※なお、対魔導学園35試験小隊に登場する同姓同名のキャラクターについては二階堂マリ(対魔導学園35試験小隊)を参照のこと。
概要
本作のヒロインの一人。職業は幼稚園の保母。
キン肉マンの憧れの女性で、作中では「マリしゃん(マリさん)」と呼び慕われている。
自身の務める「住之江幼稚園(アニメ版ではひまわり幼稚園)」が彼の住むキン肉ハウスと近かったこともあり、キン肉マンやそのお目付け役であるミートくんとは園児共々親しい間柄。
雑誌記者の翔野ナツコとは友人(悪友?)であり、時に口喧嘩を挟みつつキン肉マン・テリーマンの応援に駆けつけている。
原作ではアメリカ遠征編を最後に物語から姿を消す。
続編『キン肉マンⅡ世』にて再登場した際は、その理由として自身の引っ込み思案な性格でキン肉マンに思いを伝えられず積極的で活発なビビンバこそキン肉マンの恋人に相応しいと自ら身を引いたことが語られる。
アニメ版
東映TVアニメ版ではナツコ共々終始ヒロインとして登場。初期は原作に近い幼さの残るデザインであったが世界サーキット編を境にイメチェンし目がキラキラして大人っぽいアニメ版お馴染みのデザインになっている。第21回超人オリンピックでの難病に苦しむ幼稚園の子どもケンジくんとのエピソードを経て、7人の悪魔超人編を機にキン肉マンと恋人同然の間柄となる。放映期間中にはキャラクターソングも作られた。
悪魔将軍戦ではナツコと共に放送席を乗っ取り、二人で実況と解説を行っている。劇中で登場した難しい言葉・単語に対する解説などを行っており、キン肉マンの父・キン肉大王から称賛されている。キン肉王妃はそんな彼女が気に入らないらしく、毎度毎度歯噛みして冷静さを失い、早くも嫁姑の関係を築いていた。
初期は原作通り「キンちゃん」と呼んでいたが「スグルさん」を経てちょっと独特ながらファンにはお馴染みの「キン肉マンさん」という呼び方に落ち着いている。
平時は楚楚とした大和撫子でありながら最後までキン肉マンを信じ抜く菩薩のような女性として描かれている。時にはキン肉マンの奇行やギャグにも怯まずに前向きに捉えて惚気たり逆に一緒にボケてみたりするが、キン肉マンのふざけた言動の裏にある真意を1人だけ見抜いていたりと非常にヒロイン力が高く、アニメから原作に入ると困惑する事うけあい。後半の方に入ると隙あらばイチャつくバカップル寸前の状態になっていた。
しかしレギュラーになると一筋縄では行かないのがアニメ版で、キン肉マンが他の女性にデレデレしたりすると激しい怒りを見せたり、ボケに対し肘打ちを喰らわせるなど原作にはない新たな一面が描かれた。しかし、地獄の極悪超人編では、キン肉マンのデレデレした態度が仲間たちを失った悲しみを紛らわすためのものだと見抜き、最後まで応援することで愛を貫いた。
王位争奪編では決勝戦の前にキン肉マンにプロポーズされて承諾していた。(ちなみにビビンバは改心したフェニックスマンといい仲になって終わる)
キン肉マンⅡ世
キン肉マンから身を引いた後幼児教育について学ぶため日本を離れていたが、同幼稚園の園長である父の死をキッカケに帰国し、父の後を継いで園長に就任する。その後、雪の日に幼稚園の前に捨てられていた赤ん坊を拾い、自身の娘として育てる。キン肉マンが勇姿をみせる「リング」に肖り「凛子(リンコ)」と名付ける。
それから数年後、入れ替え戦の後のある日、夜遊びをする不良娘の凛子が家に連れ込んだ少年が、かつての想い人の息子・キン肉万太郎であることを知り感涙し、以降は母娘揃って万太郎を応援するようになり、図らずも万太郎との出会いが母子の和解に一役買う結果になった。
しかし、アニメでは凛子の不良設定はカットされた為、万太郎・ミートと出会うタイミングなどが変更されている。
第22回超人オリンピック決勝戦前には地球に訪れたキン肉マンと再会を果たし、幼稚園で思い出話に華を咲かせた。
1983年が舞台の『究極の超人タッグ編』では大魔王サタンの卑劣な策略により、キン肉マンへの呪いの為に利用されてしまう。