7人の悪魔超人編

しちにんのあくまちょうじんへん

「キン肉マン」の長編の一つ。

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概要

　『キン肉マン』のエピソードの一つ。

　作中初めて明確に主人公と敵対する勢力（悪行超人）である悪魔超人が登場し、本作が完全に総合格闘技路線に転向するに至る決定打となったシリーズ。

　また、それに対応しキン肉マン達正義超人陣営にも「アイドル超人」という明確な区分が生まれた。キン肉マン達の強さの目安となる超人強度の概念も本作から発生。(これが、少年漫画における強さの数値化の始まりと言われている)

　新章ではミート君が（7人の悪魔超人の親玉である）「バッファローマンとの戦いこそ、王子（＝キン肉マン）にとってのターニングポイント」だと明言している。

　前人未到の超人オリンピックV2を果たし有頂天となるキン肉マンであったが、浮かれる正義超人たちを見て委員長は苦言を呈した。実は超人界には超人オリンピックへの出場すら禁止されている、生か死かのデスマッチしか認めない極悪非道な超人達が存在しているのだ。

彼らは悪魔超人と呼ばれ、表の超人格闘界からは締め出されていた。中でも最も凶悪な7人の悪魔超人は、10万人もの有志および宇宙警察を総動員して宇宙超人ホイホイに閉じ込め宇宙に放逐したという。

　しかし、キン肉マンを馬鹿力で胴上げした太った女の子によりキン肉マンは宇宙まで放り出され、宇宙超人ホイホイの自爆スイッチを押してしまう。かくして娑婆に戻った7人の悪魔超人たちは日本に飛来し、超人界最大の栄誉である超人オリンピック制覇を成し遂げたキン肉マンに宣戦布告。

悪魔超人恐れて尻込みするキン肉マンだったが、悪魔たちの首魁・バッファローマンはミート君を分解し、その破片を同志たちに投げ与えてしまった。

　十日以内に悪魔超人から身体を取り戻し元通りにしなければミート君は死んでしまう。集った嘗ての好敵手・アイドル超人たちと共に、キン肉マンは7人の悪魔超人との決死のバトルに挑む。