概要
『キン肉マン』に登場する105神のうちの邪悪五神の一人で、その三番手。とある星の戦場で胸に弾丸を受け戦死しかかっていた兵士超人ソルジャーマンに力を貸し、キン肉マンソルジャーとして蘇生させる。
更に、ウールマン達四人の超人に啓示を与えソルジャーの配下に加えた。
初登場時は知性の神を除く他の神とほとんど変わらない顔立ちだったが、後述の再登場時には異様に眼が小さくなっていた。
アニメ版ではわかりやすく悪党であることを示すため、鬼のような角を三本生やしたいかめしい外見になっている。体表は赤。
活躍
力を貸したソルジャーマンはキン肉アタルに倒され(アタル曰く「奴はどう見ても王の器ではなかったからな」)なり代わられてしまい、王位争奪サバイバルマッチを戦うことはなかった。
ソルジャーチーム対フェニックスチームの試合中にソルジャーが死亡するとその体から抜け出し(アニメでは逆に、残虐の神が抜けだしたことでソルジャーマンが死亡)、カラスの姿となってキン肉大王の持っていた超人預言書のアタルのページを奪い取り、フェニックスチームの勝利の一因を作る。
大阪城パノラマリングで行われた最終決戦では他の四神と共にフェニックスと合体。持ち前の残虐性を発揮してフェニックスにキン肉マンの弱った心臓を徹底的に攻撃させ、キン肉マンを心停止に追い込んだ。
戦いをやめさせる為に会場にやって来たフェニックスの母シズコを抹殺する為にフェニックスの身体より分離。しかし、ネプチューンマンのメッセージを受け取り駆けつけたテリーマン達アイドル超人に行く手を阻まれた。
アイドル超人を排除すべくかつて取りついていたソルジャーマンの姿に変身して襲いかかるが、 ジェシー・メイビアのツームストーンドライバーを食らってKOされた。
新シリーズではソルジャーマンが死亡していたためキン肉アタルに話を持ちかける。
キン肉アタルはキン肉マンソルジャーのマスクを再び使ってオメガマン・アリステラとマリキータマンに挑戦するが相棒を呼び寄せるためキン肉アタルに力を貸してサタンの結界に穴を開け、ブロッケンJrを呼び寄せた。
なおこの際に「誰かを呼び出したら1億パワーは暫く与えられなくなる」と、何度も念を押す姿を見せたため、読者からは「名前の割に全然残虐じゃない」、などと評されてしまっている。しかし、残虐の神も目的はオメガ・ケンタウリの六鎗客の排除なので、誰とも知れないパートナーよりも素の実力でも申し分ないアタルに力を与えた方が合理的と言う判断だろうが。
刻の神編ではその後オメガの民に時間超人に関する情報を教えていたことが判明する。