概要
通称ニケ。
武内空の双子の弟でジェネシスの「石の王」。兄よりも筋肉質な身体をしており、性格も残忍かつ凶悪で好戦的。"緋翠の道(ジェド・ロード)"を走る「石の王」であり、ジェネシス最強の王。アメリカに渡って軍と関係を持ち、軍事教練も受けていた。
旧・「眠りの森」時代は王ではなく空の影として汚れの仕事を務めていたが、キリクたちとの戦いでキリクから石の玉璽を奪い、空を掴む力と融合し新たな道、緋翠の道を生み出し石の王となる。その後、「創世神(ジェネシス)」を立ち上げた。
シムカに恋い焦がれているが肝心のシムカはイッキに惚れているため、気持ちは受け入れてもらえない。
相当な実力者でありながら、空以外の他人を誰一人として信じておらず、自分自身も失って、ただひたすらに「奪う者」。「飛べない翼などいらない」と肩甲骨を空によって剥いでもらい(これにより真後ろにも腕が回り、実質死角が存在しない)、「自分自身=宙の翼」は、空が持っていると語る。自分が初めて塔の上に出て大空を見たとき、「とんでもないところにでてきてしまった」と広大な、どこまでも広がる青空が、まるでどこまでも落ちてしまいそうな奈落に感じて恐怖した。「失う物を持っているから怖くなる。最初から何持っていなければ恐れる必要はない」と空に言われ、それ以来全てを捨てた。全てを手に入れる野望を持つ空とは対照的な存在。
なお、空と同じ遺伝子を持つため、風系のトリックも使える。
空母・カーネルサンダース戦では、美鞍葛馬とアイオーンと激闘を繰り広げる。