概要
D3パブリッシャーのTPS「地球防衛軍」シリーズのセルフパロディ的番外編であり、正式なタイトルは…
「ま~るい地球が四角くなった!?デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE WORLD BROTHERS」
…なんとまあクソ長い。略称は「EDFWB」もしくは「デジボクEDF」。
開発はサンドロットではなくEDF:IRを開発したユークスである。
デジボクとは「デジタルボクセル」の略であり、要は立体化されたドット絵のようなもの。キャラクターから建造物、地球そのものまでもすべてが細かな立方体の集まりで構成されている。
作風はかなりコメディータッチで、原作の敵のリアルな外見故のグロさは皆無。その為、本家EDFがCERO:Dなのに対して今作はCERO:Bにまでレーティングが下がっている(PS2での発売当時のTHE地球防衛軍2が現在のCERO:B相当)。
EDF名物「青い地球をまっもっるため~」などの地球防衛軍讃歌や、恒例のお約束展開、プレイヤー側発祥のネタがむしろ向こうから積極的に飛び出して来たり、巨大生物の群れとの戦闘なのに牧歌的なBGM、緊張感がまるで無いオペレーターとブラザー達の会話など、
総じて公式が病気な類いの作品だが、細かいことは気にせず各シリーズが都合良くクロスオーバーしているからこそ可能な熱い展開も見せる、いわゆるお祭りゲームでもある。
DLCミッションパック「新たなるシカク」やキャラクター追加DLCも配信され、同じくD3P作品のドリームクラブやお姉チャンバラとまでもコラボが実現した。
原作のステージBGMも多数収録されており、EDFが調子に乗っ…もとい優勢な時に流れるBGMも網羅している。
ニンテンドースイッチとプレイステーション4とSteamでリリースされているが、クロスプラットフォームプレイはできない。データのローディングなどで機種ごとに仕様が異なるためとされる。
任天堂のゲーム機では初めての地球防衛軍シリーズ作品。ニンテンドースイッチは携帯モードがある為、これまでの地球防衛軍の携帯ゲーム機(ポータブル)に存在した「ダブル入隊パック(ソフトが二つ同梱)」が発売されている。
その為、ニンテンドースイッチ版はPS4と同じく据え置きプレイ(ただし画面分割プレイは無い)、オンライン協力プレイだけでなく、ポータブルと同じく本体持ち寄りのローカルプレイが可能。
マルチプレイの場合、難易度HARDESTクリアによるミッション達成度80%を達成しないと持ち込む武器やアクセサリーのレベルに制限がかかる。
過去にサンドロットが地球防衛軍のシステムの流れを汲んで開発し任天堂から発売された斬撃のREGINLEIVというソフトもあり、任天堂と地球防衛軍シリーズは間接的ながらも繋がりはあった。
デジボクの近接格闘系ブラザーの中には普通の剣から斬撃を飛ばし、呪いが詰まった壺を投げるファンタジックな者もいるため、この作品を思い出すシリーズファンもいるようだ。
2023年8月には、地球防衛軍6の要素をも盛り込んだ続編「デジボク地球防衛軍2」も制作中と発表された。
内容
突如として歴代侵略者のマザーシップが同時に出現し、一斉砲撃を受けバラバラに崩壊した地球を舞台にしている。その為、各ステージは宙に浮く巨大な立方体であり、端には奈落がある。
ミッションクリア型の三人称シューターという基本的な造りは地球防衛軍シリーズと同様だが、今作は最大4人で一つのチームを編成してミッションをこなす。
初代~EDF5、IA、IRの歴代EDF隊員に加えて、正規の軍人ではない世界中の仲間たち「ブラザー」を現場で救出して仲間に加えていく。女性キャラはもちろん「シスター」だが、仲間キャラクターの代名詞としては「ブラザー」表記で統一されている。
ブラザーの多くは四角い世界の民間人だが、地球がバラバラになっても逞しく自分の個性を発揮し続ける逸般人だらけで、逃げ惑うしかできなかった本家シリーズの一般人とは最早別物。
中にはドイツの特殊部隊風な「ゲーエスゲーブラザー」や、勤勉な山岳部隊をモチーフにした「アルペンブラザー」の様な軍人系ブラザー、物理法則や時空を超えるとんでもない設定のキャラクター、過去作の「ご本人」もいたりする。
チームの危機や仲間との絆などシリアスなシーンも多い本作だが、本家シリーズの各所から名言・迷言をネタとして拾っているせいで変なセリフの比率は本家以上になっている。
世界観
四角いのに地球であるこの世界だが、バラバラになっても重力や空気は維持されており、世界各地の名所や風景も吹き飛んだりせず残っている。もともと資源が豊かだった地域は生活も維持できているらしい。
EDFは壊滅的な状況にあるらしく、地球崩壊直後はコマンダー率いる小隊ぐらいしか組織だった活動が確認できない。コマンダー隊は宇宙空間で島状になった世界中を輸送機で転戦しているようだ。
なお、EDFシリーズは2作品ごとに設定を刷新するかたちでシリーズを重ねてきたため、EDF1&EDF2、EDF3&EDF4、EDF5はそれぞれ別の世界となっている。姉妹作品とも言えるEDF:IAとEDF:IRもそれぞれ個別の世界となっているが、本作では各キャラ達が当たり前のように交流を持ちつつ「どこの本部も同じか…」「IRはIAの続編だと思っていた」といった台詞で各々が別のゲームの世界出身なのは把握しているなど、メタフィクション演出も数多い。
システム
ブラザー関係
ステージ中に救出したブラザー達は、固有アビリティ、特殊技の「スペシャル」、救出時の難易度に応じた性能の武器と能力アップアクセサリーを持って仲間に加わる。ミッション中は状況に応じて操作キャラクターを切り替える事ができる。また、既に仲間にしたブラザーと同じキャラを再び救出するとスキルレベルが上昇していき、装備できる武器の種類が増えていく為、キャラ育成の手段しても救出は重要な要素となる。なお、武器は本家では兵科別専用だったが今作では全ての武器が全ブラザーが装備可能。
耐久値であるアーマーの増加は過去作のようなアイテム蓄積ではなく、プレイした難易度に合わせてミッションクリア時に一定値が付与される仕組み。高難易度でプレイした場合やフェンサーのような重装ブラザーは1回の伸びが大きく、飛行系など軽装ブラザーは増えにくい。
初期アーマーから大きく育ったブラザーと共に出撃すると増加量にボーナスがつくため、仲間にするのが遅かったブラザーなどを育てたい場合はベテランと組ませると良い。
部隊に加えたブラザーには好きな識別用の名前を付ける事ができる。
