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アンドリュー・フォーク

あんどりゅーふぉーく

小説並びにアニメ『銀河英雄伝説』に登場する、自由惑星同盟側のキャラクター。
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「なぜだぁーーーーーーーーーーッ!?」

概要

声優:古谷徹(石黒版)、神谷浩史(Die Neue These)

階級は准将で、自由惑星同盟の軍司令部において作戦参謀を務める。士官学校を首席で卒業したエリートだが、プライドが高く尊大で陰湿な人物であった。

第13艦隊司令官・ヤン・ウェンリー少将によってなされたイゼルローン要塞陥落を契機に、帝国領侵攻作戦を立案する。しかし、この作戦は第10艦隊司令官・ウランフ中将から指摘されたように作戦目的が曖昧で、作戦遂行も「高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処する」の一点張りで、中身の薄いものであったが為に第5艦隊司令官・アレクサンドル・ビュコック中将からは「要するに、行き当たりばったりじゃな」と酷評されたほどのレベルだった。案の定、補給面で無理が祟り、ウランフ提督、第12艦隊司令官・ボロディン中将(アニメではさらに第8艦隊司令官・アップルトン中将)ら多くの有能な人材を失い、2000万人もの戦死、行方不明者を出す同盟軍の大惨敗となった。

しかも、この帝国領侵攻作戦は、個人的な出世願望とヤン・ウェンリーへの対抗心から個人的ルートによって首脳部に持ち込まれ、採用されたと言う経緯がある。フォーク自身は、作戦途中における撤退の是非を巡って最前線に立つビュコックと意見を対立させる。この時、空虚な弁舌に呆れたビュコックから「他人に言うことが出来るかどうか、やってみたらどうだ!」と激しく叱責されたため、ヒステリー(一時的に視力を失うもの)を起こして倒れ、そのまま病院送りとなってしまったが、撤退を開始した同盟軍艦隊は帝国軍の執拗な追撃を受け壊滅的打撃を受けてしまう。

敗戦直後の救国軍事会議によるクーデターにも参加、クブルスリー本部長を暗殺しようとするが失敗している。もっとも本部長はこの傷が元で長期入院、そのまま退役となったのも事実で、そういう意味で質量ともに同盟軍に多大な損害を与え続けたと言っていい。

同盟はこのように戦力の大半を失ったことが大きく響き、滅亡してしまう。かろうじてヤン・ウェンリーが残存兵力をまとめて帝国に対し抵抗していたが、そんな中フォークが入院させられていた精神病院が火事で炎上、フォークが行方不明となる事件が発生する。
些細な出来事として片づけられたが、これは地球教による陰謀の一端であった。地球教大主教であるドヴィリエから「ヤンを抹殺すれば英雄になれる」と唆されてしまい、精神も真面ではなかったフォークはそれに乗ってしまう。彼には武装商船を与えられ、帝国との和平交渉の会談に赴くヤンを襲撃するよう仕向けられたが、実はそれさえも地球教の計画の一端であり、帝国軍に偽装した地球教の駆逐艦によって背後から攻撃を受け、フォークは武装商船もろとも爆散し死亡することとなった。

なお外伝では、その当時に宇宙艦隊指令長官であったロボス元帥から高く評価されるなど、お気に入りの幕僚であった。そのため、ヤン・ウェンリー大佐が参謀長・ドワイト・グリーンヒル大将を通して提出した作戦案やウィレム・ホーランド少将の提示した作戦内容と似た作戦を、フォークが提示した為に採用するに至ったという。
そのことから、ダスティ・アッテンボローには「作戦の内容じゃなくて、作戦案を作った人で決まるんですか!?」と嘆かれていた。実質、フォークは能力以上にコネと派閥で出世していると言う所が見受けられる。

人気

ゼロ、もしくはマイナス以下と言っていい。作中登場人物のほとんどから嫌われていたと言っても過言ではなく、まともに擁護しようとする人間も皆無だと言って良い。実際のファン人気もまともにあるかどうか疑わしいが、極めつけは演じた古谷徹にも笑っていいとも出演の際「思い入れの無い一番嫌いなキャラ」として挙げられるほどである。

作中には同様に「嫌われキャラ」としてパウル・フォン・オーベルシュタインヨブ・トリューニヒトハイドリッヒ・ラングなどがいるが、オーベルシュタインのように怜悧で卓越した知性を備えていたわけでも、トリューニヒトのように優れた人心掌握術と異様な生命力を持っていたわけでも、ラングのように私人としては善良だったわけでもない。こんな無能&傲慢キャラなのに、なぜロボスに気に入られて26歳で准将(主人公ヤン・ウェンリーが准将になったのは28歳なので、それより出世速度が速い)になれたのかというのは作中における謎のひとつである。
要は人格も才能もあまりに最低すぎるため、銀英伝でも数少ない「ファンが皆無」なキャラの一人と言われる。

マイナス方面にネタ要素が極めて強い人物ではあるので、そういった面ではネタ要員として使われがちではある。

擁護(無理矢理)

  • ロボスの心情を察した上で、その意に沿ったその時点では有望な作戦を立案する能力に恵まれていた為にロボスの信任を得て異例の出世を遂げるなど重用されたのかも知れない。


  • 帝国領侵攻作戦も当初は、何れ帝国領に侵攻するにしてもその前段階としてイゼルローン回廊の帝国側の入り口付近の帝国軍基地を掃射して万全の防禦態勢を整える程度の作戦だった筈が、国民の支持を得る為に成果が必要な政治家、帝国領の資源や作業人員などが欲しい財界人がイゼルローン要塞陥落に自信過剰となり、際限ない要求を求めた為にその要求を満たして彼等の受けを良くしたいロボスの意を察したフォークの作戦修正も次第に進出限界点まで定かでない際限ないものと変化したのかも知れない。

  • その時点で無謀な計画であるが、それでもフォークがその作戦を遂行しようとしたのは、帝国領に侵攻すれば当然ながら民衆の動揺を防ぐ為に進出幾ばくもなく帝国軍の激しい抵抗に遭い、自ずと作戦限界点も決まり、補給も負担は少なく、それで帝国領に侵攻して華々しい戦果を挙げたとお茶を濁し作戦を終了させ、政治家・財界人の要求もある程度満足させ、ロボスの顔も立てれるつもりであり、それ故に作戦立案者ながら会議で彼の説明が曖昧であり、問題の「高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処する」もそういう意味で空気を読んでくれと言う彼の艦隊司令官達への無茶振り(いい迷惑だが)だったのかも知れない。

  • しかし、彼の願望に反して帝国軍は自由惑星同盟と違い民衆の不満などは考慮せず、またラインハルトは徹底的な焦土戦術で自由惑星同盟軍をあわよくば完膚なきまでに叩き潰すつもりであり、自身の予想に反して際限なく広がり、帝国から解放した地区への食料供給や艦隊への補給で補給線が破綻し戦う前に敗北している戦況だが、言い出した自分がその案を破棄出来ないプライドの高さや体面、ロボスへの顔向けもあり、彼の精神状態は追い詰められ、ビュコック提督の詰問にヒステリーを起したのかも知れない。

……そんな訳無いでしょうが。

関連タグ

銀河英雄伝説 自由惑星同盟
ヤン・ウェンリー アレクサンドル・ビュコック マルコム・ワイドボーン

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