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カイロ・レン

かいろれん

カイロ・レンは、映画「スターウォーズ」シリーズのうちのエピソード7「フォースの覚醒」に登場するキャラクターである。
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演:アダム・ドライバー

日本語吹き替え:津田健次郎

概要編集

エピソード7「フォースの覚醒」にて登場。




ダーク・ジェダイにして銀河帝国の理念を受け継ぐ新勢力ファーストオーダーの指揮官の一人。十字型の赤いライトセーバー(設定的にはクロスガード・ライトセーバーまたはフォークド・ライトセーバーと呼ばれる)を武器とするほか、フォースグリップやマインドトリックによる読心術など暗黒面フォースの技に長けている。


レン騎士団なる組織に身を置き、姿を晦ましたルーク・スカイウォーカーの発見と抹殺という目的の為に暗躍している。


人物像編集

フリッツヘルメットに似た漆黒のマスクをかぶり、同系色のローブを着用。

マスクには声を電子的に加工する機能が備わっており、かのダース・ベイダーを彷彿とさせる出で立ちとなっている。

エピソード6で燃やされたダース・ベイダーのヘルメットの残骸を所有しておりその後継者を自認するなど、カイロ自身もダースベイダーに対して崇拝に近い並々ならぬ思い入れがあるようだが…?



捕虜とした罪のない村人を殺戮するなど冷酷な性格で、日頃は冷徹に振舞っているが、その本性は激情家であり、怒りに身を任せてヒステリックに暴れる場面がある。


スターキラー基地で陣頭指揮を執るハックス将軍とは険悪な関係にある。


関連タグ編集

STARWARS フォースの覚醒 最後のジェダイ

ファーストオーダー ダーク・ジェダイ

ダース・ベイダー







これより下は深刻なネタバレを含んでいるため閲覧注意
















ネタバレ編集

その正体は、かつて、ルークと共に帝国と戦った盟友ハン・ソロと、ルークの双子の妹レイア・オーガナの間に生まれた、実の息子である。本名ベン・ソロ。

そのため、ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーと、その妻パドメ・アミダラであり、アナキンの母シミ・スカイウォーカーのひ孫にあたる。


経歴編集

幼少期編集

ベンは何の訓練も受けずともフォースを使う事が出来ていたのだが、しばしば家のものを壊してしまっていた。子供らしい悪戯のようだが、良かれ悪しかれ銀河の伝説となった彼の祖父や伯父でさえ未訓練では”やたら勘が良い子供”レベルであったことを踏まえると、異常なまでの天才である。


この才能は両親を喜ばせるより恐怖させ、ドアの向こうで話し合う両親の姿に彼の心は傷ついていった。そして彼の両親は最終的に、伯父ルーク・スカイウォーカーのもとへと弟子に出すことを決意する。

また、この時点ではレイアの要望により祖父がダース・ベイダーであることは秘密とされていた。「やつの中のベイダーが強すぎた」からルークに預けたとのセリフは、あくまで当人の粗暴性を言っていたと思われる。


修業時代編集

ルークの元で修業をするベンであったが、皮肉な事にそのルークでさえも彼の力は手に余るものであり、適切な指導が出来ないまま、やがては彼でさえもその力を危険視する様になってしまう。

映画では彼はあくまで悪役である為にボカされているが、「伝説の英雄ルーク・スカイウォーカーに憧れ、ちゃんと真面目にジェダイとして訓練を積んでいたにもかかわらず、一方的に疑心暗鬼を募らせられる」と言うかなり酷い形で殺されかけてしまう(ルークは直前で思いとどまったが)。

その上、突然の大爆発でともに学んだ仲間の大半も失い、離反。実はこの時点では3名の弟子が彼の他にも生き残っていたが、彼らによればこの時点では「逃げ惑っているだけ」であった。


奇しくもちょうど同じ頃、銀河中央の政争で「レイアの父親がダース・ベイダーである」ことが暴露され、それを受けて新共和国では大多数の元老院議員を含む多くの人々がレイアをバッシングして辞職に追い込まれる。レイアはこの事が切っ掛けで息子が暴走したと解釈していた

が、離反の段階でルークの弟子たちは明白に「レイアはまだ元老院議員」と認識しており、実際には報道より離反が先行しており無関係である。ちなみにこのベンの離反に関わるストーリー中スノークですら一切ベイダーの話はしていない。