ミッション開始時の編成が三人以下なら、現地で救助したブラザーは編成が四人になるまでその場でチームに加わる。フィールドで救援を待つブラザーの位置は大体3パターンあり、同時出現人数は難易度で変わる。難易度によっては戦闘中に救助してまわるのが大変なステージもあるが、ミッション終了から画面が切り替わるギリギリまで可能なので、クリアBGMが鳴り始めても諦めず助けに向かってみよう。
地球を守っているはずなのに敵を数匹残すなどしてわざとミッションを遅延させ回収に勤しむEDF兵士の姿はシリーズの悪しき伝統の一つである。
基本的に高難度ほど1ミッションで多く仲間にできるが、敢えて助けず1~3人で出撃したままミッションクリアまで進む事もでき、この縛りプレイ達成で使用可能になる部隊章もある。敢えて一人きりで作戦を遂行すれば、本編シリーズの気分も味わえるだろう。
たとえば、原作で「ストームチーム」と呼ばれているのにシングルプレイではたった一人という状況がどこかおかしい事になっていたが、今作では本当の意味でシングルプレイでもチームで行動できる事となった。マルチプレイでは4チームで最大16人という大所帯も可能。
ダウンロードコンテンツ限定のブラザー、シスターもいるが、マルチプレイの場合、DLCを持っているプレイヤーが参加していれば誰の前にも登場する可能性はあり、DLC未入手の参加者でも救助は可能。
ただし、DLCを購入するまでプレイキャラクターとして編成することはできないし、所持する武器やアイテムも使うことはできない。
購入した場合はすぐに編成できるものの、救助対象としての出現率はランダム故に割と低く、後半のミッションでないと遭遇できない事もある。
戦闘
ステージごとに構成が異なる敵の軍勢に対処していくのは過去のEDFシリーズと同じだが、プレイヤー側が四人編成になり、固有のアビリティやスペシャル技を組み合わせることで、火力を尖らせての速攻や要塞型の持久戦など戦術の幅が広がった。
特に、一瞬で四人のうち誰か一人にキャラ変更できる「ブラザーチェンジ」は弾切れの隙や機動力をカバーし、固有アビリティの使い勝手を大幅に改善したりする基本テクニックとなっている。特に高難易度ではこの「ブラザーチェンジ」をいかに使いこなすかで戦局が大きく左右される場面も多い。新たな戦法が取れる事を意識してプレイすると、難関ミッションに意外な解答が見つかることもある。
その一方、メインシリーズでは御馴染みのモブNPC隊員やNPCビークルは登場せず、ステージによってネームドキャラが1~2人ほど出るに留まる。この点では地球防衛軍シリーズの初期作に近い。
武器やアーマーの入手がブラザー依存のシステムになったため、戦闘中に出てくるアイテムは回復系とスペシャル技チャージのみ。
ステージの特徴である奈落は、ブラザーが落下すると難易度に合わせて大ダメージを食らってしまうので、飛行系や壁登りが可能なブラザーに切り替えて落下を防ぐのも重要なテクニックのひとつ。逆に飛べない敵キャラをデコイや爆風で突き落とし、問答無用で撃破する罠としても利用できる。
ダメージを受けアーマーがゼロになったブラザーはその場にダウンしてドクロアイコンが付き、参加メンバー全員にドクロが付くとミッション失敗。
他のEDFシリーズのマルチプレイのように、生存しているメンバーで近付きアーマーを分け与える事でダウン状態から回復させられる。ただし今作では救助側もアーマーに一定の余裕がないと助けられなくなり、救助ボタンの長押しが必要になった。マルチプレイでは他のプレイヤーのチームのダウンしたメンバーのドクロマークも表示されるので方向を頼りに救出に向かう事もできる。
ダウン中も移動だけはできるが、かなりの低速な上に障害物も越えられず、回復アイテムも取れないので気休め程度。生存メンバーが助けに行くのが基本になる。
また、噛みついてくる敵に囚われた時は従来作のような自力での反撃ができず、他のブラザーにチェンジして敵に攻撃を加え助け出す必要がある。
操作していないメンバーもフィールドを動き回っており、オートで敵を攻撃してくれる。
この状態では攻撃力が激減、防御力が増加して交代用の控えのような扱いになるが、爆風による足止め効果などは発揮してくれる。
あまりメンバーかバラバラにならないよう、こまめに集合コマンドで呼び集めておくと、もしものダウン時に対応しやすい。
チームには最低一人、飛行やハイジャンプやワイヤーアクションのできるブラザーを入れておくと、戦闘や探索中の移動が劇的にスムーズになる。機動力の高いブラザーで急接近し近距離型ブラザーにチェンジして奇襲攻撃、逆に大火力だが鈍足なブラザーから高機動ブラザーにチェンジして遠距離戦を維持し続ける…といったコンボ技も構築できる。
また、崖の上などで救助を待つブラザーは飛行やハイジャンプ能力がないとそもそも助けにいけない場合が多い。一方、こうしたブラザーが渓谷地帯の高所などでダウンしてしまうと、他の仲間がアーマーを分けに行けない。敵が多い時に先走っておかしな場所でダウンさせないよう注意したい。
難易度は本家同様にイージーからインフェルノ(追加でアルマゲドン)まで網羅しているが、リアルタイムで操作キャラを切り替えるブラザーチェンジのコツさえ理解し、しかるべき育成さえすれば本家に比べると難易度は控えめ。一部の大群ミッションや特化型の敵には工夫して対応する必要があるものの、見た目のユルさ同様に難易度も対象年齢は本家より幅広い。
ハードからは敵の攻撃力も上がり、ある程度は周回による育成と武器やアクセサリーを充実させてプレイすることを勧める説明が出る。
ハーデスト以降ともなれば、従来作品のようにアーマーを桁違いに強化し、敵の配置や特性に合わせたEDF伝統の戦術を駆使することも必要になってくる。なお、インフェルノまではアーマーの育成が引き継げる為、育てた耐久力に物を言わせてクリアすることも不可能ではない。
後のアップデートによりインフェルノを上回る最高の激ムズ難易度「アルマゲドン」が追加された。これは過去作にあった最高難易度インポッシブル(敵が強くこちらのアーマーは初期値固定)に相当する。この難易度でもアーマー育成は引き継げるが、大幅強化された敵の攻撃をいかに回避するかが必須で、戦術にも精通していることを求められる。クリア率はインフェルノクリアまでで100%を達成するが、アルマゲドンをクリアした数によってしか得られないレア部隊章が複数存在する。
DLCパック「新たなるシカク」
本編の事件解決後、なぜかまた地球がバラバラになってしまったが為にEDFが再び四角い戦場に立つ。
これまで姿を見せていなかったフォーリナーの四足歩行要塞、通称「四つ足」と、そこから放出される新たな敵が各地を蹂躙する中、第二次地球バラバラ事件の謎を追うのがDLCのストーリーとなる。
四つ足との決戦の果てにコマンダーの部隊が見た衝撃の事実とは…?
