概要
緊縛の一手法。
首から股間に掛けた縄にいくつかの結び目を作り、体の側面から回した縄をお腹側の一つの輪っかに2度通して”六角形”を形成するようにする縛り方。
丁度亀の甲羅のようになることからこう呼ばれる。
基本的には女性向けの縛り方である。
普通に縛ると縄(一般的な市販の麻縄は7m前後)が手首を縛るまでには微妙に足りないため、見た目の派手さに対して拘束力はほぼ無い。股縄による陰部への刺激、および派手な見た目ゆえの羞恥心などで興奮させるのが主な目的となる。もちろん縄を足せば手足を縛ることも可能である。
なお、股縄においてはちょうど陰部に玉が当たるように結び目を作ると陰部に食い込んで刺激が増す。
間違われる菱縄縛り
輪っかに1度だけ縄を通す縛り方の場合は、六角形では無く菱形を形成する事から菱縄縛りと呼ぶのが正しい。
しかし、亀甲縛りの方が俗にイメージされる緊縛プレイの代表的な縛り方であるがために混同されやすく、「これが亀甲縛りだ」と菱縄縛りが紹介されているケースは跡を絶たない。
亀甲縛りと言うフレーズのインパクトが強い事も一因と言える。
いずれも江戸時代に縄と裸体をよりよく芸術的に見せるべく改良を重ねて完成した縛り方である。