人物像
皇杞枢と同じミッション系スクール「青学女子中学校」3期生ラディオキア組。枢、二条このみと同室。髪を上の方で2つに束ねて結んでいる。中立チームトゥール・トゥール・トゥ所属。本人曰く事務次官。
「風の王」に一番近いとされる南樹に憧れ、恋し、損耗したA.Tを修理して渡したりしたが、元の状態に戻してくれとすげなく受け取りを拒否される。そして「眠りの森」にシムカが襲撃されると、枢はイッキの「調律者」になることを決意。風のレガリアを復活させることを誓う。
この辺りから次期「契の王」であり、A.Tに関しては天才である皇杞枢に嫉妬心を抱き始める。
それから枢が「風のレガリア」のコアである「バグラム」を制作しているのと同時に密かに自分も「バグラム」を制作。そして枢の「バグラム」が完成すると、自身のとこっそりすり替えてしまう。
はこのレガリア制作能力等は決して低くはなかったが、枢の作ったのには叶わず、結果、はこの作った「バグラム」は二回の「無限の空」発動で壊れてしまう。
ファクトリーにて
林檎とイッキのバトル後、枢の作った「風のレガリア」と共に行方不明になるが、ファクトリーで寝泊まりしていたイッキの元へ、夜、SCという調律の為の肌にフィットしたスーツを着て登場。
「ありふれた大量生産品でいるのはもう耐えられない」との思いから「私を貴方の、特別なパーツにしてください」とイッキに懇願。しかしまたしても断られてしまう。
失意の元泣きながらファクトリーを後にしようとしたところ、強襲してきた武内宙に自身と枢作の風のレガリアを攫われてしまう。
白狼会戦にて
その後はジェネシスの武内空の「調律者」となり、風のレガリアと彼を調律。結局自分はありふれた量産品でしかないと悟り、特別すぎるパーツ=枢を空に言われるまま襲いに来たが、失敗に終わり、「契の王」皇杞枢の命によって、トゥール・トゥール・トゥのメンバーとして小烏丸と対決していた白狼会の社長レッドのメンテナンスを行う。
この時に自身がチームに入った理由を思い出し、特別じゃない、一つじゃ何の役にも立たないありふれた部品でも、皆と一緒なら大きな夢を見られると理解し、目を覚ます。
枢への攻撃的な嫉妬心は完全には無くなりはしないが、これ以降枢を襲ったりはしなかった。
しかし武内空の調律者であるため、ジェネシス陣営に相変わらず所属しており、彼の為に空母へのメインコンピューターへのハッキングをしたり、グラムスケイル・トーナメントの対戦表を弄ったりしている。
空母・カーネルサンダース戦にて
損傷した空母のスパコン「ユグドラシル」の代わりに、「契のレガリア」と自身でユグドラシルの代わりになった枢は、イッキの調律が出来ない状態であった。
そして三度、チャンスとばかりにイッキの調律を希望。しかし枢の言葉と、イッキが調律者に林檎を選んだことにより結局イッキの調律者になることは最後まで叶わなかった。
しかし機器に不具合が生じると、自ら修復を施し、枢に対し「あんたは私の目標なのよ」と告げ、嵐のレガリアの調律と制作のサポートにまわる。
一見すると嫌な女の子に見えるが、行動が空回りしてもイッキへの恋慕を捨てなかったり、自身の在り方に悩み天才である枢に嫉妬したり、しかし最終的には枢をサポートするなど、ある意味一番現実にいそうな等身大の少女であるともいえる。