メインストーリーを一度クリアしている想定となっているため、育成状況によってはEASYでもキツい難易度。ブラザー達のステータスや武器はそのまま引き継いでミッションに挑戦できるので、本編の高難易度モード以上に育成と戦略が重要となる。つまり本編がINFERNOでも簡単と感じてきたら腕試しにやってみるのがいいだろう。ちなみにHARDESTの時点で本編のINFERNOより厳しくなり、INFERNOではミッションによっては本編以上に凶悪な難易度に跳ね上がる。DLCでチェレンジ的な高難度が追加されるのは、ナンバリングシリーズの伝統と言える要素でもある。
DLCミッションではフィールド内に落ちている武器コンテナを開けることでDLC初登場武器も発見できる。武器のランクは難易度に伴って上がっていくが、完全に比例するとは限らず、運任せな面も強い。
このミッションパック内で条件を達成すると解放される難易度も存在する。
登場人物
頭部に装飾品のある一部のブラザーや、お姉チャンバラ、ドリームクラブのコラボキャラを除き、あらゆる立場や職業のキャラクターが服装とのコーディネートを無視してEDF陸戦兵のようなバイザーを装着している。
関連イラストのキャラクター達がみんな目元にサングラスみたいなものを着けているのもその為である。
基本的に主人公周りのキャラ、セリフつき、あるいはステージによってNPC参加してくるキャラをピックアップして掲載しているが、プレイアブルキャラとしてはこれ以外にも多種多様なブラザーがいる。
コマンダー
総司令からの任命を受け、崩壊した地球の戦場に残ったブラザー達を再編成し指揮していく、その名の通りの「部隊指揮官」。
つまり画面を見ているプレイヤーその人であり、ゲーム中に顔や声は一切登場しない。
アクションゲームであるが隊員たちはコマンダーに指揮され動いているという扱いなので、「ゲームにコマンド入力する者」にもかかったネーミングとなっている。
戦術士官
「コマンダー、作戦を開始して下さい」
コマンダーの片腕として働く妙齢の女性隊員。
情報分析や索敵を担当し、司令部にも顔が利く、基本的には真面目で冷静なベテランオペレーター。
戦闘中は称賛や合いの手を入れてくれる賑やかし要員でもある。
変人や若者が多い部隊の中では数少ない落ち着いた常識人だが、気配りができるぶん気苦労も多い。
最終的に奇人変人の大所帯となる部隊に加えて、怒濤のお約束ネタやメタフィクションについていけず呆気にとられるなど、はっちゃけたデジボクの世界にやや押され気味。
次第に状況に馴染んでいったのか、中盤以降やDLCでは彼女も平気でメタな発言をするようになる。
また、ニンジャブラザーのコタローが味噌汁の素晴らしさを語った際には「英気を養うのも重要」と材料探しを任務に組み込むことを提案。戦闘に出ていないブラザー達を動員してまで大真面目に味噌やワカメを探し始めるなど、やはり彼女もどっかズレているのだった…。
ちなみにゲーム上は流暢な日本語を話しているが、戦術士官も日本食における味噌汁がどんなものかはまるで知らないまま捜索任務を始め、スカウトチーム(偵察班)まで動かして味噌汁について調べていた。やっぱりどこかズレている…。
DLC「新たなるシカク」において会話が用意されているのは戦術士官と後述のオペレーターのみ。
DLCミッションに登場する「龍虫」の情報は把握していたが、他の巨大生物にまるで動じない彼女もビルを超える巨大ムカデには流石に慌てていた。
オペレーター
「巨大生物、来ます!」
戦術士官の後輩にあたる、のんびりした口調の若い女性オペレーター。
戦術士官と分担して索敵や状況説明にあたる。
ゲストキャラクターの所属を作品タイトルで認識していたり、御披露目ミッションなので倒せない敵だと勘づく、敵の撤退フラグが立ったのがわかると当たり前のように発言する、DLCに至っては自分でBGMを流すなど、その言動はメタフィクションの宝庫。先輩である戦術士官からも「あなた何者なの?」と怪訝に思われる始末。EDF伝統ネタの振り役でもある。
その割に、優勢な状況で歓声のように「サンダー!」とか言っており、迷言の意味を取り違えているにわかファンみたいな複雑なボケもかましている。
一時的な勝利に油断して大物の増援を見落とし、危険に晒された部隊の雰囲気が険悪になって空中分解しかける危機を招いてしまったり、
戦況悪化でシリアスな流れが続くと感情的に泣き言を言ったりと、EDFオペレーターのお家芸や本部の罠ネタも、しっかり履修している。
彼女も巨大生物には慣れっこなのだが、龍虫の見た目だけは耐え難いらしく戦闘中なのに目をつぶって任務を放棄したり、ボクセル表現になってなお見た目が気持ち悪いとゲーム自体にまで文句を言い始めるほどだった。
総司令
「撤退は…勿論許可できない!」
地球防衛軍シリーズでは珍しい、ちゃんとした出番と台詞の多い総司令官。緑の軍服に制帽を被った、髭の豊かなオジサマ。
プレイヤーをコマンダーに任命した後は、マザーシップ及び黒幕ダークレジオン捜索の指揮を執っており、オペレーターからは「総司令から通信が入るのはボス戦ミッションの予兆」のような扱いをされている。
オペレーター同様、この人も戦況と都合の悪いときに限ってクリアな通信品質のまま「聞こえないぞ!繰り返せ!」と通信不調をアピールしだしたり、撤退の話が出たとたん待ってましたと言わんばかりに「撤退は許可できない!」「勿論許可できない!」と宣う、本部を襲われて消息が途切れるなど、過去作の司令部を思わせる言動を繰り出す。ベテラン陸戦兵のジンからは「どこの本部もこんなもんか」と呆れられていた。
味噌汁探索の際には「輸入率が高い日本の大豆事情」をわざわざ解説してくれる。地球が分断された事の重大性に繋がる話とはいえ、本部は暇なのだろうか…?