スノークとの邂逅編集

ルークの元から離反した後、彼はフォースを通じたスノークの呼びかけに従い、スノークと対面。怒りに任せ今までのルークや両親への不満を吐き出すことになる。「俺はベンなんかではない。会ったこともない偉大なジェダイになれと言われ続けるのが嫌だった」と。

スノークはそれに答え、「暗黒面の道を歩むものは名前を変え、真の自分になるのだ。そしてお前はすでに真の名前を持っているはずだ」と教える。その時彼が思い浮かべた、子供の時自分でつけた名前こそがカイロであった。

スノークの口利きでレン騎士団に入団する事となるが、レン騎士団合流までの間に生き残っていた兄弟弟子の一人を後ろから投げつけてきたライトセイバーを跳ね返したら直撃するというほぼ正当防衛ないし事故のような形で殺害してしまう。


その後、レン騎士団団長であるレンは、「スノークの紹介では断れない」と入団こそ認めたものの、当初からベンの資質に多大な疑問を持っていた。

いくらフォースが強くてもこいつは喧嘩一つした事が無く、暗黒面のフォースの使い手として重要な「必要とあらば冷徹に攻撃性を発揮する能力」に欠けているのではないかと思えたのだ。

レン騎士団の任務を繰り返すにつれてその疑念は深まっていく事になり、追いかけてきた残り2名のルークの弟子に説得されかけたのを見てついに見切りをつける。弟子の一名を殺害し、ベンを処刑に掛かるが、この時ベンは遂に理解してしまう。

レンが正しく自分は戦士としての資質が全く足りていなかった事。そしてレン「ごとき」が気付いた事に銀河一のジェダイであるルークが気づけなかったはずがないという事。つまり、自分が暗黒面に堕ちるだのなんだの危惧していた叔父、信じ憧れた師が気にしてたのは「フォースの資質のみ」であり、「自分自身がどんな人間かなど何の興味も無かった」という事を。

この事をきっかけに暗黒面に堕ちた彼はレンを殺害、さらに「ルークは死んだ。もうジェダイになんてなれない。なら生きていたって仕方がないだろう」と残った最後のルークの弟子も殺害してしまう。

そして彼は新たにレンの名を襲名する者カイロ・レンと名乗ったのである。


特徴編集

彼の生来の気性は徹頭徹尾平和な戦後世代のお坊ちゃまでしかなく、いくらフォースがあろうと祖父どころか父や母、さらにルークより遥かに暴力への耐性がなかった。

上記のように思い通りに事が運ばなかった時には激昂して暴れるが、これは皇帝自ら衝動的に振る舞うようにと数年に渡る指導の賜物である。部下が平気で馬鹿にしていたという事は「祖父のような気まぐれの処刑などしなかった事」の証明であり、彼は物に当たり散らすことはあっても「味方に暴力を振るう事」はそれでもできなかったのだ。


彼のこの気質と暗黒面のフォースの相性は最悪であり、ルークが危惧してたほどの力を発揮することはなかった。

ただし、相手が知的生命でなければ彼の同情心も及ばず、スノークが与えた試練では、ライトセーバーさえも弾く強靭な鱗を持ちかつて出現したときは全盛期のジェダイオーダー全軍を圧倒した銀河最強の怪獣ジロ・ビースト、更にはその中でもダースベイダーをも敗走させたいわくつきの個体と戦ってさえ一蹴している(つまりルークは、見た訳でも無いのに「かつての弟子は対人戦でもこれくらい強いはず」と勝手に想定しており、戦えば負けると本気で危惧している、というところを理解していないと理解不能な言動が多い)。


全身黒ずくめの仮面ルックはレン騎士団の服務規程でありこれも実はベイダーを意識したわけではなかった可能性もある。

生命維持に二重のマスクが必要だったアナキンとは異なりマスクは変声機を兼ねた一つのみで、エピソード7の後半ではほぼマスクなしで活動し、エピソード8の冒頭ではスノークに馬鹿にされた怒りに任せて破壊してしまう。

