと。 ブリュンヒルト突入戦ではアッテンボローは留守番組だったけれど、一段落したあとのフェザーンでユリアンを補佐しに来ることができたヤン・イレギュラーズはアッテンボローしかいなかったろうなと思いたい。(キャゼルヌはいろいろ動けないんじゃないかと思うので) 他人の目にどう映っているにせよ、アッテンボローとポプランは年が近いだけに、案外大人なつきあいかたをしていたんじゃないかと……希望します。

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