中の人つながりか、EDFが赤い髪のメイドに利用された時には思わず「謀ったな! メイドォォォ!」と叫んでいた。
ダイチ マモル
「さぁ、雄叫びを上げろ!恐れを知らず進め!」
EDF5のレンジャー。外見はダークグリーンの装備をしたレンジャー5α。
連続使用しやすい回避アビリティとアーマー回復ボム「リバースシューター」を持つ可もなく不可もないEDF隊員で、会話でも他の個性的な連中に埋もれがち。とはいえ、出番の多い回避技と回復手段を備える点ではバランスの取れたオールラウンダーでもある。
また、5のプリセット台詞でもある「EDFは仲間を見捨てない」の言葉どおり、良識的で仲間思いな男。実は彼の戦闘中セリフはプリセットボイスのものが多い。
ダメージを受けて弱音を吐いたりもするが、戦闘開始時にはEDF5賛歌の一節を諳じて味方を鼓舞することもあり、勇猛果敢な台詞も多い。
強敵に遭遇して「難易度下げません?」とメタな台詞を発するなど、なんだかんだ本作の世界に順応している。
ゲーム開始時からコマンダー隊に所属しており、プレイヤーが最初に操作するブラザーはマモルと同じレンジャー5αなので、おそらくマモル本人である。
スペシャル技「リバースシューター」は、蘇生効果こそないものの速効性のアーマーフル回復であり、集合させて足元に撃てばピンチを切り抜けることもできる。敵にはおおよそ「1」程度のダメージが通り、場合によっては敵を怯ませる事も。
ジョー
「ジョーって呼んでくれ!」
アメリカ出身のカウボーイブラザー。
戦闘では、近付くほど威力の上がる六連リボルバー拳銃に親父の形見の散弾銃という、まさにアメリカンでブラザーな銃器を愛用する。
もともとEDF関係者ではなく、農場を経営する本物のカウボーイ。農場上空に居座るマザーシップを撃退した経緯からコマンダー隊に力を貸してくれることになる。そのフランクかつそれなりに現実的な性格から、ミッション中の会話でのツッコミ役かつリアクション役として重要なキャラクター。
コタロー
「ニンニン!」
刀とクナイを得物とするニンジャブラザーだが、なんとマザーシップにより江戸時代からタイムスリップさせられてきた本物の忍者。そのくせ現代語を使ったりとおかしな点が多いが気にしてはいけない。
一宿一飯の恩義でコマンダー隊に加わるが、後に地球をつなぎ直す事の意義を見いだして腹を決め、本格的にEDFの一員となる。
お人好しで単純なところはあるが、都合よく利用されていただけと判ってなお「人助けができて良かった」と心から喜べる快男児。
ニンジャブラザーは素早い移動と接近戦が得意で、刀による斬撃をメインとしている珍しいブラザー。
フォーゲル7
「アタシ達、ズッ友でしょ?」
本部直属のEDF4式ウイングダイバー。
やたらとギャル語を使う軽い口調ながら、ダイバーとしての実力やメカニックとしての腕を披露する多才な隊員。むしろギャル語の連発以外は優秀かつ仲間思いで、変人揃いの登場キャラクターの中でもトップクラスの真人間である。
基本的に本部付きでコマンダー隊とは別行動を取っており、プレイヤーが仲間にする関西弁のウイングダイバー(EDF4)とは別人。
₋プレイアブルのEDF4ウイングダイバーはブラザー救出と飛行アクションのチュートリアルを担当しており、ダイチマモルに次ぐ初期メンバーとして加入する。こちらはのんびりした調子のお気楽な気分屋。しかも高所恐怖症のくせにウイングダイバーに志願したらしい。スペシャルはホーミング光弾を斉射する「ガイストXI」。
バレット1
「…フン」
EDF4の二刀装甲兵フェンサー。元々はフェンサー部隊を率いる隊長だったが、ある出来事でチームワークを拒絶する一匹狼となってしまった。
根っから冷たい人間ではなく、考えを改めてからはフォーゲル7に絡まれて赤面したり、過去作を織り込んだネタ台詞を披露したりする。
シータ5
「フルプライスの実力を見せてあげよう」
EDF3の陸戦兵。キザな性格だが、分析能力を買われてEDFのエリート部隊に所属し、専用レーザーライフルまで与えられている実力者。
実は臆病で、予想外の事態に弱いのが欠点。敵に追い込まれてパニックになった際は、まさかの出演作とは別の作品の台詞を発した。
ジン
「ジンと呼んでくれ」
一行が「伝説の男」と呼ばれる陸戦兵の目撃情報を追って辿り着いた場所に現れたEDF2陸戦兵。
本人いわく「ただの男」だが、実は「伝説の男」の元上司であり、侵略者への抵抗を続けるジンもまた、かつての部下を探していた。
「伝説の男」ほどではないものの、かなりの戦闘能力の持ち主であり、基本的にギャグにも参加しないシリアスな男だが「背水の陣(ジン)か…」と本気なのか駄洒落なのかわからないことも言い出す。
本部の無線不調を経験したことがあるのか「どこの本部も同じか…」とメタなボヤきをこぼすことも。
コマンダー隊とはしばらく行動を共にし、あるミッションで大戦果を上げた彼らを「新たなる伝説」と賞賛して実力を認めた。コマンダー隊と別れて以降はEDF中東支部に移り、シータ5の上官として戦いを続けている。
ライトニング・アルファ
「よし、守ろう!」
EDF:IAから参戦の主人公御本人。原作では無口だったが、デジボクでは
- 部下がマヌケな理由をつけて支援に来ない
- IAの日本語版Pvを思わせるキザな台詞を吐いてシャパリュをキレさせる
- 何の脈絡もなくコタローに謎の紙袋を預けると、EDF:IAのネタバレに繋がりかねないあからさまな死亡フラグをおっ立てまくった末にMIA(作戦時行方不明)で戦死扱いになる
- 次の激戦地で皆がライトニング・アルファを喪った悲しみを乗り越え「地球を守ろう!」と意を決したところで何事もなかったかのように「よし、守ろう!」のボイスと共に戦線復帰してくる
- 復帰まで部隊とはぐれて泣いていたのを、救援を手配してくれたオプス(IAのオペレーター)にバラされる
- EDF:IRをEDF:IAの続編と勘違いしていた
- 変なイントネーションのEDFコールをする(原作ネタ)
などなど、コメディーリリーフに全振りしたキャラ付けになっている。
パオ
「アイヤー!」
中国出身のテンシンシスター。ジョーと同じくボケとリアクション役。
テンシンシスターの固有アビリティ生身での飛び蹴りだけで蜘蛛型巨大生物を乱獲し、「巨大生物の出す糸を売り物にシルクロードを復活させて大儲けアル!」と野望を燃やす商魂たくましいカンフー娘。
