概要
本来は「速さ」を意味する英単語であるが、以下の意味合いを持つ。
- トランプゲームの一種⇒本項で解説
- 覚醒剤メタンフェタミン(ヒロポン)の隠語
- 競泳水着などで有名な水着メーカー⇒SPEEDOの項目を参照
- 1994年に公開されたアメリカの映画の題名⇒スピード(1994年の映画)
- 女性4人の音楽グループ⇒SPEEDの項目を参照
- ONEPIECEの登場人物。百獣海賊団の構成員⇒スピード(ONEPIECE)
- その他、曲名などでも複数用いられる
単純に速度がある、高速といったニュアンスで用いられる場合も多い。
(例)スピード重視、スピード系など。
本項では1の意味を解説する。
トランプゲームとしてのスピード
2人で遊ぶトランプのゲーム。トランプゲームの中でも異例と言って良い「瞬発力」「体力」などを問われるゲームである。
また、ゲームの性質上、相手と手がぶつかることも多い為、怪我には十分に注意したい。
ルール
- ジョーカーを除いた52枚を用いる。まずトランプを赤のスート(ハート、ダイヤ)と黒のスート(スペード、クローバー)に分け、それぞれのプレイヤーが持つ。
- プレイヤーはその分けられたカードを裏向きにシャッフルする。
- シャッフルしたカードを相手に渡す。
- 2人で向かい合う。
- 互いに自分のカードの中から4枚を自分の前に置き(場札)、残りは裏向きにして手札とする。
- 「スピード」などの掛け声と共に互いに手札から中央にカードを1枚表向きに出す(台札)。よって、2枚の台札が出来る。
- 場札のカードで台札と1つ違い(KとAは1つ違いとみなす)のカードがある場合は台札に重ねて出す事が出来る。この時自身が出した台札でなく、相手の台札であっても構わない。相手と手が重なった時は先においた方が優先される。また、置かれた札が新たな台札となる。
- 場札のカードが3枚以下になった場合は手札から補充を行う。
- 互いに場札のカードが4枚、或いは手札が存在しなくなった状態で台札にどちらもカードを置けなくなった場合は再び6の動作を行う。手札が無い時は自分の場札のカードを1枚台札とする。
- 先に手札及び場札のカードが無くなったプレイヤーの勝ちである。
7の動作が非常にスピードを要求されるゲームであり、瞬時の判断力と、場札の補充速度などが勝利の鍵を握るゲームであると言える。尚、前述の通り、怪我しやすいゲームであり、トランプそのものも痛みやすいため、新品のトランプを使うことはオススメ出来ない。
また、性質上コンピュータ上で行うことはあまりされないトランプゲームである。