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概要

ジャンルオンラインアクションRPG
プラットフォームPC(Windows) / PlayStation5 / XboxSeriesX/S
サービス開始日2023年6月14日(PC) / 2023年12月13日(PS5&Xbox)
料金形態基本プレイ無料(ゲーム内アイテム等の内部課金制)
センシティブな作品

「BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)」は、バンダイナムコスタジオとバンダイナムコオンラインによる共同プロジェクト「PROJECT SKY BLUE」提供のオンラインアクションRPG。

公式による略称は「ブルプロ」。

2019年6月28日に初報が公開。スマホゲーム隆盛の現代には珍しい、国産の完全新規IPによる大作オンラインゲームと目され、驚きを以って迎えられた。

発表から幾度かのユーザーテストとブラッシュアップ期間が繰り返され、約4年の時を経て2023年6月14日より正式サービス開始。

サービス開始時点での対応プラットフォームはPC(Windows8.1 / 10 / 11)のみだったが、2023年12月13日よりPlayStation5及びXboxSeriesX/Sでもサービスが開始された(クロスプレイ・クロスセーブ対応)。

Unreal(R) Engine 4」によるアニメ風グラフィックで紡がれた、中世ファンタジーとSFが混ざったかのような世界観とキャラクターが特徴。公式のキャッチコピーでは「操作できる劇場アニメ級グラフィック」と謳われており、本作の最大のウリとしている。

オンラインゲームの性格上か、Pixivにおいては本作の登場人物や風景画の他に、ユーザーのマイキャラの絵が多く投稿される傾向にある。

2024年8月28日に公式サイトにて2025年1月18日(土)にサービス終了、併せて開発中であったAmazon Games版の開発中止の告知がなされた。

これに伴い、開発を担当したバンダイナムコオンラインが2025年4月1日付で親会社に吸収合併されることが、2024年11月20日の公式リリースによって明らかになった。

なおこれを受けて、8月30日より有志によるサービス終了の延期、もしくは撤回を嘆願する旨の署名活動が行われており、当ゲームのプレイヤーを中心に国内外から賛同者を集めている。

2024年12月18日に最終章の配信が行われ、これを以て最後のアップデートとなった。最強装備の追加、クラスレベル90の解放などがされたが1か月しかプレイする猶予がないためじっくり遊ぶのは厳しい。しかし石を100個消費することでレベル90に出来るアイテムが販売されているので、レベリングに関しては必要なくなった。

また全ての伏線を回収するのは無理だったようで、主人公とフェステの正体など残された謎は多かった。

そして2024年12月6日にPC/スマホ向けのMMORPG『星痕共鳴(Star Resonance)』が発表された。会社こそ異なるもののスターレゾナンスの世界設定はブループロトコルを基にしており、地形やキャラクターのグラフィックなども非常に似通っている。本作のマスコットであるナッポも登場する。

現在では中国版のみテスター募集中。公式サイトが中国語表記のため参加する際は注意。

正式サービス日は未定

このためユーザーからは「スターレゾナンスに新生した」と歓喜の声が。

ストーリー

————かつてこの星は、神々の住まう輝かしい楽園だったという。

惑星レグナス。神秘の光『エングラム』のあふれるこの星で、

あらゆる栄華を極めた者たちがいた。

その名を『バファリア神族』。

彼らの築いた『バファリア文明』はレグナス全土を覆い、時の流れすらも手の中に収めた。

それから幾百、幾千の歳月を数え————

神族は天空の彼方へと去り、人間の時代が訪れる。

人々は神の残光を求めて、バファリアの遺跡へ足を踏み入れた。

失われた技術。きらびやかな財宝。襲い来るモンスター。そびえ立つ遺構。

————そして、すべての文明を滅ぼす『惑星の獣』。

星の運命をめぐって、レグナスの歴史に今、新たな一歩が刻まれる————!

登場人物

主要人物

  • 主人公 / プレイヤー

(男性CV:水中雅章木内秀信田谷隼徳留慎乃佑浅沼晋太郎木内太郎

(女性CV:田所あずさ水沢史絵千菅春香小原好美小岩井ことり内山夕実

物語の主人公。名前以外の記憶を失っている。オンラインゲームとしては珍しく無口主人公ではなく、ストーリーのみ喋る時がある。味方から話しかけられることも多い。ただし基本的には喋らず身振り手振りで意思疎通をする。

イベントシーンでもボイス付きで話すことがある。

人間では勝てないほどの強敵である『アバリティア』を倒してしまうなど凄まじい実力の持ち主。

とある遺跡で倒れていた所をフェステに発見された後、宿帳と言わされ差し出された奴隷契約書に名前を書いたことでフェステの下僕にされてしまう。

人を振り回すフェステに手を焼きつつも、一方で感謝をしているようで「フェステの記憶も取り戻してあげたい」と述べている。

1章の時点ではパッとしないが、2章以降は敵勢力との一騎討ちを演じたり、味方側では屈指の実力者として扱われるなど主人公に相応しい振る舞いをする。

しかし以降のストーリーではカーヴェインとシャルロットが中心となったためサポートに回るように。

ストーリーにおける主人公のパートナーであるのじゃロリ口調の亜人の少女。ただし見た目より年増で老獪とのこと。戦闘では爆発樽という爆薬を投げ付けて攻撃をする。

時間を跳躍する能力『クロノリープ』によってティリスと共にこの時代に現れた女性。正体は1000年後の未来から来た未来人。

エーリンゼの従者。彼女と同じく1000年後の未来からやって来た少女。中性的な容姿をしているが立派な女の子である。主人公を「先輩」と呼び慕うようになる。

旅の途中で出会う明るく誠実な青年。

友人ヨルクの頼みで各地を回っていたところ、アバリティアから不意打ちを受けてピンチのところを主人公たちに救われたことから、主人公を『師匠』と呼び慕うようになる

彼の持ち物がプレイヤーの記憶のカギを握っているようだ。

冒頭の導入ではプレイヤーの操作するキャラと彼が斬り結ぶシーンが描かれたり、OPムービーやタイトル画面では主人公のような立ち回りをするなど、キーキャラであることを示す描写が多い。

戦闘ではダブルセイバーを手に戦う。

幼少の頃はメルロウフらしき人物から手ほどきを受けており、彼が最初の師匠に当たる。

当時は母アデライードと一緒に過ごしていたが、目の前で母をバシュラールらしき人物に拉致され孤児となってしまった。

3章では歴史が変わった影響で無実の罪を着せられ、ノルベルト公王の暗殺犯として指名手配されてしまう。

4章ではアインレインと共にバーンハルト城内に囚われてしまい、公王の葬式の日に処刑されることに。

しかし主人公とフェステによって助け出され、城内の戦いにてヴェロニカを撃破。続けてダンケルクとも決着を付ける。前述の通りカーヴェインの正体はバファリア神族と人間のハーフであり、神族を憎むダンケルクから復讐対象にされたに過ぎなかった。和解することは叶わず、ダンケルクは自ら命を絶ってしまった。

その後「ダンケルク率いる一部の騎士団が謀反を起こしたがカーヴェインによって制圧された」ということにされ、こうしてカーヴェインは手配犯から一転して英雄となった。

キーキャラクタークエストではドラーヴァ王立研究所の整理をしている最中、ダンケルクの手記を発見。読む内にダンケルクの葛藤と憎悪を知り、カーヴェインまでバファリア神族への復讐心に囚われかけてしまう。だが主人公に諫められたことで正気を取り戻し、英雄の名に恥じない生き方を心がけるようになる。

キーキャラクタークエストでは詳細な過去が判明する。幼少期は両親と3人で暮らしていたが何者かの襲撃を受け、逃げ続ける生活を送ることに。母と共にウルラウ郷で世話になっていたが迷惑は掛けられないと出て行き、その後、母アデライードが拉致されてしまう。以後は父と一緒に行方を捜して旅をしていたが、父は古傷が祟って命を落としてしまった。

それから1人で旅をしていたところ後に親友となるヨルクと出会い、バーンハルト公国に落ち着いた。

ジルウェット一座の花形である歌姫。明朗快活な性格で、人のために無茶をすることが多い。

孤児だったところを団長夫婦に引き取られており、家族の顔を知らないでいる。

幼少期から所持しているペンダントには、高純度クロノグラムが入っている。シャルロットはこれの価値を知らないでいるが、主人公たちはたびたびこのクロノグラムのお世話になることに。

