ひとりぼっちで迷い込んだ世界
見つけたよ
探してた 夢のひとかけら
概要
サン&ムーン55話の終盤で登場したウルトラビーストの一種・ベベノムの一個体。
「ウルトラガーディアンズ編」のキーパーソンであり、OP「未来コネクション」は歌詞も含めてベベノムが主役の内容となっている。
とてつもなく無邪気かつやんちゃな性格でイタズラ大好き。嬉しくなると逆さに浮いてクルクルと横回転する。
言葉が通じないため嬉しいときや大好きな物には雷マーク、悲しいときには涙マークなど、頭から出る赤と青の毒液を使った絵を描き、相手に感情を伝える事が多い。
また、異質な生物である事を表現するためか、やたら声が甲高いのが特徴。ウルトラビーストであるためか、ベベノムの言葉はニャースでも翻訳不可能であった。
サトシが性別不明の伝説ポケモンをゲットするのは放送21年目で初であり、どくタイプはカントー編のベトベトン以来(保護理由での帯同は過去にオレンジ諸島編のラプラスがいる)。
更にサトシがモンスターボール以外でポケモンをゲットしたのはワニノコ以来の実に18年ぶりとなる。
更にサトシのポケモンで、ピカチュウ以外ででんき技を使用した初のポケモンでもある。
活躍
55話終盤でウルトラホール内を移動していたが、61話にてウルトラホールを抜けてアローラ地方を訪れる。
しばらくアローラを彷徨っていたが、マッシブーンと戦っていたサトシのピカチュウが放った10まんボルトがウルトラネクロズマが放つ光によく似ていた事から、彼らに強い興味を持つ。
67話ではその事を思い出しピカチュウを誘い出して仲良くなるが、探しにきたサトシのモクローにピカチュウを襲っている敵と勘違いされて攻撃を喰らいそうになり、驚いて彼を毒状態にしてしまう。本人はモクローに驚いただけで悪気はなく、ピカチュウが怒り出した途端号泣するなど素直に認め、モクローを解毒するためサトシのところへ向かう。
その時偶然見かけたロケット団に襲撃され、危機に陥るも、駆け付けたサトシに助けられ、保護された。
ルザミーネにより「ベベノム」と名付けられるが、どこのウルトラホールから出現したのか不明なため、特定がつくまで、サトシが面倒を見ることになる。
ボールの入り方を知らなかったため、モクローを手本にした結果、自分からウルトラボールに入り、ゲットされた。
ウルトラガーディアンズとしての活動や、儚い一生を生きるメテノとの出会いと別れなどの色々な体験をして家族としてアローラに馴染んでいく。
しかし、次第に郷愁に駆られた際に描いた絵画には、マツリカいわく「悲しい、悲しい、悲しい」であった。
マナーロ祭りが近づいてきた頃、アローラに襲来し、激闘の果てにソルガレオを連れ去ってしまったネクロズマをルナアーラと追いかけた結果、一行がたどり着いたのはべベノムの故郷であった。
その世界はウルトラネクロズマの恩恵により自然豊かな所であったが、ある時降ってきた巨大な隕石を食い止めた代償でネクロズマは光を失い、それを糧とする植物も枯れ果てた死の大地へと変わってしまう。
女王たるアーゴヨンのおかげで何とか細々と暮らせてはいたが、このままでは未来はなく、異世界に望みを託し、新たな新天地を探す必要があった。
年老いて遠征が難しくなっていた女王の代わりにそれを志願したのが、サトシ達と出会ったベベノムであり、皆に光を取り戻すべくウルトラホールの先にある世界へと一人旅立っていたのである。
ウルトラガーディアンズとアローラに住む人とポケモン達の力で力を取り戻したネクロズマであったが、同時にサトシ達とべベノムの別れを意味していた。
ホールが閉じる前にライドポケモンで異界を去ろうとした時、地上にはべベノムが心を込めて描いた大好きなサトシとピカチュウの顔と雷マークが描かれていたのだった。
現在でも研究所の地下で描かれた落書きはそのままの形で壁に残されている。
そして…
その後サン&ムーン140話で、突如現れたアクジキングの3体目に対抗していたサトシ達だったが、劣勢になった上送り返せるウルトラホールが完全に閉じてしまう。
打つ手なしと思われた直後、閉じたはずの次元を再びこじ開けて飛び出して来たのは、サトシと共に過ごしたベベノムが進化したアーゴヨンだった。
ベベノム時代首に掛けていたペンダントは、ウエスト部分に掛けられている(ピカチュウは一目で気づいたようで、サトシもそれを見て分かった)。
進化前の嬉しいと回転する癖も健在で、再会を喜んだ後共にロイヤルマスクとZワザ「スパーキングギガボルト」を放ち、アクジキングの撃退に成功した。
エキシビションマッチではサトシの6体目の手持ちとして活躍し、ルカリオを破るほどの頼もしい腕前を見せつけてサトシを大勝利に導いた。
カプ・コケコとのバトルは一進一退の攻防をしていたが
バトルの経験の違いもあるがルカリオ戦でのダメージが蓄積しており後一歩及ばず関係者席で部下2人と観戦してたルザミーネもアローラの神に若きウルトラビーストが1歩及ばなかった感じかしらと評価していた。
エキシビションマッチ終了後は、ククイ博士宅の上空に開いたウルトラホールに向かい、サトシと2度目の別れをした。
使用技
「10まんボルト」
「シザークロス」
「ヘドロばくだん」
「りゅうのはどう」
特に10まんボルトは、かつて焦がれていた光を自ら放てるようになったと言える。