作中のTIPSではエリート志向のシータ5と考えが合わないと書かれているが、違う考え方ができるからこそか、彼が自信喪失して家出した際には言葉巧みな叱咤激励で活を入れた。
シャパリュ
「お帰りなさいませ御主人様!」
メイドのくにのメイドシスターであり、EDFを利用して要塞化されたメイドカフェのオープンを企む。
「勇者様、お救いくださいにゃ」と謎の救難信号を送って来たのだが、倒した敵の素材を要求してくるなど怪しい言動に、オペレーターや戦術士官からは「見えている地雷」「どう考えても罠」などと言われてしまう、本部の罠ならぬメイドの罠。
やはりと言うべきか、焦ったり怒ったりするとドスの効いた荒っぽい口調になり、目的を果たした途端にEDFをお払い箱呼ばわりするなど裏表が激しい、ジョー曰く「腹黒メイド」。
彼女自身も侵略兵器へクトルを瞬殺する戦闘力を持つ、いろいろ謎な人物。
コタローは彼女に一目惚れならぬ一目萌え状態で、メイドカフェオープンの人助けができ、シャパリュも無事でよかったと素直に喜ぶ彼の姿にほだされたのか「お前ら弱っちいから助けてやる」とコロッとツンデレ化し部隊に加わった。
加入後はその図太さを遺憾なく発揮して主要メンバーの一人となり、「だーっ!埒があかねえ!オイ本部!アレ持ってこいアレ!!」と本部をアゴで使う場面も。
とは言え、戦況が急転する終盤には弱気な所も見せる。
その後コタローとは掛け合いで甘い雰囲気を見せるが、「キャラが違う」と指摘したライトニング・アルファには銃を向けて黙らせた。
彼女もツッコミ役や死亡フラグの指摘など会話でよく目立ち、終盤には自分で「この戦いが終わったら…」フラグを立ててジョーに突っ込まれていた。着メロが今作のリザルト曲だったりと、彼女もまたメタなネタには事欠かない。
ちなみに要塞メイドカフェ『メイドカフェ:アキバミラクルシェルターピュアミルキーサンクチュアリ@猫もメイドもいるよ』は後述の人型巨大ビークル「ギガンティックアンローダー・バルガ」で建設していたのだが、侵略者の軍勢にキレた彼女のおかげでバルガがEDFの戦力に組み込まれることになった。なぜメイドさんがそんなシロモノを所持運用できていたのかは不明である…。
DLCでは声がそっくりな人や、ピュアな社交場のメイド風ガール達が参戦したが、シャパリュと顔を会わせたらどうなっていたのだろう…?
ドリームクラブ勢とチームを組めば、服装と髪型のバリエーション豊かなメイド部隊を構成できる。やろうと思えば4人全員(メイドシスターα・β・γと双葉理保)中の人が後藤邑子という事も可能。中の人はPV第二弾で顔出し出演も果たしている。
シャパリュの逞しさと機動力とは裏腹にメイドシスターはアーマーが少なめなので、防御系アクセサリーで耐久力を底上げすると良い。ドスの効いた言動の割に、機動力とジャンプ系アビリティでダウンした仲間の回復に向かうのにも優れている辺りはいかにもツンデレ。
同じく機動性に優れたコタローと組むと機動性重視の戦略にうってつけ。
地球防衛軍のシリーズ発祥でもあるD3パブリッシャーの低価格ソフト企画「SIMPLE」シリーズには「THEメイド服と機関銃」という作品があったが…EDFと直接のつながりはないものの、今作では武器の持ち替えができるので、各種の機関銃で武装したメイドさん部隊も編制可能。
ちなみに、ブラザー(シスター)の中ではある意味専用BGMを持っていたりする……彼女が登場する前に味噌汁の具材探しでガンシップ撃墜作戦で流れるが。
ハリム
「ハローワールド!ハリムTVです!イェイイェイ!」
動画投稿者をモチーフにした、けばけばしく騒がしいバズシスター。「ハリムTV」というチャンネルを開設している。キャラクターとしてのバズシスターは韓国出身ということになっているが、ハリムは普通に日本語で配信を行っている。
その思考と言動は再生数と高評価しか頭にない迷惑配信者そのもので、
- 眠っているエルギヌスを自前の爆弾で目覚めさせEDFの空爆作戦を台無しにする(※)
- 絵面を派手にするため敵を全員アクティブ化させようとする
- レーザーライフルのレビューを戦場でやる
など、とんでもないトラブルメーカー。
※ちなみに原作での空爆作戦の結果はお察しくださいなものであった。
「命が惜しくて好評価がもらえるか!」と、ある意味で肝は座っているが、配信の視聴数欲しさで戦場にしゃしゃり出てきては、ウケないと判断したりカメラが不調になればさっさと姿を消すため、マモルからは戦闘能力を認められつつも「二度と来るな!」など疫病神扱いされていた。
戦闘中も喋り倒すせいで、戦術士官と司令官までもが「自分達のセリフが少ない」とボヤく羽目に。
バラバラになった世界で動画投稿サイトが機能しているのもまた凄い話であるが、実は「ハリムTV」のチャンネル登録者数はたったの100人だった。確かに、EDFが戦う最前線の映像を配信できれば登録者も増えるだろうが「良い子は真似するなよ」の台詞は自分に向けてもらいたいものである…。
マザーシップや怪獣相手に「ひとこと物申す」ネタで突撃して注意を引いたり、配信映像が救援の手掛かりになったりと、その無謀さが結果的にコマンダー隊の助けになることもある。
物申している最中には「結婚式を間近に控えた姉」の話題も出していたが、地球がバラバラの状態で式の予定を強行しようするあたり、流石は同じ血筋と言うべきか…。
ブルーノ
「おいどんはブルーノでごわす!」
胡乱な目付きの熊のキグルミを着込んだベアブラザー。カナダ生まれなのになぜか濃厚な薩摩弁で喋る。
キグルミはオペレーターが子供の頃に見ていたTV番組のキャラクターらしい。
通常のベアブラザーは熊らしく爪型武器を使う格闘系なのだが、ハチミツに目がないブルーノはどう見てもスズメバチなハチ型巨大生物の巣から蜜を奪おうと「針避けに着ぐるみを着ている」だけで、得物は熊となんの関係もないガトリング砲。通常のベアブラザーはスキルレベルの関係でかなり育成しないと装備できなかったりする。
そんな彼が巣にちょっかいを出したせいでハチ型巨大生物が活発化して近隣エリアが襲われるはめになり、本人も大群に追われている所をEDFに出会って助けられたハタ迷惑なおっさん。
そのハチミツへの執着は、見た目がハチミツ壺っぽいEDFの巨大生物誘引装置を勝手に食べようとして拾い集めて来る程。
