CV:池水通洋
概要
『キン肉マン』世界における105神のうち、キン肉マンの王位継承を認めなかった邪悪五神の一人で、そのリーダー格。他の四神と異なり眼鏡(アニメやゲームではサングラスに見えるが恐らくこちらも「黒色の眼鏡」だと思われる)を懸けているのが特徴。アニメでは体色は紫。
貧乏超人フェニックスマンに力を貸し、キン肉マンスーパーフェニックスとして蘇生させる。アニメ版では超人閻魔の配下という設定。
余談だが「知性」という本来なら良い意味での解釈をされる事が多いであろう概念を司る神が、邪悪の神の一派それもリーダー格で原作の最終章においてラスボス的な立ち位置の存在になるというのは、狡猾な者ほど有能であるというこの世の摂理を体現している様で、中々に考えさせられるものがあり実に皮肉がきいている。
活躍
知性の神の名に違わず用意周到であり、王位争奪戦開幕以前からキン肉マンについて様々に調査を行ったり、サタンクロスを誕生させるなど仕込みをしていた。
寄生虫サタンクロスなど、直属の部下が存在していた模様。キン肉マンが神を超える可能性があると他の四神を焚きつけて王位争奪戦開幕のきっかけを作ったのも彼である。
最期はスーパーフェニックスもろとも火事場のクソ力を取り戻したキン肉マンのマッスルスパークでK.O.された(アニメでは残虐の神と合体して竜に変身するが正義超人たちに敗れマントに封じられ、フェニックスに力を貸したのは超人閻魔になっている)。
フェニックスが倒されているシーンで、彼の胸に露出した顔は吐血してKOされている描写があったが、生死は不明。ちなみに、キン肉マンは(知性の神が)フェニックス共々死亡したと断言している。
新シリーズ
死亡したと思われていたのだが、新シリーズで存命が確定。辺境の惑星で開拓を行っていたフェニックスマンの前に再び顕現した。
フェニックスマンは再びスーパーフェニックスとなるが当初は知性の神の力を借りずオメガマン・アリステラと対戦する。
しかし、知性の神の1億パワーを得ないとアリステラを倒せないと判断、知性の神の力を借りてオメガマン・アリステラにマッスル・リベンジャーを仕掛けるがアリステラが火事場のクソ力を得て逆襲され、スーパーフェニックスともども倒されてしまう。
ただしこれはスーパーフェニックスの策略であえてアリステラに火事場のクソ力を出させたらしい。
後に邪悪神たちが動いたのは、調和の神一派の目論見を阻止するためだったことが判明する。正確には、神々の中枢に位置する調和の神一派を排他し、追いやられた自分たちが後釜を狙うという目論見があったという。
また、調和の神は超人たちを全て絶滅させようとしており、良くも悪くも超人に利用価値を見出していた邪悪神からすれば面白くない存在だった。
なお、直接戦闘こそしないが超神としての実体の代役として自らのカピラリアのピースを変形させて作り上げたプリズマンがいる。