身のこなしは軽く、ある程度戦闘もこなせるが実力は高くない。

戦闘では弓矢を使った曲芸のような動きを見せるが、ブラストアーチャーのように支援・回復行動はしない。

謎の男たちに襲撃されたため事情を知ったアインレインによって隠れ家を提供され、カーヴェインを護衛に当てられた。

キーキャラクタークエスト「複雑な乙女心」では、自分の護衛をしてくれるか―ヴェインを王子様に例えるなどすっかりほの字。同時にカーヴェインと仲が良いアインレインに対抗意識を燃やす様が描かれた。

4章ではジェイクと共にバーンハルト公国騎士団と渡り合い、囮役を務めた。

5章では星霊祭で歌姫を務めた。

交易都市アステルリーズ

横文字を交えた語り口でフランクに接してくる、自称「トップオブトップ」の冒険者の青年。実力は確かだが言動が軽いため周囲の評価は辛辣。若いながらも冒険者たちの取りまとめ役でもある。

受付嬢のミューリィにゾッコンだがなかなかアプローチが上手くいかない。

1章では一時的に仲間に加わるが冒険には同行しない。3章からコイン亭の亭主代理となり、慣れない業務をこなしながら主人公たちに手伝いを依頼する。

6章では主人公の活躍に鼓舞され「ミューリィとの生活のために」宿屋の経営を広げる用途考える。新規顧客はもちろん外の大陸に二号店を出すことも模索している様子。

戦闘ではイージスファイターよろしく片手剣で戦うが、大技の際はヘヴィストライカーのように大ジャンプからの切り下ろすを見舞う。戦闘中は常に叫んでいるので声が大きい

アステルリーズ開拓局の受付嬢。冒険者ランクを上げるためには彼女が出す試練(またはアドベンチャーボード)をクリアする必要がある。

普段は笑顔の明るいお姉さんという感じだが、本気で怒ると冒険者のジェイクですら一目散に逃げだすほどに怖い。

普段はジェイクから言い寄られて困っているようにも見えるが、内心は満更でもない模様。とあるクエストでは話の食い違いから「ジェイクに二股をかけられている」と誤解してしまった彼女が、ジェイクに怒りのまま殴り掛かるシーンが描かれていた。

『双面コイン亭』の亭主。フェステの保護者的存在。クマのような強面の大男だが面倒見がよい江戸っ子気質。30年前にふらりとアステルリーズに現れ、知り合った友人と一緒に冒険者になった過去がある。当時は20代だったとのことなので現在は50代と思われる。

4年前に記憶を失って倒れていたフェステを保護し、以後もツケを溜められながらも世話を焼いている。物語冒頭では遺跡に向かったフェステを心配して追いかけたところ、倒れていた主人公を保護することに。

フェステから「ワシの借金は下僕(主人公)が稼いで払う」と言われたので後に催促するが、結局誤魔化されてしまっている。

ある日突然、ジェイクにコイン亭を任せて飛び出してしまう。

その正体は、ノルベルト公王の双子の兄。王位継承を嫌がって祖国を飛び出した結果、影武者にされるはずだった弟が王位を継いだ。

密かに弟に助力していたが、4章にて弟がダンケルクに殺されたことを知り、今までの暮らしを捨てることを決意。双子の兄という立場を用いて「ノルベルト公王は実は生きていた」という体で自らが王位を継いだ。ただしこれは一時的な物であり、弟の息子が成長したら王位を譲るつもりとのこと。

内心では自分が継ぐはずだったものを弟に押し付けてしまったと後悔していた。王位を継いだのは贖罪の意味が大きい。

以後は「ダンケルク率いる一部の騎士団が謀反を起こしたが、カーヴェインによって制圧された」ということにして彼を英雄として祭り上げる。フェステのツケもチャラにし、コイン亭の運営はジェイクに任せることに。

バファリア教団

現代における神託の巫女。主人公のことを何か知っているような素振りを見せるが……。

ロリキャラのように見えるが胸が大きく、背丈もそこまで低くない。お告げに言われるまま動いており、自分の意志に関しては希薄。

当初はアステルリーズの神殿にいたが、2章からは巡礼団を率いて各地を周る。

戦闘では魔法使いよろしく遠距離攻撃を主体に立ち回る。

3章ではティリスを取り込んだアバリティアシェルが半年前に転移したことから歴史が変わってしまい、神族からの指示で神の御使い(シェル)の暴走を抑えるための封印を施している。主人公に協力するように言われ力を貸す。

アインレインの護衛兼お目付け役の女性。二挺マシンガンのような武器を用いたスタイリッシュな戦いぶりを見せる。褐色肌のツリ目で犬歯。作中でも屈指の巨乳

教会のシスターを思わせる礼儀正しい話し方をするが地はヤンキー口調。しかし良い意味で姉御肌なところもある。

入団して間もない身だが、圧倒的な強さと信仰心の深さを見込まれアインレインの護衛に抜擢された。

アステルリーズの神殿に勤める神官長。敬虔なバファリア教の信者で生真面目な性格。怒ると怖いらしいが、劇中ではヒロインたちの奇行に頭を悩ませる苦労人として描かれることも。

2章ではアインレインの巡礼に付き添っている。3章では歴史改変のこともあり、アバリティアシェルに対処するアインレインの補佐を務める。

主人公たちのことは「神が認めた人間」として友好的に接するが、そこは秘密主義な教団なので立ち聞きされると嫌な顔をする。

ミンスターホルン在住の三等神官。古代文明の解明に情熱を抱くオタクな中年でもある。

バファリア神族の存在を根底から否定するような説を唱えたり、教団は何かを隠していると決め付けて意見したりしたため左遷させられた。

このため神官というよりは学者気質。日夜バファリアの遺跡を巡っては何日も帰らないため助手を困らせている。

主人公のことは来者の秘密を探る同志ということで好意的に接する。またジェイクとも親交がある。

ワールキンの助手を務める女性。眼鏡を掛けているが外すと別人レベルで美人になる。

ワールキンが遺跡の調査に出かけて行方不明になったので、主人公たちに依頼したのが縁で知り合った。

放浪癖のあるワールキンに呆れているものの彼女もかなりの古代文明オタクである。

バーンハルト公国

  • ノルベルト公王

公国の王。

改変前の歴史では病気のため療養中ということで表舞台には出て来ず、改変後の歴史においてはカーヴェインに暗殺されたことになっている。

実は双子の兄がおり、本来ならそちらが公王となるはずだった。弟の方は影武者となるべく幽閉されて世間から存在を隠されていた。

それを嘆いた兄は、即位式の直前に出奔。こうして弟が“ノルベルト公王”として王位を継いだ。

即位後は密かに兄の助力を得ながら穏健な政治を執り行っていた。しかしドラーヴァ王立研究所(公国教区のバファリア教団)に妻子を人質に取られ傀儡にされてしまう。

正体は、前述のようにコイン亭亭主の双子の弟。死後は兄が代わってノルベルト公王となり、結果的に弟は本来の役割である影武者としての務め(犠牲)を果たすこととなった。

騎士団長。療養中の公王に代わって執政を担う。カーヴェインのことは息子同然に可愛がっている。

初登場は2章から。アバリティアから不意打ちを受けそうになった主人公を助け、既に死に体だったとはいえアバリティアを一撃で倒している。

4章のPVでは変わり果てた姿で登場しており、主人公たちと敵対する様が描かれている。

アバリティアシェルが現代に転移した結果、ドラーヴァ王立研究所はその細胞を人体に移植することで“人造アバリティア”を生み出していた。ヨルクはその犠牲となってアバリティアに変貌してしまい、その事実を知らないままダンケルクは息子を斬り捨ててしまった。

後に接触して来たリーンブルムから詳細を聞かされ、激しい後悔の念と復讐心に囚われてしまう。

ダンケルクの復讐心は、ドラーヴァ王立研究所だけではなくその後ろ盾であるバファリア神族や、これらの悲劇を止められなかった公王にまで向けられた。

手始めにドラーヴァ王立研究所の職員たちを皆殺しにし、続けてノルベルト公王を暗殺。その罪をカーヴェインに押し付けた。というのもカーヴェインの正体はバファリア神族と人間のハーフであり、神族に直接復讐が出来ないためカーヴェインに復讐することにしたのだ。

