説明
スイートプリキュアの登場人物で、正体を隠していたキュアミューズの形態。
黒ミューズの呼称は、第39話での黒川エレンのセリフから。
ネガトーンのリズムを読んだ、蹴り技主体のリズミカルな戦法。虹色の鍵盤を召喚して奏でることで、反撃・拘束に用いたり防音壁を生成することができる(虹色の鍵盤は若かりし頃のこの人も使っていたため、メイジャーランド王家の者固有の能力なのかもしれない)。
序盤の口癖は「わたしは誰の味方でもない」。
正体を隠すため仮面を被り、自分では一切しゃべらずドドリーに代弁させ、かなりかさ上げされた靴を履いて背を高く見せかけていた(ついでに胸部にも追加装甲を施していた)。
プリキュアに変身した上からスーツを着込んでいたようである。
プリキュアシリーズでは伝統的に漆黒の衣装は「悪のプリキュア」のシンボルカラーとして扱われており、これまで主人公サイドに用いられたのはキュアブラックのみだった(キュアブラックについては主人公である事やサブカラーにピンクが使われている事から「ピンク」として扱われる事も多い)。
しかし、黒ミューズの衣装は厳密には「黒に近い紫」として描かれており、敵でも味方でもないという当時のキュアミューズの立ち位置を如実にあらわしていたと言えよう。
黒ミューズはプリキュアとしての立ち位置も紫キュアの仲間たちとの共通点が多い。
正体を隠す必要がなくなったあともスーツ一式は持ち歩いているらしく、第39話での音符探しの際に黒ミューズ時に履いていた厚底ブーツを着用する一場面があった。