CV:福井裕佳梨
物語中盤からのヒロイン。
南樹の調律者で、彼に好意を持つ。新「契の王」であり、巻上をも上回る調整能力を有している。落下中に3秒以内でA.Tを組み上げるなど超技巧も見せ付ける。服の内側に大量のA.T工具を仕込んでいて、シムカと同じように一瞬でA.Tを組み上げることができる。
控えめな性格で、普段から敬語で会話することが多い。『眠りの森』と『ジェネシス』の真相を知り苦しむイッキを支え、徐々にパートナーとしての信頼関係も築き上げている。かなりの癖毛で、大量の髪留めをしている。ブランコと自転車が得意。重度の方向音痴。
「契の王」として
巻上イネから新しく「契の王」の座を継承した枢であったが、しばらく自分が王として何をしていいのか分からず、小烏丸のサポーターの様な事をしていた。
しかし、同じトゥール・トゥの奏音に、「君が本当に彼らの力になりたいのなら、もっと別のやり方があるんじゃないかな」と助言され、自身の「契ぎ」の能力で、小烏丸に「価値ある敗北」を与えるため、父の会社のチーム「白狼会」を小烏丸に勝たすことを決意。
そして小烏丸対白狼会決戦当日。枢は「契の王」としてトゥール・トゥール・トゥのメンバーを引き連れ、白狼会のメンテナンスを行う。その時「契のレガリア」を発動させ、白狼会メンバーに最適なチューニングを施し、白狼会は小烏丸に見事勝って見せた。この戦いでイッキは「調律」の大切さを学び、枢に「嵐のレガリア」制作を依頼。
空母・カーネルサンダースにて
老朽化したファクトリーでは、嵐のレガリアを作るのにどんなに急いでも10日はかかってしまう。そこでエミリの身体に入っているオマハ大統領に、空母・カーネルサンダースの「核」を使えば二時間でできると提案。枢たちトゥール・トゥのメンバーは空母行きを決意。護衛として林檎とベンケイがつくことに。
無事、空母の「核」にたどり着いたが、激しい戦闘で空母のスパコン「ユグドラシル」が損傷。枢は、「契のレガリア」で千切れた音を繋ぎ、自らが調律システムの代わりになると決意。
これにより、枢はイッキの調律が出来なくなってしまった。
イッキの指名により、林檎が調律者に名指しされるが、林檎は自分の気持ちをイッキに告白するのをためらっていた。そこを後押ししたのが枢の「私、尊敬しています。イッキ君の事」という言葉だった。
それにより林檎も本当の気持ちをイッキに伝え、林檎がイッキの調律を行うことになった。
ちなみに、後の枢の台詞から、本当はイッキの事を好いていたことが判明。だがあえて林檎の気持ちを汲んでああ言ったのだろう。
後日談
全てが終わった後、枢はどうやら渡米し、「空のレガリア」の為の研究を続けているらしい。
因みに名前は皇紀ではなく、皇杞である。「き」で変換すると出てくる。