概要
アドリアン・ルビンスキーの補佐官を務めるフェザーン人。
表向き、独身で実子がいないとされるルビンスキーと彼の元恋人の息子で、母を捨てて裕福な女性を選んだルビンスキーに復讐するためルビンスキーの側近にまで上り詰めた。
ルビンスキーに息子と知られていることは本人に言われるまで気づいておらず、彼を憎悪しつつもまっとうな親子関係を望んでいた節がある。
若くしてルビンスキーの側近に抜擢されるなど政治力は高く謀略面でも優秀だが、取り込んだと思ったルビンスキーの愛人・ドミニク・サン・ピエールに裏切られ、若さゆえの詰めの甘さからか結局はルビンスキーの挑発に乗って返り討ちに遭い謀殺されてしまう。
陳腐な策だが、効果があるからこそ多用されるし、多用されるから陳腐にもなる
彼の発言の中で最も有名かもしれないセリフ。
地球教のデグスビイ主教を手駒にするために酒と麻薬と女に溺れさせ、その狂態を録画して脅迫するという自らの策略を陳腐と評しながら自己肯定するセリフである。
備考
演じた鈴置氏はヤン艦隊の戦闘機隊長のひとり・イワン・コーネフも演じており、多くの出演俳優の中で数少ない兼任声優となっている。他に兼任しているのは大林隆介氏(ウランフ中将とニルソン艦長を演じた)と、阪脩氏(フリードリヒ4世とロイヤル・サンフォードを演じた)くらいである。