概要
どこのチームにも肩入れしていない完全中立のA.Tの修理、王とレガリアの調律、A.Tパーツなどの制作を請け負うA.T調律者チーム「トゥール・トゥール・トゥ」のリーダーで「契の王」。物語途中でトゥール・トゥのリーダーと、契の王の座を皇杞枢に譲っている。
元・眠りの森のメンバーで、当時から「契の王」として活躍。同チームの「炎の王」スピット・ファイアの調律者で恋人。重力子ではない普通の人間。
人物像
かつて「天空(トロパイオン)の塔」の研究所の中心的役割を担っていた巻上敏郎教授の娘で、天才少女と呼ばれ父の片腕でもあった。「眠りの森」に入ったのも「父が残した遺産のようなもの」だから守りたいという思いからだったらしい。
皇杞枢たちの通っている学校の保健医を勤めているが、それは趣味で、本当は巨大病院チェーンの一人娘で院長である。
下ネタに敏感に反応し、豊満な肉体で咢や枢に迫ったりと、そのエロイ思考と行動や言動から「エロ巻貝」と呼ばれている。(リカは苦手意識をもっているらしい)
旧・眠りの森
旧・眠りの森では「契の王」として活躍。この頃は現在の豊満な大人の女性ではなく、トップ画像のような小柄な少女であった。ちなみに現在は髪を後ろに一つに巻いているのに対し、この頃は左右に二つ巻いている。サポーターにシムカとトゥール・トゥール・トゥ創立時からのメンバーで元副リーダーのルーンがついていた。
「契の王」の「閃律の道(リィーン・ロード)」はあくまで「調律」が役目であり「走り」なので、エア・トレックで走れはするが、戦闘能力は恐らくチーム内で一番低いと推測される。「閃律の道(リィーン・ロード)」を走る「契」の役目を持つ者(皇杞枢、野山野白梅、シムカなど)はA.Tによる戦闘はしないので、必然的に戦闘能力は低くなる。(枢やトゥール・トゥール・トゥの大半のメンバーに至ってはエア・トレックで走ることさえ出来ない)
なので、旧・眠りの森とキリク達の戦いには参加せず、唯一「契の王」だけが王として残った。
トゥール・トゥール・トゥでの活躍
その後、ルーンと共に完全中立のエア・トレック調律チーム「トゥール・トゥール・トゥ」(道具屋)を創立。中立の立場なのは、特定のチームに加担すると、加担しなかった一方にチームが潰されてしまうから。
なので「ジェネシス」と「眠りの森」の両チームに対してなんとか中立の立場をとっている。
イネの人脈と、中立という立場から、殆ど「森」から姿を見せない現・「眠りの森」メンバーともコンタクトがとれる。
「契の王」を引退した後、グラムスケイル・トーナメントの開始を告げる予鈴である「九ツ鐘」(ナインフォール)が鳴るのを「大撥条(だいぜんまい)ファクトリー」内にて少しでも遅らせるよう細工し、小烏丸やトゥール・トゥの為に「時間」を残そうと働いたり、新しき「契の王」の皇杞枢の為に、アメリカの知人を頼ってある大物人物とコンタクトをとるなど、次の世代に向けて尽力している。