概要
野山野家の三女。主人公の南樹と同じ東雲中学に通う。本作のヒロイン。
イッキとは幼いころから姉弟のように育ってきたものの、そう思っているのはイッキだけで、林檎はイッキの事を幼馴染以上に思っている。
赤毛でツインテールの眼鏡っ娘。だが眼鏡のデザインがしょっちゅう変わったり、A.Tで走ってるときは外していることから伊達眼鏡であると思われる。学業は優秀で、塾に通っている。
見た目は真面目な眼鏡っ子だが、環境のせい?なのか、時折バイオレンスな面を見せることも。特にイッキの女性関係には過敏に反応する。家ではイッキやミカンたちのお守り役。
リンゴ・シューズデータ(単行本一巻より)
高いクオリティーとこだわりを持つア・ベイシング・ベイブのBAPE STARⅢ。もともと高い機動性を持つ機種だが、サスペンションなどを高回転型にカスタマイズすることにより、外観とは裏腹に最速クラスの性能を誇る。だがその分パワー(トルク)やショック性能はかなり削られており、超テクニカルなA.Tに仕上がっている。 |
以下、物語のネタバレあり
野山野梨花、ミカン、ウメとは血のつながりがなく、ミカン、ウメとともに「南のおじさん」から野山野梨花のもとに預けられている第二世代の"重力子"。
『眠りの森』の正統後継者の「荊の女王」であり、現総長。小烏丸の危機に登場する凄腕の助っ人ライダー、クロワッサン仮面の正体でもある。
(カツラの巻き髪がクロワッサンぽいから)
だが、イッキ達からは「スク水仮面」「変態仮面」と呼ばれている。当然、咢やオニギリ等メンバーは気づいているが、本人は上手く変装出来ていると思っている。
ベヒーモス戦にて、まさかの・・・!?
ベヒーモス戦にて、カズや仏茶が破れていくのを見て、自分の助けが必要だと感じクロワッサン仮面に化け助っ人として出ようとする。しかしシムカの策略により殆ど紐だけの非常にエロイ衣装にすり替えられてしまった。
流石にこの姿ではクロワッサン仮面だと気づかれず(最早クロワッサンでもスク水でもない変態仮面)走ることはなかった。
アニメ版ではこの過激な衣装では放映できないので、露出が控えめの衣装に変更された。
・・・・・・・・が、なんと原作の衣装のフィギュアが発売!(ただし十八歳未満購入禁止である)(Amazonへリンク。アダルト商品にカテゴリされているので注意)
この痴女姿と小烏丸とベヒーモス戦は、世界中にネット配信されたのだった……
イッキとの対決
ベヒーモス戦に勝利したイッキ達「小烏丸」に、日本最大の暴風族であり「眠りの森」の天敵である「ジェネシス」が傘下に入れて欲しいとの申し出が来た。申し出たのはジェネシス・総長のシムカ。
イッキは申し出を受け入れたように見せかけ、一ヶ月後ジェネシスを倒し、まっとうな形で傘下にいれることを宣言。
「轟の王」ヨシツネ(エアギア)とその部下ベンケイの特訓などにより、グラムスケイル・トーナメントの参加資格である「パーツ・ウォウでBクラス以上」に小烏丸は昇格。小烏丸がジェネシスを傘下に入れ、イッキが次期総長になるのも絵空事ではなくなってきたころ、皇杞枢により「風のレガリア」が完成間近に。
そのタイミングでイッキに、林檎が「眠りの森」の総長で、シムカを大怪我させたことを、トゥール・トゥール・トゥ(道具屋)メンバーで林檎の調律者の奏音によって(意図的に)告げられる。
裏切られたと思ったイッキは家を飛び出し、林檎はその後を追う。しかし話を聞いてくれないイッキに、林檎は「眠りの森の総長・クレイジー・アップル」として、次期ジェネシス総長であるイッキに”本気の戦い”を申し込む。
「風の王」VS「荊の王」
バトルの方式は「ラン」。魔人岩がゴール。攻撃は無制限。ここにA.T界全体を揺るがしかねない二大巨大チームの総長同士による戦いが始まる。
最初はイッキの方がリードしていたが、トリック、走り、その他殆ど全ては林檎の方が上であった。
「荊棘の道(ソニア・ロード)」の攻撃にてイッキを追い詰め、消耗したイッキは川へ転落していく。
