概要
読者からの応募で採用されたヒーローのひとりで、その際ハガキに色が塗っていなかった。
そのため全身が真っ白。
ヒーロー達の中で実力はスーパースターマンを除くとぶっちぎりの最下位だが、胸に抱いた浪漫は大きい。
今明かされる驚きの白さ
そのすべては風のいたずらからはじまった…。
とある星でオシャレな男「男のロ・マン」が
プリンセス・フランソワーズに一目ぼれ。さっそく彼はデートの誘いの手紙を出したのであった。
約束の日、約束の場所で一人待ち続ける男のロ・マン。だが約束の時間を過ぎても彼女は来ない。
雨の日も風の日も毎日待ち続けること10年。
オシャレなファッションも髪の色も色あせてしまい今の真っ白な姿になった。
ある日プリンセス・フランソワーズが偉い人の式典やパーティーで多忙ということを耳にする。
ついに彼は自分自身も彼女にふさわしい男(=ヒーロー神)になる為にH-1グランプリに参加する事にした。天才マンのふるい分けでヒーロー16人の枠に収まったが、実力はベスト16人中15位。
しかも他のヒーロー達との実力差は天才マン曰く「他にいなかったから無理矢理数合わせで入れてやった」というレベル。
そんな彼の出番が登場した!大宇宙の存亡を賭けた大会決勝戦にて彼が抽選で選ばれた。
その頃には彼の目標はヒーロー神の上を行く大宇宙神になる事にスケールアップしており、それをカミングアウトした時は周囲から「何でまたそんな大それた夢を・・・」と呆然とされた。
その時点で試合の戦績は「2‐2」しかも相手はかなりの腕前をもつ武道マン!?
2人の力量は明らかに相手が上であった。しかし彼は何度も打ちのめされようとも何度でも立ち上がった。ついに最期の所で男のロ・マンは武道マン!?を「相撃ち」にしてやった!
こうして宇宙の存亡の危機は次の試合に持ち込まれた。
その代償として息絶えた彼の前に現れたプリンセス・フランソワーズ。
彼女の涙により目がさめ復活、そして相手から結婚を申し込まれハッピーエンド…
とおもいきや、
『あんたはまだ俺の所へ来ちゃだめだ!』
彼の理想のプロポーズは「大宇宙神の就任式」というかなり高いものであった。
『男のロマン』という名のとおり
その手でつかもうとおもってもなかなか手に届かないものを目標にする信念は、その他のヒーローやギャラリーたちも納得させた。
しかし肝心のプリンセスを怒らせてしまい強烈なビンタを打たれて再び死亡しまった(が、その後またしても息を吹き返した)。
『そんなロマンわかってたまるか―――っ!!』
(「とってもラッキーマン」より)
さっちゃん編
工藤兄弟との戦闘でラッキーマンが本来は聖・ラマンを相方にするつもりで「男よりラマンちゃん」と言ったが空耳で「男のロ・マン」と聞き間違えられ、男のロ・マンが相方となった。戦闘開始時に帽子を取って挨拶し、工藤兄弟の帽子型鉄兜(取ったら爆発する)を取らせて自爆させた。
必殺技
男の6マン
5体の分身(ハリボテ)を出し、自分を6人に見せるだけの技。
胸の文字で本体の位置が丸分かりなので全く役に立たない・・・と思いきや、武道マン!?戦では胸の文字をすり替えて敵の不意を突くフェイント技として活躍し、武道マン!?の背後を取って背負っている薙刀を奪って相手の喉元を突いて相討ちに持ち込んだ。
漢の浪マン
それから約10年後。
同じく週刊少年ジャンプの漫画『バクマン。』の劇中劇『超ヒーロー伝説』にて、漢の浪マン(おとこのロマン)というキャラクターと上記に酷似したエピソードが登場。原作者・大場つぐみのある疑惑を深めることとなった。
ちなみに、こちらの漢の浪マンには色がついていることがアニメのOPやカラー版コミックスにて確認できる。