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地球教

ちきゅうきょう

田中芳樹原作の小説『銀河英雄伝説』に登場する宗教団体。

概要

田中芳樹原作の小説『銀河英雄伝説』に登場にする宗教団体。

「銀河系に勢力圏を広げた人類は生まれ故郷である地球を大事にし崇めるべきである」
このスローガンをもって地球教は、国境を越えて「銀河帝国」、「自由惑星同盟」、フェザーン自治領に支部を創設、信者は増え続けていた。
地球巡礼はフェザーンの武装商船が国境を越えて行われており、航行の自由は帝国・同盟・フェザーン自治領のいずれも黙認している模様である。

しかし、それは表向きにすぎず、資金を投じて同盟の政治家や軍人を買収、フェザーン自治領では裏から自治領主を操り(教団から自立しようとした人物は殺害)、政治的にも力をつけつつあった。
その一方で、ゴールデンバウム朝銀河帝国では皇帝や一部の門閥貴族に権力が集中していることで政治中枢に食い込むことがで難しかったようであり、とってかわったローエングラム朝銀河帝国では皇帝・ラインハルト・フォン・ローエングラムは腐敗にほど遠い人物であることから、政治中枢に食い込むことはなおさら絶望的であった。

帝国暦490年(宇宙暦799年)、帝国軍のフェザーン侵攻により、フェザーン政府は崩壊、自治領主・アドリアン・ルビンスキーは地球教からの自立をめざし逃亡、自由惑星同盟との講和後、ラインハルトは即位、同盟最高評議会議長・ヨブ・トリューニヒトは地球教とのつながりをもったまま、帝都・オーディンに居を移す。

新帝国暦1年(宇宙暦800年)、キュンメル男爵による「皇帝・ラインハルト弑逆未遂事件」が起き、背後に地球教が動いていたことがキュンメル邸に残された証拠とトリューニヒトの証言により発覚、これにより帝国は地球教を「反帝国・テロ組織」に認定、アウグスト・ザムエル・ワーレン上級大将率いる艦隊を地球教追討に派遣、その途上、ワーレンは地球教信者の帝国軍兵士に襲われ、左腕を失う重い傷を負ってしまう。

一方、地球教の動向を探っていたユリアン・ミンツオリビエ・ポプランは教団が信者に「合成麻薬・サイオキシン」を与えて操っていた事実を知り、地球教が穏健な宗教団体ではなく危険な犯罪集団であることを知る。
直後にワーレン率いる帝国軍が到着、ユリアン、ポプランらは地球教戦闘部隊の殲滅に協力するが、コアの部分は取り逃がしてしまう。

その結果、新帝国暦2年(宇宙暦801年)のイゼルローン駐留艦隊司令官・ヤン・ウェンリー元帥殺害事件には同盟軍・アンドリュー・フォーク元准将を利用して直接的に、新領土総督・オスカー・フォン・ロイエンタール元帥叛逆事件には間接的に関与、二人の抹殺が結果としてラインハルトに利益をもたらしていることに教団内部にも不満が残った。

新帝国暦3年(宇宙暦803年)、身重の皇妃・ヒルダ殺害を狙い柊館を襲うが失敗、憲兵総監・ウルリッヒ・ケスラー上級大将に殲滅される。
同年7月、軍務尚書・パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥が「病床にあった皇帝・ラインハルトが健康を回復、皇帝はみずから軍を率いて地球を破壊する」との偽情報(実際には危篤状態)を流し、地球教最後の実戦部隊をおびき寄せる。その数わずか30人、憲兵隊とユリアンらに殲滅され、犯罪集団としての地球教は滅亡する。

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銀河英雄伝説4

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