修羅の双星
しゅらのそうせい
アーケードゲームとして発売された、主役がジオン公国側かつ搭乗機がザクと敵側の地球連邦軍と戦うガンシューティング。
ガンコントローラーは、ザクマシンガンを忠実に再現した形で、メインとサブの二つのトリガーがある。
開発元であるバンプレストの親会社だったバンダイナムコの『タイムクライシス』同様、コントローラーを画面から背けると物陰に隠れる動作をとり、相手の攻撃を避ける事が出来る。
またサブトリガーとの組み合わせにより、ザククラッカー・ザクバズーカー・ヒートホークなども使える手の込んだ仕様になっている。
ゲームらしくIFストーリーにはなるが、一年戦争を追体験する形でストーリーが進行し、サウス・バニング率いる「不死身の第4小隊」や宇宙、閃光の果てに…のガンダム4号機・ガンダム5号機と戦えたりといかに連邦側が強かったかも味わえる作品でもある。
人気があったのか1年後には『機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン 〜戦士の記憶〜』という調整版も出ている。こちらは任意ステージ選択形式になったり、「修羅双連撃 紅蓮」「修羅双連撃 蒼龍」という対ガンダム専用必殺技も追加されている。
宇宙世紀0079年、地球連邦からの独立を求めるジオン公国と、それを阻止したい地球連邦との間では、一年戦争と後に呼ばれる戦争状態下にあった。
ジオン公国軍のMS-06 ザクIIは、言わずと知れた一年戦争の名機であったが、戦争後半になると、相次いで登場した新鋭機にその座を奪われるようになる。
だが、新鋭機に乗り換えずにザクIIをこよなく愛し続けた、ジオン軍に属する二人の猛者が居た。カート・ラズウェル中尉、ロビン・ブラッドジョー中尉である。北米降下作戦時、その輝かしい戦果から、彼等は「修羅の双星」とのあだ名を貰った。
愛機のザクIIとともに駆け抜ける「修羅の双星」の激戦が、ここに始まる…。