戦闘能力を見込まれジョーから入隊を勧められるが、「カナダは豊かだから地球がバラバラでもやっていける」「家族と友人を守れればそれでいい」と、当初は地球防衛に興味を示さなかった。
コマンダー隊とともに巣への攻撃に参加したのもハチミツ目当てだったが、巣を守ろうとする巨大生物を蹴散らす自分の立場に思うところがあったのか、頭を冷やして故郷に帰り、後に助っ人として舞い戻ってくる。
ネフェル
「よかろう。わらわもついていくぞえ…」
3000年もの眠りについていた古代エジプトの女王であるファラオシスター。名前の元ネタはおそらく「ラムセス二世」の妻、「ネフェルタリ」だと思われる。
ヒエログリフの予言通りに目覚め、宇宙の秩序を守らんとEDFに加わった。「並みの人間では扱えない」と言われるウイングダイバーのサイオニック兵器サイ・ブレードを楽々と操る。
普段は女王らしく尊大な態度を取っているが、ネコ耳シッポつきのメイドコスプレをしたシャパリュをバステト神か何かと勘違いしており、彼女の頼みとなると断れない。また、亡き仲間との約束を語るエアレイダーを気にかけて励ますなど、年長者らしい優しさも見せる。
アヌビスを模した仮面をつけているが、シャパリュいわく素顔はけっこう美人だそうで、ベタ誉めされメイドカフェに勧誘されて慌てふためいていた。
ジェネレーションギャップがありすぎて現代科学には疎く、通信を「神のお告げが聞こえる」と勘違いしたことも。人型メカのバルガも「我が神の巨神」と呼ぶ。
ファラオシスターのスペシャル攻撃は掟破りの時間停止9秒。さらに時が動き出すと同時に飛んでいく大量の矢という、別の世界のエジプトで見たことがあるような技を繰り出す。
協力プレイでは他のプレイヤーの時間まで止めるため事前の相談なしでは扱いが難しいものの、敵の猛攻を停止させダウンした味方を安全確実に蘇生するといった使い方もある。しっかりコミュニケーションを取って採用してみるのも良いだろう。
トラロック3
「こちらはトラロック3 エアレイダーです!」
空爆誘導兵エアレイダー(EDF5)の青年。
亡き友人が設計した攻撃用人工衛星を再起動するため、リブート用ディスクの捜索やEDF宇宙センターの防衛をコマンダー隊に依頼してくる。
紳士的で癖がない性格に加え、「衛星を使って仲間を守る」という亡き友との約束を叶えるため奔走する姿から女性陣に受けがよく、特にネフェルからは励ましの言葉をかけられている。
亡き友が遺した攻撃衛星は、最後の復帰作業中に想定外の事態に陥るが…?
衛星が使えない間は本領を発揮できないものの、最終決戦の中ではカームリーダーと組んで最新型衛星で仲間の安否を探ったり、シータ5の分析に合わせて支援の一撃を放つなど八面六臂の活躍を見せる。
レーゼンビー
「女王陛下ァァァ!」
イギリスの宮殿衛兵がモチーフになっているロイヤルブラザーの若者。当然国籍はイギリス。
英国女王への敬愛は強いが、それでも人命救助を志し、父と仲違いしてまで国を離れてEDF入りした。
まだまだ経験は浅いが、人のために戦おうという気概は本物。一方で生真面目だが目立たない事を気にしており、シリアス一辺倒からハリムらに負けないよう気合いの雄叫びを上げたりと着実にコマンダー隊の雰囲気に毒されている。
ロイヤルブラザーは防御壁を設置する能力がある為、籠城戦に向いている。
カームリーダー
「手紙を書くとしましょう」
EDF:IRのヘビーストライカー装備を身に付けた老齢の隊員。のんびりした好々爺といった口調だが、若い隊員に帯同してシールドで守ろうとするなど、人命を第一に考えている。
多数の勲章を貰うほど優秀な軍人だったが、人間同士の戦争で名誉を得る生き方に疲れて退役。人命救助に携わる事を望んでEDFに参加した。
EDF入隊後は軍人としての経験からすぐリーダーに昇格し、望み通り避難民の保護など人命救助任務に従事している。その結果を息子への手紙にしたためているそうだが…
- 軍人時代に手にかけた命より多くの人命を救うまで「息子には会わない約束」をしている
- 息子はレスキュー部隊で命を救う仕事を「していた」となぜか過去形
- 大ダメージで気絶し助けられた際に「息子が迎えに来たかと思った」
- 素直に気持ちが書けると手紙の良さを説く割に、レーゼンビーには「会える家族がいるなら会っておきなさい」と勧める
など不穏な発言が見られ、遠回しに「既に息子は亡くなっているが、約束を果たすまで自分は死ねない」と言っているようにも見える。同じく人命を守るため戦う若きレーゼンビーを気にかけるのも、亡き息子と重ねているからなのかもしれない。
ストーム1
たった一人で戦況をひっくり返すと言われる伝説のEDF兵士。
現在は消息不明で、かつての上司ですらその足取りは掴めていない。
ストーム1の服装だけ再現したブラザーはDLCで仲間にでき、その説明からすればストーム1本人はこの世界にいないはずなのだが…
詳細は該当リンク先にて。
その他の姿を見せない声だけの人物
各種の火力支援部隊
アビリティやスペシャル技の空爆要請、要請ビーコン系武器の射撃を実行してくれる支援部隊の面々。
焼夷弾、速射砲、機関砲から超巨大ミサイルに攻撃衛星まで取り揃え、指定地点を容赦なく吹っ飛ばす。
射手のほうも男女いろいろ揃っているが、特にEDF4エアレイダーの呼ぶ焼夷弾攻撃隊は「空のお姉さん達」と呼ばれており、「支援が必要かい、坊や?」と、ちょっとおねショタな雰囲気を醸し出すイイ女。
エアレイダー(EDF4)の母
(注・想像図です)
「アハッ!アーッハッハッハッハッ!皆滅んでしまいなさい!」
「なんてキレイなのかしら…!!」
エアレイダー(EDF4)がスペシャル「ルール・オブ・ゴッド」を発動する際に、無線で高笑いと共に素敵すぎるセリフを放つ。どちらかというとEDF5版に近いハイテンションな衛星兵器開発者。
EDFシリーズではよく親兄弟が犠牲になったという話が出てくるが、まさかの母親、しかもプレイヤーからサテキチおばさん(EDF5ならスプキチおばさん)呼ばわりされている人物という笑撃のお母様、つまりサテキチ母さんである。。息子からも「神を騙る悪魔の光」とまで言われてしまった。まさに恐ろしい身内である。
メインシリーズ4か5における謎の女科学者に相当するキャラクターだが、特に5の科学者は自分の発明品を実戦投入してくれるエアレイダーがお気に入りだった様子。息子がエアレイダーなのと何か関係があるのだろうか…?