こうして騎士団は公国を乗っ取り、ダンケルクが実質的な王となった。続けてアインレインとカーヴェインを捕らえ、公王の葬式の日に処刑しようとする。このことを知った主人公、フェステ、ジェイク、シャルロットに城内まで乗り込まれ、アインレインとカーヴェインを救出される。

最終的に主人公たちに敗れ、あの時に主人公を殺しておくべきだったと後悔する。上記の真実をカーヴェインに語った後、自害して息子の後を追った。

キーキャラクタークエストでは憎悪に囚われるまでの心情が手記として描かれており、本心ではカーヴェインを憎むのは間違っていると思っていることが明かされた。

5章ではダンケルクの暴走はユーゴの策であったことが判明する。ヨルクがアバリティア化したのも、ダンケルクがそのことを知らずに斬り捨てたのも、すべてユーゴが仕組んだことである。

副騎士団長。プライドが高く冗談の通じない堅物。ダンケルクにほの字の模様。

4章では反旗を翻したダンケルク側に付き、主人公たちと敵対する。バーンハルト城内にて主人公たちと激突するも敗北。カーヴェインから事情を聞かれるがそれに応えることなく気を失った。

ダンケルクが破れた後、再び主人公たちの前に現れる。まるで人が変わったように公国騎士団を嘲笑ったことから主人公に「お前は誰だ?」と怪しまれる。

実は本物のヴェロニカは気絶している間にリーンブルムによって喰らわれてしまっていた。主人公たちの前に現れたヴェロニカは、リーンブルムが化けた偽者であった。

ダンケルクの息子。カーヴェインやアインレインの友人でもある。

メガネをかけた神経質な青年だが、腰が低くどちらかと言えば気弱な方。本人も騎士より文官の方が向いていると述べている。

4章ではアバリティアシェルの歴史改変の結果、死亡したことが判明する。

ドラーヴァ王立研究所からアバリティアシェルの一部を移植されたことで人造アバリティアと化してしまい、その事実を知らなかった父ダンケルクによって切り捨てられてしまった。

この出来事がダンケルクの暴走を招くきっかけとなった。

5章ではユーゴに憧れていたことが判明する。しかし上述の通りユーゴの策によって犠牲となってしまった。

5章から登場。公国の高等文官。優秀な政治的手腕を持っておりヨルクから目標にされるほど尊敬されていた。一方で無類の女好き。芝居が掛かった仕草をしつつ女性の手を掴んで強引に迫るので性質が悪い。

外大陸への移住計画が立ち上がったためジュビリアの視察に着ていたところ、主人公たちと遭遇する。

説教臭いカーヴェインのことは苦手としている。

その正体は、金で雇ったチンピラを従え幾度もシャルロットの命を狙った男。暗殺者に扮する際は、常にフード付きのコートとマスクで全身を隠していた。

金で懐柔したチンピラもいるが恐怖で従えている者もおり、余程恐ろしいのか正気を失っていた。最悪なことにキーキャラクタークエストでは、シャルロット以外の女性が何人も襲われ人違いで殺されていることが判明した。

口封じに関しては用意周到で、猛毒の薬をチンピラたちの口内に仕込んでいつでも殺せるようにしている。前述の恐怖心はこれが理由と思われる。

また高等文官としては情報屋の男を雇っており、いつでも始末出来るように魔物たちを手名付けていた。

公国の文官という立場を隠れ蓑に竜族と同盟を組んでいる。ジュビリアに視察に来ていたのも森の民の居住区を奪い、竜族との交渉を有利に進めるためであった。

またヨルクがアバリティア化したのもユーゴの差し金である。そうすることでダンケルクを狂わせ、公国の乗っ取りを計っていた。当然のことながらリーンブルムがダンケルクと接触したのもユーゴの仕込みである。

実はエーリンゼよりも更に遠い“滅びの未来(2000年先の未来)”からやって来た人物であり、文明を破壊した惑星の獣から産み落とされた新たな人類《獣の使徒》でもあった。

滅びの未来世界では、ある人物が人間と神族をまとめ上げ『生存戦線』なる組織を率いて獣に抵抗していた。その人物は、赤子の頃に平和な時代で生きてほしいと願った両親によって過去の時代へと飛ばされていたが、成長した後は自らの意志で未来世界へと舞い戻り、レジスタンスを結成するに至った。その人物が“未来のシャルロット”である。

獣としては抵抗されること自体を疎んだ(踏み潰される蟻とはいえ、それに噛み付かれるのは不快とのこと)。

そこで獣の使徒ユーゴは、シャルロットが赤子の内に抹殺しようと時間を遡る。しかしクロノリープの直前、バファリア神族の女性アデライード(未来のシャルロットの側近)によって手傷を負わされ、目当ての時間よりも4年後の時代へと流れ着いてしまった。しかも負傷が酷かったため再起するまでに10年も掛かった。やがてシャルロットの居場所を突き止め、武装集団のリーダーという仮面を被って襲うようになったのだった。

アデライードのことは非常に憎んでおり、彼女の名前を聞くだけで古傷が疼くほど。このため女好きな振る舞いはポーズだった可能性がある(劇中でナンパしたのはモブ女性とエーリンゼとシャルロット。最初の女性以外は命を狙っており、もしもナンパが上手く行っていたらどうなっていたか……)。

むしろ“母親”という存在を憎んでいる節がある。しかしシャルロットの質問に対して「女性に聞かれたら答えないわけにはいかない」とも述べている。

5章ではシャルロット抹殺のため主人公たちを誘き出すが失敗。逃走を図る。

……と思われたが実際は主人公たちを遺跡に誘い込んでおり、そこで獣の力を供給され、下半身が巨大な蛇となった化け物となって勝負を挑む。敗北後は自爆して幕を引いた。

……かに思われたが、実際は獣を通して意識をアバリティアシェルに送り込み、ティリスに憑依していた。しかもシェルには憎きアデライードの意識が宿っており、何の巡り合わせか彼女の精神と同居することとなってしまった。

現在はティリスの精神を掌握しているのか邪悪な表情を見せることがある。

7章終盤にてヴォルディゲンが倒れ、ついに主人公たちの手にティリスを取り戻す。そして聖堂で分離を試みるがユーゴが実体化して現れ妨害を行う。このままティリスは獣への供物として捧げる、と。

だがフェステたちの歌によって弱体化し、そこを主人公の身体を依代にして現れたアデライードによって今度こそ引導を渡された。

思念体となって悪足掻きを続けたユーゴだが、その妄執を以てしても最後までアデライードには勝てなかったのだった。

このためバトルこそないものの真のラスボスと言っても過言ではないポジションになった。

後日談のイベントで本ストーリーは終了となり、数々の伏線が未回収のままエンディングを迎える。

森の民

  • 女王ピピマルカ

6章から登場。森の民の女王。郷の中でも大の人間嫌いで知られている。

何者かに追われていたアデライードとカーヴェインを匿っていたことがあり、彼女の人柄を通じて人間を信頼するようになる。

時代に取り残されることを恐れたピピマルカは、接触的に人と関りを持とうとする。その最中、バファリア教の神官が訪ねて来て恋に落ちる。だが女王としての立場上、公には出来ない秘密の恋となった。

やがて1人娘ルルマナを授かるが、娘は神官と共に姿を消してしまう。それから3年後、ルルマナは疑似アバリティアとなって帰って来た。その事実を知らない森の民たちは暴れるルルマナを討伐しようとしたが、一目で正体を見抜いたピピマルカは“民の安全”という名目で手を出すことを禁じた。

そしてアバリティアシェルが出現したことでルルマナは暴れるのをやめ、これ幸いとアバリティアシェルを“神霊”と呼んで祀るようになる。

これらの事情から人間に失望し、特にバファリア教を強く憎んでいる。

6章のキーキャラクタークエストでは、娘の一件で民を欺いていた罪悪感からすっかり気落ちしてしまう。同じく民を導く立場であるエーリンゼに心配される。

カパククも自分ではどうすることも出来ないと考えていたが、エーリンゼの励ましにより立ち直り、それに感化された民たちも立ち上がる。

そして「女王も一人の人間であり、だからこそ森の民たちが支えるべき」と民たちから告げられたピピマルカは元気を取り戻した。

  • ララフォルテ

5章から登場。外大陸に住む森の民の少女。人間族とのハーフのため容姿は人間にかなり近い。

星霊祭で歌姫を務めるはずだったがバーンハルト公国騎士団の襲撃によって喉を傷めてしまい、療養のため外大陸に戻っている。

バファリア教と関わったというだけで女王の怒りを買って郷から追放されており、現在はジュビリア近郊の一軒家で暮らしている。喉を怪我していたため歌えなくなっていたが主人公たちが薬の材料を持って来たことで完治。

