データ
図鑑 | No.774 |
---|---|
分類 | ながれぼしポケモン |
タイプ | いわ/ひこう |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 40.0kg(りゅうせいのすがた) / 0.3kg(コア) |
特性 | リミットシールド |
海外名
英語名 | Minior |
---|---|
フランス語 | Météno |
スペイン語 | Minior |
ドイツ語 | Meteno |
イタリア語 | Minior |
韓国語 | 메테노 |
中国語 | 小隕星(繁体字)/小陨星(簡体字) |
概要
第7世代のポケモンSMで初登場した隕石のような姿をしたポケモン。
名前の由来はメテオ(Meteor)。英語名の由来はミニ(Mini)+メテオ(meteor)か。
星のカービィに出てきそうなデザインでもある。
成層圏のナノ粒子が突然変異して生まれたとされるポケモンで、周囲にある塵を吸収して生活しており、その成分で体表に堅くて重い外殻を作り出し纏っている(実際に野生の個体は「ほしのかけら」を持っている事がある)。
地上にいる個体は多くの塵を吸収して体が重くなり地上に落ちてきたもので、何故か降ってくるスポットはアローラのホクラニ岳のような特定の場所に限られている。
40キロもあるこんなポケモンがボトボト落ちてきたら命に関わるような気がするが、これでも外殻の大半は大気圏突破の摩擦熱で燃え尽きてしまうようだ。
レンティル地方ではネッサ砂漠の上空に生息しており、夜になると次々と墜落してくる様子を拝める。……というかネオワン号の進行ルートのすぐ側に落ちてくるので気が気ではない。中には墜落時の衝撃に巻き込まれるスコルピもいるが、幸いにもひっくり返るだけで済んでいる(スコルピ自身が頑丈なのもあるが)。
なおここで地上に落ちてきたメテノは砂に埋まったり群れで低空を飛んだり、サンドと遊んだりしているため地上に落ちたからといってただちに空へ戻ろうとする訳ではない模様。
第7世代からの新特性「リミットシールド」を持ち、一定条件を満たすと外殻が壊れ、身軽な中身のコアが出てくるというフォルムチェンジをする。
コアはぐるぐる目をしたアメーバのような姿で、この事からモチーフとされるのはハワイなどの熱帯気候の海岸に生息する星型の形状の殻を持つ有孔虫の一種、星の砂(ホシズナ)であるという説が有力。
その体色は食った塵の成分によって様々なカラーバリエーションがあり、公式サイトでは赤、橙、黄、青の4種が確認され、PVではさらに緑、紫の2種が追加。そしてゲームでは事前情報には公開されていなかった水色のコアも出現し、全7色が確認されている。
なお、色違いに関しては各色個々に存在するわけではなく、黒固定である。
ちなみに黒いメテノは他の通常色と違い、三角形の模様が他のメテノの様々な色をあしらったカラフルな模様になっていて、ただ色が変わるだけではなく、色数自体が増える珍しい色違いである(残念ながらミニアイコンは色違いになる前の7色のいずれかである為実際に出さないと見れない)。
コアの身体は粒子で構成されているようで、大気圏内では長時間その存在を保っていられず、残存する殻の質量に依っては半日で消滅してしまうという、ポケモンの中でもまさに流れ星の如く儚い存在となっている。むしろ地上に落ちる時が彼らの寿命とも言えるのだろう。
そのため地上で生き長らえる事が出来るのは、人間にモンスターボールで捕獲された個体に限られており、戦いやリフレでの触れ合いが終わった後はすぐにボールに戻る事で、自身の身体を保護する殻を再構成できるようだ。
アニポケでもこの様子が描かれており、同じく成層圏に棲むレックウザが主食としている隕石の塵はこのメテノの亡骸が結構な割合を占める模様。
かのメガレックウザを実現している宇宙のエネルギーも、多くの彼らが糧になってたものと言っても過言ではない。
また、良く観察してみると、その顔は常時回転している本体の表面に浮かび上がっている事が分かり、眠る時などは顔が吸収される様に消える。
パステルカラーのかわいらしい見た目から衣服やアクセサリーのモチーフになる事も多いようだ。そのトゲトゲした形状や多彩なカラバリから金平糖もモチーフになっているものと思われる。
しかし似たような特徴のフラベベと違い、判別するには一度外殻を破壊しリミットシールドを発動させないといけないという非常に面倒くさい仕様となっている。
もしかしたら金平糖の入ったチョコエッグの要素も含んでいるのかもしれない。
ゲームでの特徴