デジボクの「ルール・オブ・ゴッド」は原作と見た目や発動シークエンスが異なり、レーザーポインターではなくビーコンを撃ち込む事で複数の光線が降り注ぎ、時間差で大爆発を起こす。空中の敵にビーコンを付けると地面までレーザーが届かない変な現象のちに地面が爆発する。ビーコンを外すと発動しないので注意。
なお、デジボクでも「ルール・オブ・ゴッド」が使えるが、説明では「衛星からの攻撃」とあるのだが実は原作(EDF4)からしてフォーリナーのマザーシップが装備する殲滅兵器であり、それを女科学者が謎の技術でハッキングして放っている。ちなみに今作ではフォーリナーのマザーシップはそのレーザー兵器を使ってこない。
ちなみにエアレイダー(EDF5)の「スプライトフォール」でも彼女らしきボイスが出るが、こっちのエアレイダーとの関係は不明。
ちなみに、これだけ濃いキャラでありながら原作同様デジボクの本編のやり取りには関わっていない。
オプス
「初めましてコマンダー」
EDF:IAのオペレーター。デジボクでもEDF作戦部勤めらしく、ライトニング・アルファ戦線復帰の際にコマンダーに通信してくる。ライトニング・アルファが戦線復帰できたのは彼女の捜索のおかげだが、助けが来るまで一人で泣いていたのをバラすなど、ちょっとイジワルをしてみせる気の置けない間柄。
EDF:IAのある結末的には末永く爆発しろな関係と言っても良い。
カクカクしたシカク達(敵)
突撃型甲殻生物ギサンダー
シリーズお馴染みの大群で押し寄せてくるアリ。メインシリーズでは「侵略生物α」「ストームアント」などと呼ばれているが、デジボクではこの名前が付けられた。ミッション1でのマモルと戦術士官の会話からすると、一見してどちらともとれる程度には似ているらしい。
名前の由来はコイツらが放つ「蟻酸」であろう。多分これも…
通常の黒、素早くちょこまかと戦場を大群で駆け回る緑、固い金の三種類がいる。
TIPSやミッション説明に「タベルンダー」なる名前も出てくる為、EDF5と今作で建造物を食い荒らしていた緑蟻の事だと思われる。
ある重要局面では意外な行動に出る。
基本的にはメインシリーズ同様に酸を飛ばすが、名称の通り突撃も混ぜてくるので、最近のシリーズでは酸専門になった本家のアリよりも行動パターンが豊富だったりする。
虫系巨大生物はクイーンやキング等一部を除き、基本的に火焔系兵器に滅法弱くほぼ一撃で倒せる。例えばエアレイダー(EDF4)の空爆要請(焼夷弾)で焔の壁を作っておびき寄せると効果絶大。
また、小型の巣は難易度によってはチューリップシスター等の地雷型サブウェポンだと1~2回の攻撃で破壊可能。。
超巨大生物クイーンギサンダー
超巨大蟻塚「インセクトヒル」を護る、羽の生えた女王アリ。通常のギサンダーとは比較にならないほどの巨体で、真っ赤な高威力の酸を機関銃のように連射してくる。避けきれないほどではないのだが、油断するとアーマーをガリガリ削…溶かしてくるので「某殉職隊員」と同じ末路にならない様に注意だ。
卵を産んで繁殖している他作品では「マザー」とも呼ばれている。
スペシャル技の中には、このクイーンを初めとした超大型の虫を一撃で葬るものもある。
赤色甲殻生物ガブリット
ギサンダーの亜種。ギサンダーよりも耐久力がある上に大きい赤いアリ。酸は飛ばさないが、やはり群れを成して押し寄せ、名前の通り突進してガブリと噛みついてくる。
噛みつかれると中々放さない上にデジボクでは自力脱出ができないので、他のブラザーでダメージを与えて救助しよう。
巨大鋏角生物デカランチュラ
コイツもシリーズお馴染みの蜘蛛。EDF2では「凶虫バゥ」、5では「侵略生物β」と呼ばれていたが、デジボクではこの駄洒落みたいな名前になった。
耐久力は低めだが、ピョンピョン跳ね回って思わぬ場所から威力と当たり判定の大きな糸を噴き出してくる厄介な敵。
糸が絡みついた程度で大ダメージを受けるのは、こいつらの糸にも酸が含まれているから。
アリのクイーンに対して、こちらは超巨大な「キング」がいる。
EDF4から登場したジョロウグモタイプのレタリウスは出てこない。
シリーズ名物、耐久力まで跳ね上がった「銀蜘蛛」も登場する。もちろん、銀のキングもいる。
コイツらも火焔系に滅法弱いが、高低差のある地形での登場が多い上に飛び跳ねる為、焼夷弾要請などの焔の壁に巻き込むにはコツが必要。
撃破後に糸のグラフィックが残っている事もあるが、特に害はない。
飛行甲殻生物ツキサスピアン
EDF4から登場したスズメバチ型甲殻生物。素早く飛び回り、兵士の頭上を取って針を散弾の如く連射する怖いヤツ。針は建造物を破壊する程の威力があるので注意。より強力な赤い亜種もいる。
コイツにも巨大なクイーンがいるのだが、戦術仕官の通信音声では突然「エンプレス(女帝)」とも呼ばれている。設定の反映が追いつかなかったのだろうか…?
