概要
一般人から逸脱した人のこと。
いちおう善良なる一般市民という位置付けなのだが、どう見てもそれを超越していると思われる場合に付けられるタグ。
また、平成の主人公像によく見られる「普通の少年少女」という煽り文句に対する反論として用いられる事もある。
これは「誰にでも出来る事しか出来ない一般人に、主人公という特別な立場が務まるのは不自然」という意見であり、事実「普通」と銘打っていても実は非凡な力や生い立ちを持っていたり、物語の中で非凡な要素が嫌でも身についてしまう作品が殆ど。
逆に一般人らしさを強調すると、無力・無能ムーヴに繋がり易く主人公(笑)と呼ばれてしまう為、仕方がないともいえる。
そんなあなたも気付かないだけで、実は逸般人であるかもしれません。
逸般人が登場することで有名な作品
ウルトラシリーズ
‘一般人’であった多くの人々が後に防衛チームへ入隊し、プロとして活動するため。
故に『ウルトラマンジード』にて平凡なサラリーマンの伊賀栗レイトがウルトラマンゼロと一体化したことで話題が再燃している。
またウルトラマンタロウに登場する一般市民は、生身で怪獣に突撃したりとけっこう過激である。
TYPE-MOON作品全般
各作品の一般人主人公のスペック・経歴が『凡人』と言うにはあからさまにおかしいのでファンの間では度々こう言われる事がある。
また主人公で無くとも色々と超越してる一般人が居る場合も多い(例:葛木宗一郎、六導玲霞など)。YAMA育ちなどはその最たるものである。
プリキュアシリーズ
一応怪物に襲われる存在...なのだが、かなりの作品でプリキュア顔負けの活躍をする。二次創作ではプリキュア化されるのがお約束。
雪城さなえ:敵幹部に操られた人々を一喝しただけで気絶させる
日向みのり:敵のスパイを笑顔一つで堕とす
カオルちゃん:蹴り一発で硬さが自慢の怪物にヒビを入れ、挙げ句洋菓子でディストピアに大変革をもたらす
西島和音:空中から突然現れて弾丸シュートを放つ
東山聖歌:敵幹部をクリームで固めて拘束する
星空タエ:敵の攻撃を全く寄せ付けない
七瀬ゆい:敵の拘束を破壊してパワーダウンさせる
デジボク地球防衛軍
地球防衛軍シリーズのスピンオフ作品であるが、「ブラザー」「シスター」と呼ばれる民間人達が揃いも揃ってEDF隊員に負けず劣らず巨大生物相手に暴れ回る。しかもEDFから支給された武器を平然と使いこなすあたり、先述のウルトラマンタロウの民間人以上の逸般人っぷり。挙句の果てには特殊能力持ち。
龍が如くシリーズ
どう見ても後で死ぬ攻撃を喰らっても体力がある限り何度でも立ち上がるチンピラやヤンキーを筆頭にティッシュ配りのお姉さんが高速移動したり原付で車に追突しても前転して綺麗に着地したりと何処か常人離れしている。
俺は誓って殺しはやってませんも参照。
ウマ娘プリティーダービー
自称『普通』が全然普通じゃない(そもそも中央に入れる時点でエリート)のだが...。
アグネスデジタル:GI6勝、芝ダート中央地方海外を問わない変態勇者(誉め言葉)
ヒシミラクル:GI3勝
マチカネタンホイザ:日本総大将、GII複数勝利
アニメ版ポケットモンスター
ゲーム版では稀に超能力を扱う人がいるくらいでそこまで逸般人は多くないのだが、
アニメ版では物理的な意味でお前ら人間じゃねぇ!!と呼ばれるトレーナーが結構いる。しかもほとんどが10歳前後。
関連タグ
イーサン・ウィンターズ:公式設定が一般人。しかし、ゲーム中では……。
阿慈谷ヒフミ:自称「平凡」だが、銃とトラブルが日常茶飯事のキヴォトスの住人であることを差し引いてもあまりに行動がアウトロー過ぎる。同じ学校の本当に平凡な生徒と比べるとその差は歴然。
春日野さくら:元々は火引弾に対して「素人女子高生よりも弱い専業格闘家」と公式直々に揶揄する為に用いられるも、後々に登場した「シリーズを代表する主人公のひとりの薫陶を受けた代々続く古武術の家系の出自の半専業格闘家」をその強さ(性能、使用技)からピエロにしてしまうといった、公式すら予期せぬ事態を招いてしまった。