歌姫を務めた後は持ち前の明るさと元気さで歌の教室を開き、アステルリーズの人々からはアイドルのように慕われている。特に異性は彼女が目当てで教室に通っているようだ。

特にアインレインとは立場を超えた友人となり、彼女に歌のコーチをしている。

歌姫になったことでバファリア教団である程度の地位を確立し、それを用いてサラムザートの神殿に自分と同じく追放された者たちを保護していた。

後に追放令が解かれ、それを知った妹分のナナリアが郷に戻らず「帰りたい場所」を探すために旅に出ると聞き、自分を見つめ直すことに。

ナナリアの世話をすることで自分が追放された現実から目をそらしていたのかもしれないと思い悩むが、アインレインから「ララフォルテがどんな決断をしても歌の師匠で友達」と伝えられたことで、アステルリーズに残ることを決意する。

  • カパクク

6章から登場。ララフォルテの幼馴染の青年だが、お互いに恋愛感情はないという。ウルラウ郷の番人を務める。

高圧的で命令口調だがララフォルテ曰く「情に厚くていい人」とのこと。

当初は使命に忠実な人物と思われたが内心では女王のやり方に不満を抱き、同志と共に疑似アバリティア(ルルマナ)を討伐する機会を窺っていた。ドラゴンを倒した主人公たちの実力を見込み共同戦線を張るが、疑似アバリティアには逃げられ女王にも事が露見してしまう。

結果、ララフォルテと同じく郷から追放されることとなった。

  • ナナリア

ララフォルテと同じく人間族とのハーフで妹分。森の民の特徴が強く出ている。

外の世界の文化に触れ過ぎたことで女王から追放され、現在はララフォルテの紹介でサムラザートのバファリア神殿に世話になっていた。

女王から追放令が解かれたと聞いて「今更……!」と怒りをきたして飛び出してしまう。主人公とフェステに連れ戻された後は、郷に戻るよりも外の世界を旅して「帰りたい場所」を探すことを決意する。

彼女の決断はララフォルテに大きな影響を与えた。

  • ルルマナ

6章から登場。ピピマルカと神官の間に生まれた1人娘。上記の通り疑似アバリティアと化している。

  • 原老カヴァ・アク

6章から登場。森の民ではなく老齢のナッポ。プライドが高く様付けで呼ばないとキレる。

偏屈爺のため森の民から嫌われていたが、ピピマルカだけは幼少の頃から足繁く通っていた。そのため彼女のことを孫や娘のように思っている。

実はアデライードとも親交があり、彼女の人柄を認めて心を許していた。カーヴェインとは面識がなかったようでアデライードの息子と聞いて驚いていた。

バファリア神族

1000年先の未来人たちの組織ゾルキシアの長。ティリスの上司であり、エーリンゼにも仕える壮年の男。

  • アデライード

カーヴェインの母親。その素性は、2000年先の未来人でありバファリア神族の女戦士。当時は惑星の獣に抗する組織『生存戦線』の指導者の側近だった。

やがて獣から生み出された新人類“獣の使徒”がクロノリープを行い、指導者が赤子の内に抹殺を図ろうとする。その時に使徒と戦って手傷を負わせた結果、諸共にクロノリープをしてしまった。

その後は人間の男性との間に一人息子――カーヴェインを設ける。しかし彼女はバシュラールによって連れ去られ、非業の最期を遂げた。

だが死して尚その魂はイマジンシードとして現代に留まっていた。主人公が所持するイマジンシードは、アデライードの想いが宿った物であった。

5章ではアバリティアシェルの中にアデライードの人格が宿っていることが判明する。意識をはっきりと持っているわけではなく、主人公が持つアデライードのイマジンシードを向けられた時だけ表面化する。しかし惑星の獣を通してシェルの中に入り込んだユーゴの意識に抑え込まれてしまう。

竜族

本作の最終ボス。

かつてバファリア神族と戦いを繰り広げた『竜族』の王。現代においてまとまりがなかった竜族たちのトップとなり各地の侵攻を行わせる。一方で自身はエーリンゼたちを追う。

その正体は、かつての大戦でバファリア神族に封印された当時の竜族の王。遠い未来に当たるエーリンゼたちの時代にて復活を果たすが、全盛期の頃と比べて竜族は落ちぶれてしまっていた。

そこでヴォルディゲンは、アバリティアを喰らい続けることで世界征服のための力を手に入れようとする。エーリンゼとティリスが主人公たちの時代に来たことを察知して追いかけて来た。

自身を強者と任じ、他者を弱者と見下している。格下相手でも平然と手に掛けるなど冷酷無慈悲。

近づいた対象をエネルギーに変えて『喰らう』能力を持っており、そのたびにパワーアップを果たしていく。ヴォルディゲンは特にこの能力が強いようで、アバリティアを喰らえる竜族も彼しかいないとのこと。

実際は封印中にバファリア神族の人体実験によってアバリティア化してしまったという。

世界征服も悲惨な環境で過ごす同胞のためであり、一部の竜族には救世主として見られている。逆に群れることを強要するヴォルディゲンを毛嫌いする竜族や「アバリティアになった化け物」と吐き捨てる竜族もいる。

7章ではエーリンゼから対話を望まれたことで一行を呼び寄せる。そこで全ての種族が手を取り合える平和な世界をと口にされ、そのためならエーリンゼを喰らっても構わないと申し出を受ける。しかし復讐心に燃えるヴォルディゲンは「お飾りの皇女に何が出来る」「背負うものがないからこそ簡単に命を投げ出せる」と拒否。力尽くでエーリンゼを喰らおうとする。

アヴニンテの独断によって主人公とフェステは地上へと戻され、ヴォルディゲンはカーヴェインと一騎討ちを繰り広げる。

実力差は明白であり、カーヴェインを圧倒して気絶させ、ついにエーリンゼを喰らうというところまで行く。しかしアデライードのイマジンによって阻まれ、そこへ駆け付けた主人公と壮絶な一騎討ちを繰り広げる。

このバトルではバックコーラスが流れる中、主人公1人でヴォルディゲンと激突する。大技の最中、火山弾が地面に落ちるのでヴォルディゲンに2回投げつけることで最後の一撃を阻止できる。猶予は余りないが失敗しても即死するほどではない。

またダメージを受け過ぎてもエーリンゼの援護?で回復するため難易度はかなり低い。

主人公に敗れたヴォルディゲンは「貴様の力をもっと早くものにするべきだった」と苦笑する。直後、アバリティアの力が暴走して苦しみ出してしまう。エーリンゼはヴォルディゲンを解放することで救おうとしたが、彼はその手を拒否。エーリンゼを「お飾りの皇女ではなかったようだ」と認めながらも神族の手に掛かることは望まず、自らを消滅させようとする。

そこへアヴニンテが現れたことに気づき「我は必ず復活する。その時こそ世界を竜族の手に」と言葉を遺した。こうして竜王ヴォルディゲンはこの時代から跡形もなく消え去ったのだった。

  • 双烈鋭竜フレルベ(CV:???※リンク先ネタバレ注意!