9では破壊したマスクを修復。これはレン騎士団の団長として指示するならマスクをかぶれと団員に要求された結果である。修復の結果マスクの割れ目に沿って赤いラインが入るようになった。(監督曰く、日本で茶器等の修復の際に使われる金継ぎという技術を参考にしたとの事)


使用する十字形ライトセーバーの柄は一部の配線が剥き出しになっており、これも製作者である彼の未熟さを表している。光刃の形が乱れているのはカイバー・クリスタルにヒビが入っているため。


エピソード8でも母親であるレイアの存在を感じ取ると攻撃を躊躇したりスノークからレイを救出して共闘したりと未だライトサイドの残り香が存在している。

しかし彼が開眼した目的はスノークを殺して最高指導者となり、ジェダイもシスも存在しない世界を創り上げることであった。

考えてみれば、ベン・ソロと言う少年の人生がおかしくなってしまった根本的な理由は、「尋常で無いフォースの才能があったから」と言うよりも、「フォースと言う力を持ったジェダイとシスの対立によって巻き起こった長きに渡る戦いの歴史そのもの」であったと言え、本来ならばジェダイともシスにも関わるはずで無かったベンからしてみれば(客観的に見れば、自身のフォースの力を恐れたレイアとハンの両親によって、半ば強引に関わらされたようなもの)、「ジェダイもシスも、自分の運命を狂わせた憎むべき元凶でしかない」と見なすのも、当然と言えば当然であったのかもしれない。


最高指導者の座を簒奪してファースト・オーダーを率い、レジスタンスを追撃するが、追い詰めた惑星クレイトでかつての師ルークと遭遇。怒りに任せてルークを総攻撃するが……


レジェンズでは編集

スター・ウォーズの版権がルーカス・フィルムごとウォルト・ディズニー・カンパニーに買い上げられ、「エピソード1~6の映画六部作、クローンウォーズ等ごく一部のスピンオフ以外の従来作品の内容は今後ディズニーが制作する作品で描く歴史とはパラレルワールドとして扱う」というディズニーの方針によってレジェンズ(非正史)扱いに降格され、全て打ち切りになってしまった拡張世界にはカノン(正史)におけるカイロ・レンに極めて近い立ち位置のキャラクターが存在する。


その名はハン・ソロとレイア・オーガナ・ソロの長男「ジェイセン・ソロ」。9ABY(ヤヴィンの戦いの9年後)に生まれた。

ジェイナ・ソロという女性との双子で、活動的なジェダイであり優秀なXウィングのパイロットでもあるジェイナとは対照的に、どちらかと言えば思索的なジェダイであった。

彼はルーク・スカイウォーカーが創設したニュー・ジェダイ・オーダーに加わり、ジェイナと弟のアナキン・ソロとともに数多の戦いを勝利に導いた英雄となった。

しかしユージャン・ヴォング戦争ではほぼ一標準年をユージャン・ヴォングの捕虜として過ごす事となり、その間壮絶な拷問(ユージャン・ヴォングは痛みと死を神聖視する文化を持ち、ただ痛みを与え肉体を損壊するためだけの拷問や処刑を是とする)を受け続け、またヴァーゲアという異端の元ジェダイ・ナイトから教えを受けた。

このヴァーゲアはルークの教えとは一風変わった独特のフォース観を持ち、それはジェイセンにも大きな影響を与えたが、実は彼女はシスの暗黒卿であった。(後に発表されたレガシー時代を舞台とした作品で明かされた。なお、最期にはライトサイドに復帰して自身を犠牲にジェイセンを救っている)

ユージャン・ヴォングとの戦いが終結してからは既知銀河を離れ、ジェダイやシスとは別の形でフォースを操るフォース・センシティブ達の下を転々として修行を続けたが、後に出現するダース・クレイト(暗黒面に堕ちた元ジェダイのアシャラド・ヘット)の存在を予見し、その実現を防ぐために「より大きな善の為ならば犠牲を受け入れる」という冷徹な考えを信じるようになった。

40ABYに暗黒面に堕ち、シス卿ルミヤの弟子としてダース・カイダスというシス卿になる。この際に瞳の色が茶色から黄色に変化した。

ルークの妻であるマラ・ジェイド・スカイウォーカーを殺害し、元弟子であるベン・スカイウォーカー(ルークとマラの息子でジェイセンにとっては従弟に当たる)を拷問するなど数々の悪行を働き、元ジェダイのタヒーリ・ヴェイラをシス・アプレンティスとしたが、41ABYに双子の姉であるジェイナとの決闘に敗れ命を落とした。


