ミート「キン肉族はヒーローの中のスーパーヒーローなのです」
概要
『キン肉マン』に登場するキン肉星の四大部族の一つ。主人公であるキン肉スグルを含む、キン肉王家の所属する部族であり、四大部族の中では最も高い権威を有している(今は)。
キン肉族は正義超人全ての開祖である「平和の神」シルバーマンの嫡流の一族である。そしてその頂点に立つキン肉大王は全ての正義超人にとってあこがれの存在であり、正義超人軍の旗手とも言える存在である。詳細は「キン肉大王」の記事に詳しいが、キン肉星の王位継承は全ての超人の神に「貴殿は正義超人界において最強の武力と最高の仁徳を有していることをここに認めます」という認証が必要とされていることからも、そのポストの重要性は窺える。
メイン画像にある通りキン肉族は皆シルバーマンを思わせるトサカ(アイスラッガー)をはめているが、これはあくまでマスクの一部であり、キン肉族は生涯親から与えられたマスク(覆面)を付けたまま生活する。従って、素顔は人間と寸分違わぬ外見をしていると見てよい。しかし仮にマスクの下にある素顔を他人はおろか親族に晒してしまったら、例え王族であろうが自害しなければならないという厳しい掟が存在する。
なお公式スピンオフ『キン肉マンレディー』においてはその辺はボカされている。
また額に文字がある人物が何人かいるが、これは当人の強い信念によって自然と浮かび上がるもの。そのため心境の変化に合わせて文字が変わる事もある。
現在では上記の通りキン肉族は繁栄を謳歌しているものの、一時期は没落し他の3大部族にいじめられたり、権威に溺れ同胞との醜い足の引っ張り合いに興じたりと、とても全宇宙のスーパーヒーローの頂点とは思えないほどの情けない姿を晒していた。
現在のキン肉王家及びキン肉族の発展は、第56代大王キン肉タツノリの大鉈による清廉潔白な政治が礎にあることは言うまでもない。
『キン肉マンⅡ世』においてはホルモン族(ビビンバなど)、バーベキュー族(シシカバ・ブーなど)、シュラスコ族(ミート君など)との合議制を取っており、それなりに仲良くやっている様子がうかがえる。
該当人物
太字は王位継承者
- 欲の皮の張ったご先祖:キン肉王家没落時の零落した大王の一人。タツノリによく似た外見をしている。川でマスクを洗っていた時に黄金のマスクと銀のマスクを川の神様から渡され、それが今のキン肉大神殿に眠る二つのマスクとされている。中興の祖その1。
- キン肉タツノリ:第56代大王。キン肉マンの祖父。中興の祖その2。
- キン肉サダハル:タツノリの弟。優秀すぎたが故に、タツノリをよく思わない旧派閥から王位簒奪の神輿に載せられそうになり、政争の末に牢に入れられたが…?
- キン肉真弓:第57代大王。キン肉マンの父。一時期ブタに王位を奪われた。
- キン肉小百合:キン肉マンの母。
- キン肉アタル:キン肉マンの兄だが、グレて家出した。後にキン肉マンソルジャーのマスクを奪い、超人血盟軍首領、超人特別軌道警察隊隊長となる。
- キン肉スグル:キン肉マン。後に第58代大王となる。
- キン肉万太郎:キン肉マンⅡ世。スグルの嫡男。
- コムタンさん:キン肉王城マッスルガム宮殿のすぐ隣に住んでいた人。怖いドーベルマン「ブラッシー」を飼っており、万太郎が噛まれたことがある。
- アレキサンドリア・ミート:シュラスコ族であるが、『学研の図鑑「超人」』にて、先祖にキン肉族がいたため、初登場時にKINマークがあったと明かされた。
ヒエラルキーについて
キン肉族はスーパーヒーローの中で頂点に位置すると言われているが、第1巻時点では次のように述べられている。
キン肉族の次にウルトラ族が、その次に仮面ライダー族、その他巨大ヒーロー(ミラーマン、アイアンキング、サンダーマスク、スペクトルマン)、ロボット族(マジンガーZ他)が、そしてその下に等身大ヒーロー族とアメリカ族が来るという構図になっている。流石に色々と不味かった為か、キン肉族がスーパーヒーローの頂点に立つ存在という事以外は無かった事にされている。