竜王の忠臣。普段は人型だが本気を出す際には雷を操る竜の姿となる。

人間を「羽虫」と呼んで見下しており常に高圧的。

2章では人間に化けてバファリア教に入り込んでいた。正体を現した後は2章のラスボスとして主人公と一騎討ちを演じ、崖下へと叩き落され敗北した。

3章では「未来のフレルベ」が登場。仮死状態となって眠っていたところ、エーリンゼたちに助けられたことで味方となっていた。記憶を失っているため主人公たちを敵視していないが「見ているとむずむずする」らしい。

ゾルキシアと共闘が決まった後は、バシュラールの監視のため未来に残る。以後は登場しない。

  • リーンブルム(CV:不明)

4章から登場。紫の巨躯と翼を持つ竜族。広範囲に渡る猛毒のブレスを武器とする。また喰らった人間に化けることも可能。

命を壊すことを喜びとしており、人間が命乞いする様を見て悦に浸る下劣な性格をしている。ヴォルディゲンのことも呼び捨てにしているどころか主人公たちに不覚を取ったことを卑下するなど仲間意識はない。人間同士が信用出来ずにいる光景も好みのようだ。

しかし単なる殺戮者というわけではなく、策を弄する頭脳派としての一面も持つ。

密かにダンケルクに接触し、バーンハルト公国の騎士団を牛耳っていた。

主人公たちを職質した騎士団に対して「怪しい奴らは殺せ」と命令するが、拒否されたため猛毒のブレスを吐いて騎士たちを殺害した。

4章の終盤では卑怯にも気絶していたヴェロニカを喰らってその姿に化け、ダンケルクが狂った経緯を嘲笑交じりに主人公たちの前で語った。主人公から怪しまれたことで正体を現すが、戦いにはならず飛び去って行った。

6章のキーキャラクタークエストでは、不良冒険者を雇って協力者に据え、デミドラゴンたちと共謀させてアステルリーズに向かう商隊を襲う計画を企てていた。しかし主人公、フェステ、ジェイクによって阻止された。

このクエストでは、ジェイクから何度もリーンブルムの名前が出るなど強敵として警戒されている。

またエピローグではヴェロニカの姿で登場しており、商隊を襲う計画は「人間とドラゴンを組ませることでアステルリーズの者たちに不信感を植え付け、その様を見たかった」というだけのもの。

アヴニンテから合流命令が通達されていたが「私は奴の部下ではない。バーンハルトの件は利害が一致したから協力しただけだ」と拒否し、これからも好き勝手に動くことを告げている。

7章の終盤ではヴォルディゲンが主人公に敗れた後に様子を窺っていたことが判明する。「ヴォルディゲンが敗れたか……これからは私が」と不穏な台詞を残している。

  • 炯眼猛竜エルニゲス(CV:不明)

6章から登場。地属性のブレスを操る老戦士。竜王の配下にして盟友。

高潔な戦士でありフレルベを倒した主人公に興味を抱き手合わせを望んでいる。

アバリティアシェルを奪うべく配下を率いて森の民を襲撃。6章のラスボスとして主人公、フェステ、カーヴェインと死闘を繰り広げ敗北。同胞たちにアバリティアシェルの奪取を託しながら息を引き取った。

竜族陣営では最初の退場者となった。

  • 剛筋豪竜ウルガルム

6章から登場。炎と氷の力を操る巨竜。屈強な体格をした大柄な青年の姿をしている。

軽い口調で話し、ティリスを助けようとする主人公を妨害して嘲笑った残虐な竜族。

……と思われたが、主人公たちの呆気に取られる様(マヌケ面)を笑っただけで、実際は気のいいあんちゃんという性格である。言動も子供っぽさこそあるが仲間想いであり、特に竜族の赤ちゃんたちを可愛がっている。

竜族は『個』を重んじており、生きるための協力はあっても足手まといの庇護はない。その中でも彼はかなりの変わり者である。

7章ではバファリアの兵器に襲われていた同族の女性シアラを主人公たちが助けたと聞き、お詫びとお礼として集落まで案内する。

そして終盤ではアヴニンテの命により、ヴォルディゲンの下へ向かう主人公とフェステの前に第一の刺客として立ちはだかる。フェステには説得の言葉を掛けられたがアヴニンテの命令には逆らえないとして巨竜の姿となって勝負を挑む。

死闘の末に倒れ、主人公との戦いは楽しかったと口にした後、子供たちの成長を見守れなかったことを悔やみながら息を引き取った。彼を殺したことは主人公とフェステの心に決して浅くはない傷を残した。

  • 謀才智竜アヴニンテ

6章から登場。光の弾丸や波濤を武器とする。灰色の髪をした優雅な少年の姿をしている。ヴォルディゲンの第一の側近を名乗る。

リーンブルムに招集命令を掛けたり、ウルガルムが戦いの許可を求めるなど竜族でも幹部格にあるようである。

ヴォルディゲンを様付けで呼んだり、敗死したエルニゲスに対しても健闘を讃えるなど礼儀正しいように思えるが、人間や神族に対しては軽蔑を隠そうともしない嫌味な態度を取る。

7章ではグランヴィル氷界に結界を展開。カパククに向けて伝言を残し、主人公たちにエーリンゼを連れて来るように要求した。密かに主人公たちを監視しており、彼女たちに竜族の現状を見せてから殺すつもりだった。しかしエーリンゼがウルガルムの手助けをしたことやヴォルディゲンとの対話を望むと口にしたことで考えを変え、「話し合いで何事も解決するとは思わないことですね」と言いながらも承諾した。

しかしヴォルディゲンにはエーリンゼの言葉は届かず、話し合いを一方的に打ち切って実力行使に出る。その瞬間アヴニンテは独断で主人公とフェステを雪原まで転移させ、ウルガルムを刺客として送り込んだのだった。

実はアヴニンテは未来に生まれた竜族であり、神族によって飼い殺しにされるという境遇にあった。そこへヴォルディゲンという存在を知ったことで希望を見出し、彼を追って現代へとクロノリープして来たのだった。このため未来の神族の技術を使うことが可能であり、結界やテレポートなどを用いていた。

フェステにはウルガルムを嗾けたことを責められるが、ヴォルディゲンがいなければ竜族の子供たちも未来はないと跳ね除ける。そして第二の刺客として主人公とフェステに挑む。戦闘ではこれまでの落ち着きが嘘であるのような苛烈ぶりを見せる。

膝を突いた後はヴォルディゲンのために生き延びると口にし、テレポートで姿を消した。

主人公とヴォルディゲンが対峙する場に現れるが既に決着は付いており、ヴォルディゲンは暴走するアバリティアの力によって間もなく消滅するところだった。しかし散り際にヴォルディゲンは「我は必ず復活する」という言葉を遺していた。

アバリティアはいつか必ず復活する――それを信じたアヴニンテは、100年でも1000年でも待つと口にし、主人公たちの前から立ち去っていった。

その後は唯一生き残った幹部としてヴォルディゲンに代わって竜族を率いている様子。

その他

主人公の行く先々に現れる謎の少年。主人公に向けて『来者(らいじゃ)』という言葉を残すなど何かを知っているような態度を取るが……。

エーリンゼたちのように時間を行き来は出来ないが、なぜか1000年後の未来にも彼の姿は存在している。また暴れていたドラゴンを一瞬で倒すなど人間離れした実力を持つ。

フェステとはあらゆる点で対照的でもある。

結局、最後まで正体が明かされることはなかった。

  • ナッポ

本作のマスコット的存在。画像はハッピーナッポ。

都市や村などに生息しており個体数が非常に多くカラーリングも多彩。フィールドに隠れている「ハッピーナッポ」は、発見する数が多いほどグローリーコイン(GC)が報酬としてもらえる。これは開拓局で記念品交換に用いられる。

ただしフィールドには敵として登場する場合もある。群れて遠距離攻撃を仕掛けて来るので見た目とは裏腹に手強い。放っておけば繁殖し過ぎて生態系を崩してしまうため定期的に討伐されている。

ガシャの演出に登場する女の子。当初は名前設定がなかったが2023年9月15日のブルプロ通信♯11にて判明した。それまでは「ガシャ子」「ガチャ子」という風に呼ばれていた。

イージスファイターの男性。守りに関する重要性を主人公に教えてくれるベテラン。

ツインストライカーの青年。英雄を夢見る陽キャ。

ブラストアーチャーの少女。当初は主人公を上手く利用して成り上がろうとしていたが、好意を抱いてからは友達として接するようになり、共に成長を志すようになった。

当初はズル賢い面も見られたが、本質的には嘘が吐けない素直な性格である。ただ好意が一方的かつ素直過ぎるため主人公には困り顔をされることも。

スペルキャスターの少女。ある事情からスキルが使えないため主人公にエングラムの回収を依頼する。

見た目とは裏腹に熟練の魔導士を思わせる口ぶりで話すが……?