しかしそこに「風のレガリア」の核である「バグラム」を完成させたばかりの皇杞枢が登場。
落下まで僅か三秒で、枢はイッキのA.Tに「風のレガリア」を組み込み、それによりイッキは正真正銘の「風の王」へ変わる。
そして「翼の道」(ウイング・ロード)の「無限の空」(インフィニティ・アトモスフィア)、「Moon Struck Numberless Grappler」(名もなき狂躁の格闘士ども)という”風の死神”達を竜巻のように発生させたイッキに対し、通りかかった一般人を守るためと、イッキにA.Tの怖さを教えるため、林檎も「荊棘の道」の「無限の空」である「無限の荊鎖」(インフィニティ・チェーン)・ターコイズ・ソニアで“風の死神”達を破る。
その後、二人とも川へ転落。「風のレガリア」と林檎の「棘のレガリア」は壊れ、林檎は体力を使い果たし倒れてしまう。
林檎の走りを見たイッキは、彼女が昔から何一つ変わっていない幼馴染の林檎であることを再確認し、魔人岩に同時ゴールしたのであった。
「森」で語られた真実
その後、野山野家を出たイッキは、少しの間トゥール・トゥール・トゥの“ファクトリー”で寝泊まりしていたが、トゥール・トゥのメンバーの石和はこを何者かに誘拐され、彼女が持っていた風のレガリアも奪われてしまう。
そしてイッキは「風の王」として巻上イネにより、”トロパイオンの塔”の最奥部、「眠りの森」のエリアへ咢と枢と共に連れて行かれる。
そこでキリクから、空のレガリアと重力子、更に武内空の野望と本当の目的を聞かされ、自分が空に利用されていた事を知り、絶望に陥る。
林檎は「眠りの森」総長として、イッキを静観しているしかなかった……
グラムスケイル・トーナメント
その後、スピット・ファイアをはじめとする仲間達の激励により、「嵐の王」を名乗り完全復活したイッキ率いる「小烏丸」はグラムスケイル・トーナメントを勝ち上がっていった。
しかし林檎とイッキ達は、野山野梨花が空母・カーネルサンダースにてジェネシスに人質に取られている事を知り、二人と小烏丸メンバーはそれぞれ梨花を助けるべく空母へ向かう。
紆余屈折あり、なんとか武内宙や重力子たちを退けたイッキは、空母で嵐のレガリアの制作とイッキの「調律」を行おうとするが、「調律者」の枢は破損した空母の調律システム「ユグドラシル」を繋ぐため、自身と「契のレガリア」を繋いで「ユグドラシル」の代わりになっており、調律が出来ない状態だった。
「俺の一番近いところにいんのは、いつだっておまえだろ」
そこでイッキは自らの調律者に林檎を指名。
戸惑う林檎は枢の後押しもあって、やっと本当の気持ちをイッキに告げる。
そしてトゥール・トゥのメンバーの補助もあり、林檎はイッキの調律者となり、イッキの調律と、嵐のレガリアが完成した。
イッキ&林檎VS空&梨花、最終決戦
一方その頃グラムスケイル・トーナメントでは、「眠りの森」が、洗脳され、脳基移植されたガゼルのスペアとして覚醒した梨花にボロボロにされていた。
一時はキリクが梨花を捕らえて「棘のレガリア」を手に入れ、全レガリアを連結させ「空のレガリア」の能力の一部を開放し、空を地下深くまで落とし倒したかに見えたが、それも空の計算のうちであった。
空は“塔”の最奥部にある「空のレガリア」を完全起動させる事に成功。そして塔が地下深くからマグマエネルギーで押し上げられ、上成層圏へとそびえ立つ本来のトロパイオンの塔へ変化。
キリクを殺害し、林檎以外の「眠りの森」メンバーを倒した武内空は「空の王」を名乗り、イッキと林檎の前に、洗脳済みの梨花と共に立ちふさがる。
「空のレガリア」を完全に完成させるため、「嵐のレガリア」を欲しがる空に、イッキは嵐のレガリアを賭けた「パーツ・ウォウ」を提案。
勝負の方式は「ラン」。
・2対2のタッグ
・攻撃は無制限、
・イッキと空はレガリアの力を使わない
・ゴールは三万五千メートル下の地上。
かくして、世界の命運を賭けた最後の戦いが、イッキ&林檎と空&梨花の間で始まった・・・