シナリオ上はマーマネの試練が行われる場所付近にあたる、ウラウラ島にあるホクラニ岳の草むらにのみ出現する。
いきなりじばくを繰り出す場合があるので、捕獲に際しては運の要素も必要である。できればしめりけ持ちを連れて行きたいところ。この時点でひこう技を持たない為、いわ技を半減できるニョロボン辺りがお勧め。
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
りゅうせいのすがた | 60 | 60 | 100 | 60 | 100 | 60 | 440 |
○○いろのコア | 60 | 100 | 60 | 100 | 60 | 120 | 500 |
タイプとしてはプテラ、アーケオスに次ぐいわとひこうの複合。
場に出ると同時に特性が発動し、一旦防御に優れた流星状態に変化する。この状態では一切の状態異常を無効にできる。
HPが半分以下になったターンの終了時に外殻が割れてコアが露出し一転して攻撃的な性能になる。特に素早さ120は岩タイプとしては禁止級や準伝説含めてもプテラに次ぐ第2位と高水準。
勘違いされがちだが素の姿はコアの方である。
ウツロイド同様特殊が高いいわタイプとしてはパワージェムを、攻撃が高いひこうタイプとしてもアクロバットを覚えられる非常に珍しい種族である。
その他サブにじしんやサイコキネシス、とんぼがえり、マジカルシャインなども覚えることが出来る。言うまでもなくだいばくはつも可能。
また補助技もステルスロック、ひかりのかべ、リフレクターといった味方の補助になるもののほか、なんとからをやぶるまで覚える。
特性の仕様も相まって様々な戦法を使いこなす可能性を秘めたポケモンである。
フォルムチェンジによる能力の変動の都合上、両刀より片方に特化した構成が主。
無振りでも1回殻を破れば大体抜く事が出来る為、基本は性格を「いじっぱり」や「ひかえめ」にし、不安の残るHPと攻撃性能を重視した育成にすると活用できる。
物理型の場合、持ち物は「しろいハーブ」にするとアクロバットの威力上昇にも貢献できる為相性が良い。ちなみに特化1破りアクロバットは無振りガブリアス程度なら余裕で確1である。
地味にフォルムチェンジできなかった時の防御低下の保険になるのもポイント。
単純に不安をなくすなら「きあいのタスキ」か。
またいわ弱点では珍しく、HPを偶数にする育成方法もあると言う変わったポケモンだったりする。こうするといかりのまえばやしぜんのいかりでリミットを外せる。
欠点は積まないと火力に不安を抱えており、補助への依存が強いことからちょうはつに弱いと言う事である。
またメジャーな弱点も少なくない為、その能力を活かしきれずにやられる事も多々ある。
アニメ版
SM79話
ホクラニ天文台を訪れたサトシ達が宇宙から流れてきたメテノの群れに出会い、殻を破ったメテノは上空へと上がっていく。メテノの美しさに感激する一同だが、以前メテノを見たことがあるマーマネだけはどこか浮かない顔をする。
一匹だけ殻から出てこないメテノを見つけ、天文台へと持って帰ったサトシ達。その翌朝、ようやく殻を破って出てきたのはオレンジ色のメテノで、ベベノムやサトシ達と仲良くなり楽しい時を過ごす。
しかし、殻を無くしたメテノは宇宙に帰るのでは無く、やがて消えてしまう運命にあった。
実はマーマネは幼い頃にハウオリ天文台で出会った別個体のメテノと仲良しになったが、長期間形を保てないメテノは目の前で消滅してしまい、その悲しい記憶を無意識に心の奥底に押し込めてしまった。
そして、今回かつてと同じようにメテノたちが空へ消えていく様子を見て記憶を取り戻し、同じく消え行くオレンジ色のメテノに心の中で「忘れないよ」と語りかけながら見送った。
その他
SM | 84話(絵) |
---|---|
新無印 | 44話(冒頭) |
余談
りゅうせいのすがたのメテノの7色については英語版だとよく分かると思うがそれぞれVioret、Indigo、Blue、Green、Yellow、Orange、Red…と、全て虹の7色が元ネタとなっている。
また前述の星のカービィシリーズにも虹の色をステージの名前として使う作品が多い。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン ポケモンSM いわタイプ ひこうタイプ フォルムチェンジ
773シルヴァディ→774メテノ→775ネッコアラ
プテラ アーケン/アーケオス…同じくいわ・ひこうの複合タイプ。
フラベベ、マホイップ…同じく色のバリエーションが多い
隕石 金平糖 チョコエッグ 星になったポケモン