ヘヴィスマッシャーの女性。少し前まで師匠と一緒に行動していたためか完全な男口調で一人称もオレ。一人は寂しいということで主人公をパートナーに誘う。

ツンツンしておらずむしろ気さくに話しかけて来る。

  • カラント

ブリッツランサーの少年。小柄だが主人公に対して先輩風を吹かすなど背伸びをする。

  • グレン

ビートパフォーマーの青年。明るく熱血で思慮深い性格。つらい依頼をこなす冒険者たちのために音楽の力で励まそうとしている。ビートパフォーマーの奏でる音楽には力があると信じている。

クエストでは複数のNPCが登場するなどシナリオ面に力が入っている。

  • ヴァーレン

大資産家にして大蒐集家である『キングコレクター』の使いを名乗る青年。期間限定イベントでのクエスト受注は彼と話すことで行う。

常にテンションが高いナルシストで、クエストの会話では独りよがりな発言でしばしば脱線してはカルネラにディスられている様が見られる。後にお人好しだがドジという属性も付与された。

髪と瞳の色がカルネラと似ているが、血縁関係とは明言されていない。

  • カルネラ

大資産家にして大蒐集家である『キングコレクター』の使いを名乗る女性。期間限定イベントでのアイテム交換は彼女と話すことで行う。

クエストの会話ではヴァーレンに豊富な語彙でツッコミつつ、彼が脱線させた会話の軌道を修正する役回り。非常に物腰が柔らかく、ヴァーレンに毒を吐く際も穏やかな佇まいを崩すことはない。

髪と瞳の色がヴァーレンと似ているが、血縁関係とは明言されていない。

用語

  • 惑星レグナス

 この世界の名称。

  • マグナ大陸

 本作の舞台となる大陸。

  • 外大陸(がいたいりく)

 マグナ大陸の外側にある大陸。最近発見されたため人が少なく、未開拓の地域も多い。

  • ルーノ

 この世界の通貨。魔物を倒しても直接通貨を得られず、魔物からのドロップ品や採集で得た換金アイテムを換金するか、クエストやミッションの報酬として受け取るのが冒険者の主な収入源。

  • エングラム

 この世界における万物に宿るエネルギーの総称。生物・無生物問わずに宿っている。生物が持つのは「生体エングラム」、それ以外は「自然エングラム」と呼称される。

世界を循環する生命エネルギーという点、魔法の触媒として応用できるといった点などは、概要としては多くのファンタジー作品のエネルギー概念である、マナやエーテルといったものに通ずる。

 主人公はこのエネルギー量が非常に多く、エーリンゼに至っては特殊なエングラムを宿した存在に当たる。

  • クロノリープ

 装置によって時間を移動することを指す。現代においては神懸の御柱にある装置でしか移動できないとされている。移動の際にはクロノグラムを用いる。

    • クロノグラム

 クロノリープをする際に用いるエングラムの結晶体。人々の想いを利用し、装置を用いることで生成される。バファリア教団は星霊祭という一大イベントを利用することでこれを生み出し、供物として神族に献上していた。

 エーリンゼたちの時代では教団が機能しなくなっているため貴重な物質となっている。また何度もクロノリープを行うとクロノグラムが消滅してしまう。

  • イマジン

 生物の強い感情や想いといった精神的要素が実際に形を成したもの。

ゲーム中では装備することで力を発揮し、戦闘のサポートや乗騎などに活用できる。

    • バトルイマジン:召喚獣枠。魔物を呼び出して攻撃や補助を行わせる。2体まで選択可能。
    • エンハンスイマジン:アクセサリー枠。装備することでステータスを上昇させたりアビリティ効果を発する。イマジンは5種類のシンボルのいずれかに分類されており、プレイヤーは各シンボルのイマジンをそれぞれ一つまで装備できる。
    • マウントイマジン:乗り物枠。街やフィールドを高速移動できる。ただしマウント搭乗中は攻撃が一切できない。
    • イマジンシード:ストーリーに登場するアイテム。他者の想いが込められており、その人物の記憶を映像として脳内で見ることが出来る。またバトルイマジンとしてアバリティアなどを再現して従える者もいる。
  • アステルリーズ開拓局

 冒険者たちを支援する一大民間組織。ファンタジー的に言うところのギルドと同義。フェステ曰く「仕事の紹介所」。

 主人公はここに所属することで様々な支援を受け、また依頼を受けて人助けをしていくこととなる。

 冒険者ランクなるものがあり、ストーリーを進めるためにはこれを上げて腕利きと認められる必要がある。ちなみにランク7で一人前の冒険者の称号が手に入り、ランク9でベテラン扱いされる。

  • バファリア神族

 かつてレグナスを席巻した神々。現在ではレグナスから去っており、神々の遺産が各地で見られる程度になっている。レグナスの人々はこの遺産を利用して生活に役立てている。

 実態は高度な機械文明を持った人間たち。エーリンゼやティリスもバファリア神族の一員である。

 当時は竜族と地上の覇権を争っており、自分たちに代わる戦力として人間や亜人を生み出した。しかし人間と亜人は共謀して反旗を翻してしまい、バファリア神族は地上を去ることを余儀なくされた。

 以後はバファリア教を通して地上に干渉している。神託の巫女が授かる神託も彼らの意志に他ならない。未来と現代の神族同士のやり取りも可能。

  • 来者(らいじゃ)

 異世界からの来訪者を指すと言われているが、実態はエーリンゼやティリスのように時間移動して来た者たちを指す。世間には伝わっていないどころかバファリア教でも実態を把握しておらず、どのようにでも解釈出来る(神々と見なすことも出来る)ことから迂闊に口に出来ないでいる。

  • バファリア教

 この世界における宗教。バファリアの神々を信仰している。

単なる宗教団体ではなく衛士たちを従えるなど武力を持っており、神々の遺産(遺跡含む)を管理・守護している。

 前述の通りその実態は、バファリア神族の意志で動く駒である。

  • 神託の巫女

 バファリア教において神の言葉を授かる女性を指す。神官や神官長よりも更に高位に位置しており、巫女の言葉は神の言葉とされる。予言は必ず的中するため神託の巫女を利用しようとする者たちも。

 予言の正体は、未来もしくは現代のバファリア神族から指令である。

  • 竜族

 かつてバファリア神族と争った種族。当時の竜王は前述の通りヴォルディゲンであり、彼が封印されたことで竜族は衰退していった。現代ではトップが不在のためかまとまりがなく、姿もほとんど見られなくなっていた。

 しかし未来にて復活を果たしたヴォルディゲンが現代へやって来たことで統率が取られるようになり、人々を襲うようになった。

  • アバリティア

 禍々しいオーラをまとった邪悪な魔物。現代においてはおとぎ話として伝えられる程度だったが、エーリンゼの時代においては世界を滅亡に追いやるほど増殖してしまっている。

 その正体は、時間移動・歴史改変によって起きた矛盾(歪み)から生まれたモノ。存在自体が時空の歪みであるため世界に対して悪影響を与え続け、農作物が採れなくなるなど大地を衰退させていく。

 通常の魔物より強力な力を持っている他、死体になっても復活するという厄介な特性を持つ。対処するにはエーリンゼが行う『解放の儀』によってアバリティアを解放するしかない。

 本作の目的は各地のアバリティアを解放し、星の未来を救うことにある。

    • フラックス

 アバリティアの影響を受けて凶暴化したエネミー。名称に“F”が付く。

    • アバリティアシェル

 バシュラール一派が開発した巨大な人造アバリティア。理論上は他のアバリティアを制御して支配できるが、この能力を使用するには特殊な生体エングラムを持った者を取り込む必要がある。

体細胞を移植された生物は、アバリティアへと変貌してしまう。

 獣の使徒は“現身(うつしみ)”と呼んでいる。

    • アバリティアシェル計画

 シェルを用いることでアバリティアたちを制御下に置き、破滅の未来を救うというもの。しかし真の目的は、後述の惑星の獣を御するための手段である。

 シェルの依代として選ばれたのが、特殊な生体エングラムを持つエーリンゼだった。当然のことながら皇女を犠牲にするなどとんでもないと反対され、エーリンゼとティリスが過去の時代にやって来てアバリティアを解放するという方向で話が進んだ。

 しかし、これすらもバシュラールの計画の内だった。アバリティアを解放するたびにエーリンゼのエングラムが活性化し、シェルとの融合率が高まって行く。

ティリスの正体もエーリンゼを監視するために送り込まれた間者である。ただしティリスは反対派であり、アバリティアシェル計画の全容も聞かされていなかった(アバリティアを制御して未来を救うとだけ聞かされていた)。

  • 惑星の獣(ほしのけもの)

 かつて旧世界を滅ぼした獣と伝えられる存在。現代においてはおとぎ話として伝わっている。

 その正体は、惑星レグナスの防衛機構。高度に発展した文明が星に害を与えるとみなされた時に現れ、文明を破壊し尽くす。

 普段はこの世界の時間から切り離された場所『虚数世界』におり、それを通してアバリティアと繋がっている。このため滅ぼすことは不可能とされていたが、バシュラールはアバリティアシェルを用いることで惑星の獣を制御しようとしていた。

