概要
CV:岸野一彦、佐藤正治(王位争奪編)、塩屋浩三(Ⅱ世、マッスルグランプリ)、神谷明(完璧超人始祖編)
主人公・キン肉スグルとその兄・キン肉アタルの実父。妻はキン肉小百合。
第57代キン肉星大王であり、作中では「キン肉大王」「大王様」と呼ばれる。
額には肉マークの代わりに「王」と刻まれているのが特徴。
ネームモデルは真弓明信。名前ではなく姓のほうが反映されている。
タイトル暦
●宇宙超人ヘビー級
●超人オリンピック優勝('32、'36)
●超人オリンピック準優勝('48)
●格闘技宇宙一決定戦優勝
息子たち同様、かつては超人レスラーとして名を馳せており、全盛期の頃は超人オリンピックでは第9回・10回に優勝経験を持つV2チャンピオンである。
ただし、キン肉族三大奥義やフェイスフラッシュを体得していない。マッスルスパークには挑戦し天の体勢を取ることは出来たものの、負荷に耐え切れず地の体勢に移行する事ができず習得を断念した。
超人レスラーとしては派手な技は苦手だが、関節技などの堅実な技を得意とするディフェンダー寄りのレスラーであったとの事である。
超人委員会委員長を務めるハラボテ・マッスルとは幼馴染であり、超人オリンピックでしのぎを削ったライバルでもある。
ちなみに若き頃はかなりのイケメンだが、モミアゲはそのまま。
『完璧超人始祖編』では幼少期の姿が描かれ、この時は額に「王子」と書いてある。
この時、親友ハラボテと共に投獄された叔父・キン肉サダハルと邂逅を果たし、彼がまだ父・タツノリを尊敬していることを知らされると、サダハルの意志を継ぎ大人になったら必ずキン肉族の闇を払うことを決意した…と語られており、大王になってからはその決意を完全ではないがある程度は達成している。
キン肉王家の戦闘服のカラーリングは白。(スグルは青、アタルは緑、万太郎は赤。)
得意料理はカレー。というか、それしか作れず妻に責められている。
作中では息子であるスグルの補佐に付くことが多く、闘いから逃げようとするスグルにミートと揃って活を入れたり連れ戻したりと奮闘している。
ウォーズマンに扮してスグルのスパーリングパートナーを務めた事もあった。
また、超人の歴史や伝承についてそれなりに教養があるらしく、敵超人の経歴や超人界の神話などの解説役に回ることも多い。
ただし、初代キン肉マンの物語では物語が進むに連れ、統治者や父親として落ち度の多さが目立つようになる(完璧超人との戦いが始まって以降は豊かな人脈や長年統治した手腕が頼りにされているとのスグルの発言がありフォローされている)。
かつてスグルの兄・アタルを立派な超人にしようとするあまり、彼を厳しく教育していたがそれが原因で家出されている。
また、スグルはその顔(マスク)があまりにもブサイクなため何度か絞め殺したい衝動に駆られたり、挙句に宇宙船に紛れ込んだ豚と間違えてまだ幼稚園児の実子を地球へ投げ捨て、以降スグルが20歳を越えても音沙汰がなかった。
年齢は66歳ということだが劇中で王位争奪編までに7~8年経過してるのでスグルに王位を譲る際には70を優に超えている。つまり、50年程度はキン肉星を平和になるように統治していたことになる。タツノリ統治時代に減らした腐敗をほぼ根絶させているあたり、政治の才覚はかなりあることが窺える。
叔父であるキン肉サダハルの事は幼少期にあってからかなり尊敬していたようで叔父がNKマークを取り戻し友情パワーを秘めた戦った際は亡き父タツノリの遺影に向かって号泣しながら喜びの声を上げた。
続編『キン肉マンⅡ世』にも登場。
すでに王位を退き、「先王」としてスグル達親子と暮らしているが、妻には先立たれてしまった。
100歳を越える超高齢だが火事場のクソ力は健在であり、ランタンの炎を見事点火させている。
名前が中性的なため、『キン肉マンレディー』でも同名で登場。
こちらでは良識のある美女として登場する。
余談だが、作者のゆでたまご氏は「機が熟したら真弓の若い頃のエピソードも描いてみたい」とコメントしている。
関連タグ
キン肉タツノリ(父)
キン肉サダハル(叔父)
キン肉小百合(妻)
キン肉アタル(長男)
キン肉スグル(次男)
キン肉万太郎(孫)