概要
「アドミニストレータ」の一人ベガによって「バトルドレスとの親和性が最も高い人物」であった各務原あづみの遺伝情報を使用して造られた13体のバトルドレス達。
奇数番号の個体が各アドミニストレータの護衛・監視役、偶数番号の個体が治安維持部隊のリーダー役として製造されている。
当初はほぼ全員に感情抑制機能が付けられていたが、現在は何らかの形で全員が程度の差こそあれど感情を取り戻し、非常に個性豊かな集団となった。
ポラリスによる治安維持部隊再編時、一部のメンバーは所属部署を異動している。
メンバー
Type.I “A-Z”
ベガの護衛を行っている個体、外見はあづみと瓜二つで、「あづみの再現」という製造目的故か感情抑制機能がない模様。
後にあづみと友人となる。
Type.II “Sd03Ve”
治安維持部隊「ジズ」のメンバーでリゲルのオリジナルといえる個体。
それ故にその外見はリゲルを黒くしたような姿。
Type.III “Ch05Al”
アルタイルの護衛を行っている個体で、外見は倉敷世羅と非常に似ている。
親友のカノープスと共同での研究ばかりしていて自分に構ってくれない彼に対し日々不満を募らせている。
Type.IV “Pr07Ve”
治安維持部隊「ジズ」のメンバー、元々感情抑制機能については懐疑的だった。
感情抑制解除後は驚きに満ちた日々に感動するとともにローレンシウムを「師匠」と呼んで慕っている。
後に宇宙空間担当部隊「ウロボロス」に隊長として異動。
喜怒哀楽を取り戻したのに人と触れ合う機会が殆ど無くなってしまった事を嘆いている。
Type.V “Vb11De”
デネボラの護衛を行っている個体、なのだがデネボラの方が強いので実質的に役割が機能していない(ベガの命令でデネボラと戦った際は不意打ちを行ったにもかかわらず生身のデネボラに撃退されている)。
性格・口調はギャルっぽく、自分の存在感が薄いことを気にしている。
Type.VI “Mt13Ve”
治安維持部隊「バハムート」のメンバー、かなり大雑把な性格で、絨毯爆撃大好きなトリガーハッピー。
後に治安維持部隊再編に伴い「リヴァイアサン」に隊長として異動、その際に武装のミサイルを海戦用の魚雷に変更している。
本人の大雑把な気質故か、異動に伴うトラブルが彼女のみ生じていない。
Type.VII “Ju17Ca”
カノープスの護衛を行っている個体、研究機器のコードに躓いて転んだり、寝ぼけてレールガンを撃ったりと重度のドジっ子でポンコツ。
Type.VIII “Lw19Ve”
治安維持部隊「バハムート」のメンバー、一番の常識人。
Type.IX “Rt23Ar”
アルクトゥルスの護衛を行っている個体、過去には傲慢な所があったが、本来の性格はかなり良識的。
Type.X “Mb29Ve”
治安維持部隊「リヴァイアサン」のメンバーで、A-Zが特殊な立ち位置である為ベガのもう一人の護衛役も務めており、それ故に秘かにA-Zをライバル視している。
後にデネボラによる訓練を受けたバトルドレス「シャドウ」達で組織される隠密部隊「ケルベロス」に異動。
それに伴ってベガの元から離れることとなってしまい、A-Zに対し嫉妬心を募らせている。
Type.XI “Ze31Po”
ポラリスの護衛を行っている個体で、最初に感情抑制機能を外されている他、ポラリスによるカスタマイズが施されている。
グータラでかなりの毒舌家、好物はみかん。
「ダークマター機構搭載型」という謎の高性能こたつを愛用しており、基本的にこたつに引きこもっている。
割と人間観察が得意で、彼女による「アドミニストレータ」評は大体合ってたりする(ポラリス:社畜、ベガ:ヤンデレ、アルタイル:むっつりスケベ、デネボラ:ナルシスト、アルクトゥルス:サディスト、ソルも多分何らかの変態)。
Type.XII“Sb37Ve”
※画像は「墓城の道化プーニーレ」として黒の世界で諜報活動を行っている際の姿。
治安維持部隊「リヴァイアサン」のメンバー、物体潜行能力を持つ。
ソルによって感情抑制機能を外され、彼の狂気に惹かれその部下「キュレータ」の一員となった。
ソルの部下としては主に諜報活動を担当。
出奔に伴い、現在は治安維持部隊から除名されている。
Type.XIII“Md96So”
表向きはソルの護衛役とされている個体。
直接的な戦闘能力はほぼないが、大規模な音響兵器としての機能を有する。
性格は気弱で、自身の能力故に「歌う事」に対し忌避感を抱いていた。
後にそのトラウマはVIIとXI、自身の予備機である「SHiFT」のメンバー「ニュー」によって癒される事となる。
余談だが、彼女のみ他のオリジナルXIIIと異なり、型式番号に素数が入っていない(A-Zの場合はトゥ=2)。
おそらくは数字の前のアルファベット部分と合わせ、ソルの前身であるとある人物の名前を捩った型式番号が付けられたものと思われる。
Type.EX
「オリジナルXIII」の技術を盗用しソルが作り上げた番外個体。
「幻夢郷」への移動までの時間稼ぎとして投入された。
関連人物
リゲル
Type.IIの予備機で識別番号は「II-3」。
識別番号自体にはあづみに着せる用のスク水のゼッケンに無意識に書いてしまうレベルで愛着がある。
ニュー
Type.XIIIの予備機、アイドルユニット「SHiFT」のメンバー。
音響兵器としての能力を利用した暗殺用の存在として教育されていたが、アルタイルに「SHiFT」のメンバーとして見いだされたことで過酷な運命から脱することが出来た。