プロフィール
概要
百目鬼きさらのパートナーゼクス。
緑の世界を支配する大樹ユグドラシルの端末「四皇蟲」の一人で、彼女をユグドラシルの苗床とすべく行動している。
それ以外にも、紅姫の先祖かつ前世の青葉千歳をきさらの霊能力を利用して魂ごと抹殺し、後世における紅姫誕生を阻止しようと画策しており、きさらを自身のパートナーとしたのはそれ故。
人物
冷酷かつ非情な性格で、特定の個人を利用した策略を得意とするのが特徴。
その為、パートナーであるきさらの事も、当初は単なる道具としてしか考えていなかった(例:きさらをディンギル「イシュタル」と契約させた際、その時点での絆の希薄さ故自身にその影響が現れなかった)。
だがそうした行動方針故に、計画に利用する人物に入れ込みすぎる傾向があることを同胞であるヘルソーンから指摘されていた。
変化
ある時、イシュタルと「きさらと相馬のどちらか一方を苗床にユグドラシルを作り出す」という計画についての密談を行っている場面を剣淵相馬に目撃され、計画阻止を目的として相馬にきさらを攫われた結果、自分がきさらに対し母性を抱いていたという事を自覚する。
その後、きさらが「ヴェスパローゼと一緒に居たい」という想いの元帰ってきたことで、彼女と仮初の母娘関係と真のパートナー関係を築く事となる。
…だが、安らかな日々は続かず、「役立たずの裏切り者」と見做されたヴェスパローゼはユグドラシルが率いる勢力からの苛烈な攻撃を受ける事に。
きさらに対し自分を見捨てるよう告げるがきさらはそれを拒否、配下である「蜂兵」達の自己犠牲ときさらの勇気、そして宿敵であるはずの千歳の助力によって危機を脱することに成功し、更にきさらが「ヴェスパローゼと苦しみを共有する為」にパートナーゼクスとの融合を行う「オーバーブースト」を敢行、これによりユグドラシルの干渉を絶つ事ができた。
その後は、カードデバイス内で十分な休養を行えたことで戦線に復帰し「アルター化」を乗り越えて過去の自分と完全に決別、きさらの力となる。
…だが、きさらが先祖である安倍晴明の助力の元イースの救済を行った事が切っ掛けで彼女から甲斐甲斐しく世話を焼かれるようになってしまい、イースに対して敵愾心を燃やしている。
きさらとの関係性について
実は「緑の世界」においてユグドラシルの苗床となったのはきさらであり、ヴェスパローゼときさらは「互いが母親で娘」というややこしい間柄である。
きさらを母と呼んでいる少女時代のヴェスパローゼも「名もなき魔蜂姫」としてカード化されている。