概要
目玉要素として、新ギミックのゲーム開始時から手札に持つことができる、契約スピリットをはじめとした【契約カード】が初登場。BPを比べて破壊されたり、バウンス効果などによってフィールドを離れる際、【魂状態】と呼ばれる特殊な状態となってフィールドに残ることができる。
契約スピリットに《煌臨》《契約煌臨》したスピリットがフィールドを離れるときも、煌臨元の契約スピリットを【魂状態】にできる。
しかし、これはデッキに1種しか加えられず、同じカード名であればデッキに3枚まで加えることが可能。異なるカード名同士の「契約カード」は同じデッキに入れられない。
また、第1章では複数のキャンペーンを実施。
第1章限定で、契約Xレアの封入率が通常の3倍(3枚)となる「契約Xレア増量キャンペーン」を実施。味方陣営の6種が収録されており、次弾以降に敵陣営6種を入手しやすい封入率:「1枚/2種」で収録する意図も考慮されたものと思われる。
なお、収録カードの大半はそれらの契約スピリットを参照する効果持ちで占められているため、デッキ構築においては必須となる。また、次弾以降も今弾の契約スピリットの関連カードが収録されている。
「禁止カード解禁キャンペーン」として、バトスピ初の禁止解除カードとなった大天使ミカファールを再録。通常版の他、バトスピでは初の試みとして、77枚限定の特別なシリアル刻印バージョンの引き換えコードが記載された特別なカードがブースターパックに封入された。
年間キャンペーンとして、既存の人気カードを【ミラージュ】持ちとしてリバイバルする「ミラージュ化キャンペーン」を実施。なお、本弾はこのキャンペーン以外に新規リバイバルは収録されていない。
前弾(真・転醒編第4章)に続いて「光導10thXレア GETキャンペーン」の後編を実施。
第2章では背景世界のストーリーに合わせ、今作では初めての創界神ネクサス『創界神テスカトリポカ』が登場した。これは第3章の『創界神ククルカン』まで続くこととなる。
また、後続のシリーズとして、契約編:界が発表された。
背景世界
背景世界の舞台は、それまで主要な舞台であった『異界グラン・ロロ』から神世界の片隅にある『魂蹟契約世界レクリス』へと移り変わっており、主人公も『煌臨編』から『真・転生編』までの人物ではなく、TVアニメ第二、三期の主人公馬神弾が放浪者ダンとして起用されるなど、異例の配役となっている。
『レクリス』で起きる、『魂ノ石板』にスピリットの力が封じられ凶暴化するという事件の謎を探求するところから、ストーリーは始まる。
詳しくは
を参照。
第1章:ファーストパートナー
相棒竜グロウと出会い、相棒契約を結んだ放浪者ダン。
旅の中で相棒騎士バット・相棒狼ランポ・相棒機スターク・相棒鳥フェニル・相棒鮫シャックと出会い、彼らとも相棒契約を結ぶ。
『魂ノ石板』の謎を巡る旅が始まる。
契約編 第2章:リベレーションオブゴッド
ダンたちは灼熱の谷でザ・マジシャンと遭遇し、『レクリス』を救うには6体のオラクルスピリットと会う必要があることを知る。
「古大樹の森」で相棒武者オボロ・相棒虫ガタルがダンたちに襲い掛かる。オボロにはバット、ガタルにはランポが対抗し、戦況はオボロ優勢・ランポ優勢の1勝1敗となるが、オボロはダンが介入する前に撤退してしまう。
「仙人掌の荒野」に辿り着いたダン一行を待っていたのは創界神テスカトリポカ。鎧装獣で襲い掛かるテスカトリポカに対してグロウが対抗する。
ダンはグロウのピンチにザ・マジシャンを召喚。これに呼応してグロウは灼炎竜ライズ・グロウへと契約煌臨する。テスカトリポカも負けじとゴッドスピリット・巨甲神獣テペヨロトルを召喚。そこにオボロが血斬鬼将オニ・オボロへと契約煌臨して乱入。
混沌の中で姿を現わすザ・ムーン。ザ・ムーンはギャンブルのような無差別攻撃を始める。しかし、フェニルがザ・ムーンの力を手にし、窮地を脱する。
世界救済を阻む敵の存在が明らかになりダンたちの旅は続く。
契約編 第3章:ライズオブライバルズ
ダンたちはザ・ハイプリエステスが治めるという氷結都市リースグラードに向かう。その道中、契約者Χカイ・創界神ククルカン・相棒翼竜テラード・相棒獅子ラオンが姿を現わす。
グロウとラオンが戦う一方、テラードが呼び出した巨大兵器・殲滅竜装オメガ・ドラゴニスの前にスタークたちは劣勢に立たされる。
ククルカンの妨害を切り抜けたダンとカイは、互いに緋炎龍皇グロウ・カイザーと覇道王キング・ラオンを契約煌臨させ激しくぶつかり合う。
無差別攻撃を始めたオメガ・ドラゴニスと戦うスタークは、リースグラードに迫る危機を伝える。ザ・ハイプリエステスは自らの危険を顧みずやって来たスタークを認め、自らの力をスタークに与えた。
オラクルの力を受け姿を変えた極光機動スーパー・スタークの一撃がオメガ・ドラゴニスを貫いた。不利を悟ったカイたちは撤退を選択した。
契約編 第4章:ビヨンドエボリューション
『レクリス』の中心「ミッドバレー」にて6体のオラクルを呼び出したダンたち。ザ・マジシャンの言葉の真意が「6体のオラクルの力でザ・ジャッジメントの審判に抗う」ことだと知らされる。そしてカイはザ・ジャッジメントを顕現させるため暗躍していたのだ。
ザ・ジャッジメントの審判が始まり、『レクリス』の崩壊を防ぐためオラクルの力を借りた6体の契約スピリットが世界に散っていく。契約スピリットがいなくなったダンの前にカイが現れるが、最初にして7体目の契約スピリットブレイドラでカイの審判龍に応戦する。
ダンの契約スピリットたちの前にはカイの契約スピリットが現れ拮抗勝負を繰り広げる。『レクリス』の空に姿を現わすザ・ジャッジメント。一方ダンは太陽刃龍ライジング・ブレイドラゴンでカイを下す。
ザ・ジャッジメントの下へ向かうダンの前にテスカトリポカとククルカンが現れ、『レクリス』創世の真実を語る。世界は三層に分かたれており、2層目の『異界』、3層目の『神世界』が『レクリス』の存在によって対消滅しつつあるというのだ。
そして、ダンの召喚は交わってはならない2つの世界層の浸食を引き起こしているという。打ちのめされるダン。
ザ・ジャッジメントと対峙するククルカン。ククルカンの下にオラクルの力で超契約煌臨を果たしたダンの契約スピリットたちが集う。かろうじて戦線を維持するククルカンたち。あわやというところで決意を新たにしたダンが姿を見せる。
ダンの決意に呼応してザ・ジャッジメントから生まれ落ちた炎空ノ絆神フラグジャッジメントの力によってか、辺りは激しい轟音と光に包まれる。
光が収まると、『レクリス』は何事もなかったかのように存在し続けていたが、ダンと契約スピリットたちの姿は消えていた…