前述の通り「ベン」という名前はルークの息子として登場している。

また「祖父アナキンに強い影響を受ける」というのは、ジェイセンの弟アナキン・ソロが「ダース・ヴェイダーと同じ名前を持つ自分はいつか同じように堕落するのではないか」と苦悩するというやや異なった方向で影響を受けている。なおこちらは後に「ヴェイダーではなく、偉大なジェダイであるアナキンにあやかった」という結論に達する事で納得している。

さらに特徴的な十字のライトセーバー(クロスガード・ライトセーバー)は2004年に発表されたコミックの「スター・ウォーズ:リパブリック」61話が初出である。

また、ジェイナの方も「帝国の後継を名乗る国家の指導者」という点で共通する(こちらはファースト・オーダーと違い光でも闇でもないが)。


というのも、偶然の一致ではなく、「レジェンズ作品はパラレルワールドとして扱うしもう続編は作らないが、正史作品のネタ元として流用する」という方針がある為である。

(他にも尋問官の役職やスローン大提督など、設定リセット後にレジェンズ作品から改変・流用された例は多い)


総じて、名前・経歴・立ち位置それぞれにおいてレジェンズにおけるアナキンの孫4人全員を統合する形でネタを拾っていると言える。

一方で、レジェンズにおいては「ルークから続くスカイウォーカー直系」と「ソロの娘が嫁入りしたフェル皇帝家」のそれぞれその後も続いていったスカイウォーカーの血統は、カノンではルークとベンで断絶しその名前のみをレイが継承することとなった。


余談編集

一時期、身分を隠して“レーダー技師のマット”としてスターキラー基地で働いていたことがある。

その際、機械いじりに天才的な才能を備えていたベイダーとは対照的に機械音痴であることが判明した(その上、部下からは完全に自分のことをバカにされていた)。

※ちなみにこれはアメリカのバラエティ番組「Saturday Night Live」内で放送された『アンダーカバー・ボス 社長潜入調査』のパロディであるため、スターウォーズ本編とは一切関係無い。なお、ディズニー公認であり、レンもアダム・ドライバー本人が演じている。

更に2020年には同番組で、今度は“インターン生のランディ”として部下や他のインターン生とコミュニケーションを取りつつ雑用に励む姿が放映された。

今回はプリンターのトレイが空っぽなだけでコピーができないのを故障と勘違いし、プリンターを破壊するという機械音痴の次元を超えた姿を見せる(他のメンバーに「また壊しやがった」と言われているので、少なくとも2回以上壊している模様)。

今回も演じるのはアダム・ドライバー本人である。



pixivでの扱い編集

カップリングはノーマル・BLと色々ある。

だがしかし、ピクシブにおける彼の最大の立ち位置という物体とは


無題

とか


お祖父ちゃんだいすっき

など


『お爺ちゃん大好きVV』を前面に出しまくったおじいちゃんっ子が有名。

すぐ癇癪をおこして当たり散らす・やることなすことがあまり上手くいかない・時々弱音を吐く・裸でレイと交信して嫌な顔をされるなどネタ要素が多いためネタキャラとして扱われることが多い。

配役を決める際、カイロ・レン役をアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)に似た人物にするという裏話が流れていた事もあり、カイロ・レン(アダム・ドライバー)とアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)は祖父と孫で考えると、とても似た顔をしている。

(まあその分、実の両親と似てない結果に)


ちなみにこちらの銀河の人間にどう見えるかはともかく、あちらの銀河の基準では「母と瓜二つ」の顔をしている。つまりあちらの銀河の基準では女顔の美形である。このためハックスは「仮面をかぶっている本当の理由は反逆者の両親そっくりの顔を隠すため」、と推察していた。実際、たまたま別の星系にいたためオルデラン爆破を免れ、即座に未開の惑星に逃げ込み隠れ潜んでいたため帝国が滅んだことすら知らなかった程に極めて用心深い老人に対して「こいつはオルデラン王子のベンです」と主張し、自分たちは共和国軍だと信じさせることさえできたほどである。


参考サイト編集

祖父の顔

孫の顔

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