基礎データ
全国図鑑 | No.0703 |
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コーストカロス図鑑 | No.124 |
アローラ図鑑(SM) | No.101 (メレメレ図鑑:No.101 ポニ図鑑:No.051) |
アローラ図鑑(USUM) | No.123 (メレメレ図鑑:No.123 ポニ図鑑:No.063) |
カンムリ雪原図鑑 | No.128 |
ぶんるい | ほうせきポケモン |
タイプ | いわ / フェアリー |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 5.7kg |
とくせい | クリアボディ / がんじょう(隠れ特性) |
※クリアボディ:相手のわざやとくせいによって能力を下げられない。
※がんじょう:一撃必殺わざが効かない。また、HPが満タンの状態でHPが0になるダメージを受けてもHPが1残る。
他言語版の名称
英語 | Carbink |
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イタリア語 | Carbink |
スペイン語 | Carbink |
フランス語 | Strassie |
ドイツ語 | Rocara |
韓国語 | 멜리시 |
中国語 | 小碎钻 |
概要
身体に宝石質の鉱物のついたポケモンで、地底の奥深くで生まれてから数億年の間眠っていた。
とは言うものの、本物の宝石のようにレアリティが高いというわけではなくさほど珍しい存在でもないようだ。それでも人気の高さは否めないが。
高温高圧の地底で育った為か体は非常に硬い。その一方で髭は非常に柔らかく、これで仲間の鉱石部分を磨いている。
ポケパルレでは体のところどころにある水晶を撫でると喜ばれるという形で反映されているが、耳を撫でられるのは嫌がる。
鉱石部分に溜め込んだエネルギーを放つ能力を持つものの、攻撃系のステータスは低め。
臆病な性格のため普段は薄暗い洞窟の中で人目につかないように暮らしているが、洞窟の壁を採掘するとたまに出てくるという。
宝石系の鉱石を主食とするヤミラミに食料として狙われたり、光る物を集める習性があるガバイトに捕まってコレクションにされたりと、生態系においては比較的下の方に位置する模様。
ガバイトに関しては襲ってくるヤミラミを撃退してくれることも多いようで、命を脅かされるヤミラミと比べるとまだマシな関係性と言えなくもないが。
第7世代では「仲間を呼ぶ」により別のメレシーではなくヤミラミが乱入してしまう事があり、そうなるとヤミラミはプレイヤーをガン無視してメレシーを攻撃しまくる。解せぬ(これでも彼らにタイプ相性面で有利に立てる立場なのだが)。
アニメでのディアンシーと主従関係にあるという設定が逆輸入されたのか、USUMの図鑑解説によると、メレシーとその女王が暮らす王国があるという伝承が語られている。
「いわ・フェアリー」の複合タイプを持つ。またタマゴグループは鉱物だが、第六世代の非伝説ポケモン中唯一の性別不明である。
浮いてはいるが特性はふゆうではなく、後述するアニメでは飛び跳ねながら移動している。
割といかついのが多いいわタイプの中では比較的かわいらしいポケモンであるが、いかにも進化しそうな見た目に反して進化しない事に衝撃を受けたプレイヤーも少なくない。
後に存在が明かされた幻のポケモン・ディアンシーとはタイプや特性、分類が同じで外見も似ている所が多いが、これは突然変異種であり進化系ではない。
なお、名前は間違われやすいがメルシーではない。
由来は「メレダイヤ(0.2カラット以下の小型のダイヤモンド)」+「Sith」(ゲール語:妖精)であると思われる。
英語名「Carbink」は、「Carbon(炭素:ダイヤモンドを構成する元素)」+「tink(tinkle:輝く)」に「Carbunkle」を引っ掛けたなかなか面白いネーミングとなっている。
対戦での性能
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
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50 | 50 | 150 | 50 | 150 | 50 |
その見た目からは想像しにくいが、防御と特防の種族値はなんとレジスチルと同じ150。反面、それ以外の種族値は全て50とからっきし。
特性が同じクリアボディである事もあって、レジスチルを一回り弱くしたような能力を持つ。
弱点が多いいわタイプではあるが、かくとうタイプの攻撃で弱点を突かれず、体重が軽いため「くさむすび」も怖くない。ただ、4倍ダメージを受けるはがねタイプの攻撃には要注意。また、はがね対策に「じしん」を覚えている事が多いドラゴンタイプは少々受けにくいが、逆に言えば「じしん」を覚えている事が少ないあくタイプやかくとうタイプは受けやすく、「はがねのつばさ」にさえ気を付ければひこうタイプにも割と出しやすい。タイプ相性によって有利不利がはっきりしているポケモンと言える。
