聖・ラマン
せいらまん
海をイメージした髪が特徴の女子高生ヒーロー。愛称は「ラマンちゃん」。
真面目な優等生で流行には疎い。
本作の女性キャラでは珍しく特に性格が変じゃないヒロイン。
初登場時は男子しかヒーローになれないことから性別を隠すため、弟のポパイが作った船のハリボテを着てセーラーマンと名乗っていた。
だが会長から「天才マンの選抜で残った者をヒーローとして認める。その言葉に二言は無い」とのことで、正式なヒーローになれた。
実はかなりの苦労人で、6歳のときに両親と死別して以降、家事・バイト・弟の世話・学業・修行にあけくれる日々を送っていた(流行に疎いのも家が貧しいから)。
必殺技は頭の両脇から放つ高威力の魚雷(というかミサイル)、ドッゴーン。惑星破壊に耐えられるキャラがゴロゴロいるとはいえ、「(第3小表)宇宙一頑丈」という設定のガンジョーダX(数十mはある宇宙船を丸ごと蒸発させられる天才マンのカッ!を弾き返すほど)に傷をつけているあたり火力はハンパではない。他に拘束用として袖口部分に碇つきの鎖を仕込んでいる。
また、上述した優等生っぷりは良い方向に生かせばハンパなものではなく、初めて見る携帯電話を説明書の軽い一読だけで戦闘中に使いこなせるほど学習能力が高い。流行には疎いが昔のトレンドは妙に知っている。
聖・ラマン=けがれなき愛の人という名の通り、愛を語らせれば彼女に敵う者はいない。
密かに勝利マンに憧れているが、当の勝利マンはラマンの恋心を感じ取って悪寒する場面も。スーパースターマンに対してはしつこく言い寄られているせいかかなり辛辣(一度だけデレてくれた)。救世主マンからも想いを寄せられているが、こちらは命を救われたこともあって好意的。
満を持して登場した美少女ヒーロー、清純派女子高生ということでお色気担当としての人気も。ラッキーマンや会長からセクハラされたり、第10小宇宙神の策略で野球拳をやらされた時は興奮した敵味方観衆が(女性も含め)一体となって対戦相手を応援するほどだった。
着用しているセーラー服は公式でノースリーブだったり長袖だったりする。ミニスカートの中身は秘密。靴下は連載当時流行していたルーズソックスだが、これはお洒落で履いているのではなく古くなってゴムが切れてダルダルになった靴下であり、新しい靴下を買うお金がないので使い続けているからとのこと。