 ちなみに感情を持った存在らしく、自分に刃向かう者に対して嫌悪感を抱くらしい。またクロノリープこそ害悪と考えており、その文明・技術を破壊するために行動を起こしたことが示唆されている。このためクロノリープをするたびに獣を刺激して目覚めを早めてしまう。

 2000年先の未来世界では獣によって大地が吸い上げられ、文明が破壊された世界となっている。

    • 獣の使徒

 2000年先の“滅びの未来世界”おいて惑星の獣によって生み出された新人類。外見こそ人間と変わらないが、造物主である獣を妄信的に崇拝している。

 劇中では使徒の先兵が現代にやって来て暗躍したが、複数の同志がいることを匂わせている。

クラス

プレイヤーキャラクターは下記のいずれかのクラスに就くことができる。固有のスキル(必殺技や魔法)やアビリティもあり、一部のアビリティはクラス共通で使用可能。このため複数のクラスを育てることでより強化できる。

クラスチェンジは武器を持ち替えるのが条件だが、戦闘中やミッション遂行中は装備変更が不可能であり、拠点などの安全な場所に移動するかエネミーから大きく離れる必要がある。

ちなみにクラスブーストなる者があり、各クラスの源レベルによってステータスに補正が掛かる。最終的に全てのクラスレベルをカンストした方が強くなるので、強さを求めるなら狙って損はない。

  • イージスファイター

略称は『盾』。

剣と盾を使いこなし、ヘイトコントロールや防御バフを得意とする守りの要。

総合的に火力が低いのが難点だが、敵の攻撃を盾でカットする唯一無二の能力と、それを支える耐久力の高さを併せ持ち、ソロ活動からパーティの壁役までそつなくこなせる。

防御からの連携で強力なガードカウンターを放てるが、短時間中に盾で強力な攻撃を受け続け過ぎると一定時間盾が使えない状態になるので、盾の耐久力を示すシールドゲージには気を配ること。盾が使えないと防御以外にも一部のタクティカルスキルが使用不可になる。

なおシールドゲージの消耗度合いは、防いだ攻撃によって自身が本来受けるダメージ量に依存する。そのため、盾の強度を補強するバフを織り交ぜつつ、状況に応じて受け止める攻撃と躱す攻撃を取捨選択することが肝要となる。

  • ツインストライカー

略称は『斧』。

二本の斧による連撃を繰り出し続けることで、己の限界を超える近接アタッカー。

コンボゲージを溜めることで与えるダメージが上昇し、爆発的な火力を叩き出す。防御手段に乏しい点は、HP吸収の効果を付与したスキルを上手く活用することで耐久面をフォローできる。ただし上級ミッションなどでは割とあっさり死ぬので、死にまくると思ったらHPの増強やクラスアビリティ「アドレナリン」などで耐久面を鍛えた方が良い。

また「ウォークライ」でスーパーアーマー状態になれるので死亡した味方を復活させやすい。クラスアビリティ「ドレインフィーバー」をセットすることでコンボ数が一定以上になると攻撃の度にドレインが掛かるため生存力が向上する。これはPT全員に掛かるのでPT戦では必須。

このように前線で殴る以外にも役割があり、PTの戦力に応じて火力か生存力のどちらを優先するか考慮するとよいだろう。

火力重視ならばコンボゲージを125%にした状態で「ウォークライ」「イグニッションβ」を付与し「ドレインスパイラルβ」or「デスペラードα(可能ならば事前にブラッドアックスβ)」を使用することで全クラス随一の火力を発揮出来る。このルーチンを途切れさせないように繰り返すことがツインストライカーの神髄と言っても過言ではない。

リーチの短さがネックだが、攻撃速度や手数の多さは他のクラスの追随を許さない。

火力面では最強でありソロからPTまでこなせる。初心者がストーリーやクエストを進めるならお勧めのクラス。

  • ブラストアーチャー

略称は『弓』。

弓を使ったレンジ攻撃だけでなく、戦況に応じた味方のサポートにも長けるクラス。

遠距離攻撃を主体に回復やバフ、デバフを振り撒く支援タイプ。ソロでは火力向けのスキルを使うのが主だが、パーティー戦においてはバフとデバフ主体にした方が殲滅力がある。このためソロとパーティーで戦い方がガラリと変わる。

火力は低いものの特に難しい操作もないため初心者にも扱いやすいクラス。反面、ソロでこなすことが多いストーリーやクエストでは火力不足が仇となるので注意。

  • スペルキャスター

略称は『杖』。

様々な属性の攻撃スキルを駆使して敵を殲滅する、レンジタイプの高火力アタッカー。また敵単体に対して全属性耐性20%ダウン(属性ダメージが20%増加する)という非常に強力なデバフが使える。

操るスキルはいずれも強力なものばかりだが挙動に癖があるものが多く、使用に際してEP(RPGで言う所のMP)の管理や機動力の面で制約を受けていることから、ソロでは慎重な立ち回りが求められる。

一方で味方が敵を引きつけているパーティ戦では、非常に強力なダメージディーラーとなれる。

火力こそツインストライカーには劣るものの範囲攻撃に優れており、集団戦では大いに役立つ。ボスに対しても弱点属性を突いて攻撃することでバーストを起こしやすい。また自己強化スキルに長けており、使用中の瞬間火力はストライカーを上回る

欠点は自衛・回復手段に乏しいこと。特に上級調査では、回復アイテムや復活回数が少ないため多少なりとも体力の底上げをしておきたい。

またその場から動かずスキルを連射するのが基本戦法なので、エネミーに張り付かれたり広範囲攻撃を連発されると邪魔をされて火力を発揮しにくい。上級調査のエネミーは雑魚でも瞬殺が出来ないほどタフなのもある。

  • ヘヴィスマッシャー

略称は『玉』。

遠近両用の特殊なハンマーを巧みに操り、優れた火力と耐久力で戦線をコントロールするクラス。

大振りではあるが一発あたりの威力が大きく、またダメージ無効や自己回復などの耐久面をサポートするスキルに恵まれていることから、継戦能力は非常に高い。

敵を自身に引き寄せるスキルは、戦場をコントロールする手段としてパーティ戦で重宝。

集団戦では敵を引き寄せるスキルが非常に強力なためミッション周回では大いに役立つ。ボス戦では高い耐久力を駆使してタンク役になれる。

  • ブリッツランサー

2023年8月16日に実装されたクラス。

舞うような槍さばきと高い機動力を生かし、戦場を縦横無尽に駆ける槍使い。

固有技によって3種類の「刻印」を敵に刻み、特定のスキルをぶつけて発動させることでダメージと同時にデバフを与えることができるのが特徴。

また刻印を3種同時に起爆すると「重刻・散華」という範囲攻撃を発生させることができ、敵が密集しているシチュエーション下では強力無比なダメージソースとなりうる。

刻印をいかに効率よく発動させるコンボルーチンを構築するかが、プレイヤーの腕の見せ所。

型にハマった時の爆発力は全クラス中随一。単体における瞬間火力ストライカーを上回る。

一方で自力でHPを回復させるスキルを持たないため耐久力が低く、スーパーアーマーも手軽に付与できないことから一対多の状況にはめっぽう弱い。

攻撃もモーションが長く、集団戦では横槍を入れられて途切れさせられがち。しかも刻印の付与・発動は「多段攻撃の最初or最後の一撃」など指定されており、ただスキルを当てればいいというわけではない。無論、スキルが命中しないと話にならないので回避率の高い相手も悪手。

  • ビートパフォーマー

2024年4月24日に実装されたクラス。

楽器で音楽を奏でることにより、ロングレンジ攻撃やサポートなどのアクションを行う。

スキルは対象を直接狙うだけでなく、設置型オブジェクトである「アンプ」に当てて効果範囲や威力を増大させることで真髄を発揮できる。

支援に特化されたクラスで、範囲内の敵味方にバフ・デバフを付与する。

通常攻撃の威力は低めでLv1の雑魚すら瞬殺出来ない。しかし設置したアンプから通常攻撃を引き金に音波を発するため威力が引き上がる。スキルも火力向けのものは少なく、通常攻撃ですらひと手間掛かるのでエネミー狩りには不向き。PT戦で進化を発揮する。

タクティカルスキル

クラス固有の必殺技で、習得したスキルをアクションパレットにセットして使用する。

最大8つまでセットが可能。

スペルキャスター全般や一部のスキルを除いて原則ノーコストで使用できるが、各スキルには専用のリキャストタイムが設定されており、再使用には一定のインターバルを挟む必要がある。

