天才マン
てんさいまん
CVは関智一。
初出はLUCKY55:ラッキークッキーついに決着つく!!の巻~(単行本5巻、文庫3巻)
自称この世で一番美しく華麗なキザ野郎。
50億年に1度生まれるか生まれないかのレベルの天才児であり、300年前にヒーロー学校を全教科満点の首席で卒業。その平均勝利時間は0.3秒で、勝利マンは常に心のライバルとしていた。
作中に登場するヒーローたちが属する「ヒーロー協会」の認定第一号だったが、自分のミスで認定証を紛失。それにより会長から叱責された事でプライドを傷つけられた上ヒーロー協会からの破門を言い渡される。その事で会長を逆恨みし、彼と認定証を奪った盗人野郎への復讐を誓う。そしてヒーロー星破壊を企むよっちゃんの右腕である、お手手戦隊指レンジャーの親指グンジョーとしてラッキーマン達と敵対する(あくまで同盟であり主従関係はない)。
ラッキーネットワーク上でFCが設立されているキャラの一人。
子供の頃は劇団ほへとに通っていた。兄貴はやめろ。
初登場時はガモウ絵に珍しい5.5頭身という高身長のスペースルックだったが、次の回では何事もなかったかのように3~4頭身になった。天才だから頭身やコスチュームを簡単に変えられるらしい。
勝ち抜き戦では主将を務め、同じくヒーローチーム主将のラッキーマンと対決する。もっとも当初は怯えるラッキーマンを殺すつもりはなく、軽く気絶させるだけで済ませるつもりであった。しかし、ラッキーマンが持つ認定証がかつて紛失した自分の物だったことから彼が犯人とわかり、自らが考えた最高に苦しい殺し方で殺そうと決意する。
手始めに、雨雲どんどん君で幸運の星を遮り動きを封じるもラッキーによって阻止され、さらに顔面に屁をかまされた事で冷静さを無くして怒り狂う。その後落ち着きを取り戻し、ペンダントを揺らして彼に催眠術をかけ眠らせてから金魚鉢型の処刑台に拘束。水責めとくすぐりの二重苦で復讐を果たそうとする(そのため天才マンの戦闘シーンは皆無だった)。だが、スーパースターマンと努力マンのやりとりのおかげでラッキーが起こり、ひっくり返った金魚鉢に自分が飲み込まれてしまう。さらにラッキーマンに両足を掴まれた状態で再び鉢が回転したため逆さ吊りとなり息継ぎが出来ず、皮肉にも反対に自分が窒息させられ気絶し、敗れる結果になった(空気の無い宇宙で普通に活動できるのになぜ水中では窒息するのか?と突っ込んではいけない)。
戦闘後、ラッキーマンが彼の持っているペンダントに目が眩んで天才マンの懐をまさぐった結果、体内の水を吐き出させられ意識を取り戻し、彼が助けてくれたのかと勘違いする。会長に説得されヒーローへの復帰を促されるも、今までの自らの行いから迷っていた。しかし直後によっちゃんの放ったレーザーで殺されかけた(ここでもラッキーマンのラッキーにより救われる。)事で踏ん切りをつけ、つまらない恨みは捨てヒーローとしてラッキーマンたちの仲間となった。天才だから誰につくのが正しいかわかっているのだろう。
実は、最初に認定証を盗んで宇宙に捨てた真犯人はよっちゃんであり、それをたまたま見つけた元祖ラッキーマンが拾って持っていたというのが真相であった。
天才ゆえに戦闘力もトップクラスだが、天才であること自体がそのまま弱点にもなっており、完全無欠な者などそうそういないことを示す例でもある。ピンチになったことが無いため、窮地に追い詰められると脆いほか、プライドが高いためそれを傷つけられるととんでもない顔芸を交えた怒りで正常な判断ができなくなる。
カッ
頭の三日月型のパーツを「カッ!」と光らせ、宇宙船でも粉末レベルまで破砕するほどの威力を持つ光線を放つ技。もっと強力な「ビカッ!」にしたり、無関係な一般人には一切被害を与えず、対象にだけダメージが行くように加減するという離れ業も行える。
光速パンチ
比喩ではなく光の速さで放たれる拳。だがあんまり当たったことが無い。
漫画地獄戦士魔王に登場する野獣のファン(?)であったり、天才にしか理解できないギャグをかましたり、何事もわかっているような口ぶりで「ふっ」と返事をしたり、野球のバットを逆さまに持ったりと実にうさんくさいヒーローであるが、会長率いるヒーローチームのブレインである。何を隠そうNAINAI16を生み出したのも彼である。じたばたするとジュウシマツがくる。
アニメと原作とでカラーリングに若干差があるが、文庫版のフィギュアはアニメ基準になっている。
ちなみにアニメではキューティーハニーのごとくヒーロースーツを脱いだ。
描き手によりイケメンだったりかわいかったり顔面崩壊していたりと、捉え方によれば個性豊かなキャラとも言える。