技面では「しんぴのまもり」「ひかりのかべ」「リフレクター」など補助技が豊富で味方へのサポートに向いている。ただ、単に補助技を使うだけならいたずらごころを持つクレッフィの方が優れているので、「パワージェム」「ストーンエッジ」「ステルスロック」といったいわタイプの技や、クレッフィが覚えられない「スキルスワップ」「トリックルーム」で差別化したい。
攻撃面は貧弱ではあるが、先述のいわタイプの技や「ムーンフォース」のようにタイプ一致かつ威力高めの技はしっかり覚えられるため、うまく弱点を突くことができればそれなりのダメージは与えられる。一応「かくばる」「めいそう」といった火力を上げる積み技もあり、また持ち前の耐久のおかげでどうぐ「じゃくてんほけん」を発動しやすいことも覚えておくとよいだろう。「だいばくはつ」を使えば補助技で場を整え終わったあとに後続に繋ぐというテクニックも可能。攻撃が低いので威力はしょっぱいが。
難点は回復技や「あくび」「アンコール」など相手に負担をかけられる技がないことで、攻撃力も低いため、安易に居座ると積みの起点にされてしまいかねず耐久型には向いていない。
癖が強いポケモンではあるが、堅さ自体は優秀なので、受ける相手をしっかり見極めれば大いに活躍できるだろう。
なお、当初はいわタイプでは珍しくじめんタイプの技を覚えなかったが、これはORASの教え技で「だいちのちから」を習得した事で解消した。
剣盾では地味に「ボディプレス」を習得。実質攻撃150で繰り出せる上「てっぺき」も覚えられるので相性は悪くない。うまく使えば苦手なはがねタイプにも一矢報いる事ができるだろう。また「ミストバースト」も習得し、タイプ一致補正が乗る分「だいばくはつ」より優先されるように。それでも威力はしょっぱい事に変わりないが。
隠れ特性は「がんじょう」。豊富な補助技を確実に発動できるようになるのはもちろん、地味に「トリックルーム」との両立が可能な唯一のポケモンとなったため注目を集めている。
メレシーはフレンドサファリには出現しないため、映し身の洞窟でダンゴロの群れに混じって出現する個体をゲットするしかない。
ただし、メレシーが混じったダンゴロの群れの出現率はかなり低い。それだけでなくその群れのなかに隠れ特性が含まれている確率、さらにその隠れ特性を持っているのがメレシーである確率もかけ合わさって、がんじょうメレシーの出現率は1%未満の超低確率となっている。探し出すには相当な根気が必要となるので気をつけよう。
ちなみに1匹ゲットしてしまえば、今作からの仕様によってメタモンとで隠れ特性がタマゴ遺伝できるので、厳選はそう難しくはない。そのため余った個体がGTSに預けられていることもあり、手っ取り早く入手したい人はこちらで交換を狙うのがよいかもしれない。
第7世代ではメレシーも野生で出現し呼び出しによって隠れ特性の個体も現れるので、多くの第6世代以前とリージョンフォームの隠れ特性持ちはポケモンバンクを使えば楽に入手できる中、逆にこちらは前世代で入手していない或いは前世代を持っていないプレイヤーはこのやり方の方が入手が楽と言う珍しい扱いとなる。
第9世代『ポケモンSV』では当初内定されていなかったが、2022年5月30日にPokémon HOME経由で、一部の御三家やリージョンフォーム、ヒスイ地方のポケモン、伝説や幻のポケモン等が解禁される中、なぜかこれらと全く関係ないのに解禁された。強いて言えば突然変異種であり、主従関係でもあるディアンシーも解禁されたからかもしれない・・・。
使用トレーナー
ゲーム版
番外作品
『Newポケモンスナップ』
ハナレ洞窟の「洞窟」「イルミナスポット」コースに登場し、ディアンシー出現の条件にもなっている。そしてヤミラミに追いかけ回されている場面も…
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 「破壊の繭とディアンシー」
- メレシー達が暮らす国「ダイヤモンド鉱国」が登場。地下深くに存在する美しい国だが、国を支える「聖なるダイヤ」の命が尽きかけ、滅びの危機に瀕していた。
- その危機を救うため旅立った鉱国の姫ディアンシーのお供として、執事(劇中ではボディーガードと呼ばれている)「マジマ」「ナイト」「ジョーク」や、長老「ダイイ」という、外見や体格がそれぞれ若干異なり個体名も持つメレシーが登場。
- 右から2番目:ダイイ、左から2番目:マジマ
- 左から1番目:ナイト、右から1番目:ジョーク
- XY編:123話・131話に登場。
- 新無印133話・134話:「さいはてのことう」に登場。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンXY
ポケモン一覧 いわタイプ フェアリータイプ
ディアンシー
0702.デデンネ→0703.メレシー→0704.ヌメラ
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