基本的にはクラスレベルを上げることで習得していき、以後もレベルに応じて特性が追加され成長していく。最初は使いにくいスキルも最高レベルまで引き上げると一線級の性能になることも。

更に特定の条件を満たすことで各タクティカルスキルにαスキルかβスキルに派生させることが出来る。どちらも入手に時間が掛かるのでエンドコンテンツの一種に近い。

αスキル

クラスマスターに話しかけて「闘士の護符」を1つ消費して入手できる。ただ前提条件がある。

  • クラスマスターから受けられるクエスト「更なる高みへの導き」をクリア。
  • 該当するクラスクエスト5種をクリア。

この条件を満たすことでクラスレベルを45にすると「闘士の護符ボード」が手に入るクエストが開拓局で受けられるようになる。このボードを進めることで闘士の護符が1つずつ手に入るが、入手するたびに条件が厳しくなっていくので、どのαスキルを手に入れるか考慮するべし。

βスキル

クラスレベルを50にすることで条件が解放され、以後はミッションをクリアすることで手に入ることがある。ミッションはどれでもよいが、上級ミッションの方が入手確率が高い。

βスキルを習得していないタクティカルスキル(αスキルも可)をセットすることで、セットされているもののβスキルがドロップする。運が良ければ複数手に入る。

100%運が絡むためある意味αスキル以上に入手が難しい。また必ずしも性能がαスキルより高くなるわけではないので、基本的にはαスキルの入手を優先するのがお勧め。

ただしクラスによってはβスキルが非常に強力なケースもある。

ULTスキル

いわゆる超必殺技。クラスレベルを10にすることで習得できる。

使用時に短いカットインが入り(設定でオフにすることも可能)、モーション中は無敵となる。

他のスキルやアビリティとは異なり、クラスの成長による派生などの変化はない。

アビリティ

タクティカルスキルと同じくクラスレベルを上げることで習得できる。

クラスアビリティ

クラス固有のアビリティ。移動速度アップやスタミナアップなどがある。

クラス間で共有できるアビティもあり、メインではないクラスを鍛えることでメインクラスも強化できる。ツインストライカーの「エグザルテーション」は攻撃力をアップさせる数少ない共有スキルなので優先的に取得したい。

ベースアビリティ

クラス固有のアビリティ。HPアップや攻撃力アップなどがありステータス面を強化する。

こちらは共有出来ない。

武器

主にミッションをクリアすることでドロップする。

少々大変だがストーリーやミッション、アドベンチャーボードなどを進めてレシピを入手し、素材を消費して作成することでも入手できる。

武器にはスロットが設定されており、最大で4つまでアビリティをセットできる。HPや攻撃力を増強したり、クラススキルの威力を引き上げるアビリティがある。基本的にはスキルの威力を上げる方がダメージが多くなる(ストライカーならドレインスパイラル、スペルキャスターならアイシクルなど主要なスキルを強化する)。

また武器によっては種族に対する特攻がランダムで付与され、ボアキラーやオーガキラーなど特定の種族に対する威力がアップする。

現在ではグランド(地上にいる敵にダメージアップ)が非常に人気。これが付く武器は上位ランクの武器よりもわずかだがダメージが高くなる。

イマジン

エンハンスイマジン

本作には防具が存在しない

代わりにエンハンスイマジンなるものがあり、身に着けることでステータスを上昇させることができる。これは5種類(5枠)存在しており、同じものを2つ以上身に着けることはできない。

ステータスをアップさせるアビリティが付与されている。

上級ミッションなどは即死級の攻撃をして来る雑魚・ボスが多く、基本的には「生命の奔流」が付いた物が人気。

バトルイマジン

ファイナルファンタジーで言うところの召喚獣

最大2種類まで装備可能。装備するとエンハンスイマジンと同様にステータス補正が掛かる。

コマンド入力で使用可能なイマジンで、召喚したイマジンが直接攻撃や補助を行うタイプと、イマジンを自身に憑依させて一時的にパワーアップを図るタイプの2つがある。

基本的には前者を扱うことになり、後者は現在では「デミフレアドラゴン試作型(現在は廃止)」でしか使用できない。

こちらもステータスをアップさせるアビリティが付与されている。

コンテンツ

フィールド

広大なフィールドを歩いて素材を集めつつエネミーを討伐するのが主となる。クエストでは大変お世話になる。

出現ポイントに生息する特定の種族のエネミーを多く倒すと強力なネームドエネミーが出現することがあり、倒すと強力なイマジン、もしくはその素材(初回はレシピ)が手に入る。

ネームドエネミーは、

  • 出現するまでのインターバルがある
  • 昼夜のどちらにしか出現したいタイプがある
  • プレイヤーが複数集まることで出現する

という設定だったが、2024年2月28日のアップデートから条件が緩和。

インターバルが半分に短縮され、昼夜の条件やプレイヤー人数の条件が撤廃された。

自由探索

各ダンジョンを自由に探索し、宝箱や素材などを集めることが出来る。ここでしか出現しない魔物やアイテムなどがある。主にイマジン入手のための素材が手に入る。基本的にその旬の最強イマジンはここで手に入る。

通常フィールドと同じく特に制限もなく移動狩り・定点狩りなどができる。

こちらでもネームドエネミーが出現する。基本的にフィールドに出現するものより手強い。

ミッション

自由探索とは違い、マッチングした6人でダンジョンの最深部にいるボスを倒しに向かうというもの。ここでしか手に入らない素材があり、これはクリア報酬として獲得できる。

武器作成のための素材が置かれていることが殆どなので、武器のために何度も周回することとなる。また武器やエンハンスイマジンがドロップする。どの武具が落ちるのかはミッションごとに確認が可能。

ただしバトルスコア(戦闘力)が一定以上ないと参加できないため、ステップアップのためにプレイヤーはこまめな装備やイマジンの新調を求められる。これはアップデートで大幅に緩和されたので、そこまで意識しなくてもよい。

回復アイテムは支給・現地調達されたものしか使えない。出現する敵もフィールドのものよりはるかに強い。

  • 追加調査

ダンジョンの最奥にいるボスの討伐を目指す。初心者はまずここから。

  • 上級調査

ストーリークリア後に挑戦できる高難易度ミッション。追加調査のいわゆるハードモードといった趣で、出現する敵が相応に強化されている他にも、支給されるアイテムや復活可能回数が減少しており、制限時間も大幅に短くなっている。

雑魚ですら非常にタフになっており、火力最強のストライカーでも秒殺は不可能。

  • ラッシュバトル

いわゆる闘技場。大部屋型のエリアにウェーブ形式で次々と出現する敵を殲滅する。

進行に応じてチャレンジが発生し、達成することで一時バフなどのメリットが得られる。

調査とは異なり、報酬に武器素材は出ないが経験値、武器に装着するプラグ稼ぎに向いている。

  • EXラッシュバトル

期間限定で挑める高難易度の闘技場。考えなしに敵を倒していると大量のザコやボスが沸いて押し潰されてしまうので、事前にどの条件で敵が出現するのか予習したい。

  • タイムアタック

ダンジョンのクリア時間を競う競技。経験値やルーノは大してもらえないがGCが多くもらえる。

ランキング上位者には特別なアクセサリーが期間限定で貸与される。

  • スコアアタック

ダンジョンでうまく敵を倒しスコアを競う。コンボを繋いだり大ダメージを与えて敵を倒すと高ポイント。

こちらもランキング有り。

  • 連綿の塔

数十ステージを連続で突破するミッション。始まりの塔(20ステージ)と修練の塔(現在35ステージで追加される可能性有り)が実装済み。

ステージによっては敵の全滅の他、特定の敵を倒す、オブジェクトを破壊するなどの条件設定がされており、条件を満たせば次のステージへ進める。

  • レイドバトル

特定の時間帯のみ参加できる多人数参加型コンテンツ。最大30人のプレイヤーで協力して巨大な竜やワームを討伐する。

クリア時にバトルにおける貢献度が順位として記録され、上位になるほど追加報酬が多くなる。

  • 防衛戦

レイドバトルと同様、特定の時間帯のみ開催される多人数参加型コンテンツ。

次々と押し寄せるエネミーの群れから制限時間いっぱいまで拠点を守り切る、もしくは最終フェーズで登場するボスを撃破するのが目的。

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