概要
世間から嫌われている人間や団体程、世の中に幅を利かせ良い思いをするという意味のことわざ。
対義語は「勧善懲悪」。「江戸いろはかるた」の一つにも選ばれている。
人から憎まれるような者ほど我が強く、相手や周囲とペースや意見を合わせたりせず、慎ましく温厚な人間に被害や危害を与えながら突き進む事が多い。このことから、理不尽や蔑みの念を込めて使われている。
「性悪説」にも類する、世間一般の道徳に真っ向から反する思想であり、中でも井上敏樹あたりがこの表現者として有名。
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正直者が馬鹿を見る:類義語にして『正直者(善人やお人好し)が不幸な目に遭う』という意味もあることわざ。