スズメバチっぽい見た目ながら巣にハチミツを溜め込んでいる疑惑あり。
コイツらもアリや蜘蛛共と同じく火焔に弱いが、いかんせん飛行型なので殲滅には工夫が必要。エアレイダー(EDF4)の焼夷弾爆撃だとツキサスピアンが密集しているところで発動させると火焔の巻き込みがやりやすい。
どちらかと言うとチューリップシスターの「ウルトラ風車」等が向いている。
多脚歩行戦車ダロガ
空飛ぶ円盤から脚が生えたような多脚歩行戦車。動きは鈍いが、離れれば大型ミサイル、中距離では爆発ビーム、近づけばマシンガンと攻撃が凄まじく、連射を浴びると動きが取れず大変な事になる。今作ではこいつらの大群が出現したことで、バルガが戦闘に転用されるきっかけとなっている。
二足歩行兵器ヘクトル
ガトリング砲タイプと長距離プラズマ砲タイプ、ダウン効果のある爆発弾を連射するスパークランチャータイプの三種類がいる。部隊で現れることもあって遠距離から中距離では凄まじい弾幕を浴びせてくるが、砲身の長さゆえに足元がお留守と言う弱点がある。
飛行兵器ガンシップ
ふよふよ飛び回って狙いにくい敵。不規則な動きで周囲を取り囲んで弾を連射してくる。誘導兵器だと対処しやすいが、難易度が上がると射撃の精度があがり、取り囲まれると短時間で大ダメージを与えてくる。
亜種の赤いガンシップは数こそ少ないが耐久力が飛び抜けて高く、高威力の連射弾を正確に狙い撃ってくる恐ろしい相手。なぜか古代エジプトの予言で「赤翼の悪魔」と呼ばれ、出現が予見されていた。
キャリアー
インベーダーの円盤型輸送船。コイツがいる限り、巣穴やインセクトヒル同様に次々と巨大生物を出してくる。なお、真下でエアレイダーで空爆要請を行うとほぼ一撃で墜ちるも、キャリアーの下にいる敵は巻き込めないので注意。EDF2と違い、あまり動き回らない。
怪生物エルギヌス
巨大生物でありながらも俊敏で強烈な電撃を放つ脅威の怪生物。
製品版ではよりカクカクしたグラフィックを再調整したらしい。
後に登場する成体、赤いエルギヌスは愉快なブラザー達の絆と命を粉砕しかけるほどの強敵。
超巨大生物ベイザル
巨大な身体の質量そのものが脅威で、エルギヌス同様に電撃ビームも吐く。動きはやや鈍いものの、周囲を広範囲に吹き飛ばす電磁パルス攻撃は足の遅いブラザーにとってかなりの脅威。
作品出身のEDF:IRには巨大ビークルが登場しないため、バラムやバルガに殴られるのは今作が初となる。
赤い電撃や電磁パルスを発生させる強化種もいる。
宇宙生物シディロス
複数の眼がある頭、背中から生えた扇のような飾り、棍棒のように発達した二本腕、四本の脚と、地球上の生物とはかけ離れた姿の怪物。登場時には上空から太い槍のような形態で地面に突き刺さり、近付くか攻撃を与えると覚醒、変型して襲ってくる。
腕からは炎を飛ばし、近づけば殴りかかってくる。青い炎の亜種は炎の温度が高い強敵。ちなみに通常のシディロスはミッション1の後半からいきなり複数出てくるのでルーキーな隊員は注意。
デストロイ・マンティス
機械と生物が融合した、侵略者ラヴェジャーのカマキリ型兵器。衝撃波を放ってきたり、鎌を突き立てて俊敏に襲ってきたりと強敵だが、一番厄介なのが撃破時に付近を巻き込む程の大爆発を起こす事。撃破時に緑の炎っぽいものがメラメラしだしたら直ぐに逃げないと爆発に巻き込まれる。爆発力のあるスペシャル技で粉砕すれば自爆は起きない。
シールドベアラー
四本足のボディの上にアンテナのようなものを掲げたメカ。同名の敵はEDF2(こちらは円盤)とEDF4と5に登場するが、デジボクでは5に登場した金色のタイプが出現する。
自前の攻撃能力は無いが、EDF側の攻撃のみを完璧にシャットアウトし侵略者側の攻撃は素通しするインチキ極まるバリアを発生させる機能を持ち、砲撃の類は通用しないためバリア内部に踏み込んで接近戦で倒すしかない。シールドベアラーが移動すると展開しているバリアも動く為、複数の機体がいる戦場では巨大な防壁が重なりながら動き回る厄介な状況に陥ることも。
巨大生物の巣やヘクトルやシディロスなどと一緒に配置されている事も多く、どの順番で撃破していくかは慎重に判断しよう。
実はEDF4エアレイダーのスペシャル「ルール・オブ・ゴッド」はバリアを貫通する。
これはフォーリナーのマザーシップをEDFの科学者がハッキングして撃っているという原作の設定に忠実な演出だったりする。バリア前提で密集配置された敵を一掃できることもあり、原作を知っていると気が付きやすい戦法と言える。
宇宙生物ソラス
幼体から超巨大なキングサイズまでいる直立二足歩行の怪獣。高い耐久力で街を崩して暴れ回り、高威力の火炎を吐いてくる。
原作では倒しやすさから「カワイソラス」の愛称を与えられてしまったが、今作では…?
初期作品の敵キャラであるため、巨大ビークル(バルガ)とは対決するのは今作が初めて。
宇宙生物ヴァラク
恐竜にも似た黒い超巨大生物。射程と威力を併せ持つ火炎放射に加え、巨体に似合わない俊敏さで軽やかに走り回る恐るべき存在。
こちらも巨大ビークルと対決するのは初。
DLCでは複数のヴァラクが暴れまわるミッションにはじまり、今作に出てくる全ての超巨大生物勢揃いの競演ステージまであるため、まさに怪獣無法地帯の様相。
ファイター
インベーダーの飛行兵器。ビームを連射してくるのはガンシップ同様だが、それ以上に大多数で空から襲いかかってくる。DLCで登場。
インペリアル・ガード
インベーダーの新型飛行兵器。同系のインペリアル・ボマーと共に、ファイター並の物量でファイター以上に激しい攻撃を仕掛けてくる。DLCで登場。ちなみに難易度「HARDEST」から本当に脅威となり「INFERNO」だとアーマーを10万鍛えたとしてもあっけなく大ダメージを喰らいかねない。特に高難易度のボマーは凄まじい空爆をまき散らす。
龍虫
DLCで登場する超巨大ムカデ。百脚龍虫と呼ばれる途轍もなく長いやつもいる。
街中を暴走列車の如く走り回り、背中に並んだ角からは大量の酸弾を長距離へ飛ばしてくる。ダメージを与えて体節が千切れると、一つ一つが独立した個体となる為要注意。
アリやハチや蜘蛛に慣れている戦術士官やオペレーターでも生理的に受け付けない存在らしく、遭遇時には大パニックになる程。
難易度「INFERNO」となると酸弾は10万超えまで育てたアーマーでも即死レベルにまで強化されている。特に百脚龍虫の酸弾は発射器官も大量にある為、とんでもない数が降り注ぐ。
ダークレジオン
今作の黒幕。
複数の侵略者勢力を操り、マザーシップの連携攻撃で地球をバラバラにした「闇の領域」と称される存在で、悪魔のごとき姿をした破壊の権化。
総司令の通信からすれば、当初からかつての侵略者達とはまた別の存在として認知されていたようだ。
地球を破壊した後は侵略者のマザーシップ群を残して姿を隠している。
歴代侵略者を黒い靄のようなもので操っているが、特に濃い靄を発する敵は「ダークレジオン化」と区別され、能力が上がっている。
実はマザーシップに頼らずとも地球を破壊できる恐るべき力を持つが、熾烈な攻撃を掻い潜り、辛くもダークレジオンを撃破したEDFとブラザー達は、さらなる驚愕の事実に直面する。
なんとダークレジオンが5体同時に再出現したのである。レジオン(legion)すなわち軍団の名前通り、ラスボスが数の暴力で襲ってくるという烈火の如き戦場で、EDFとブラザー達の運命は…?
文字通り物理的に地球を崩壊させたという意味では、歴代侵略者の中でも飛びぬけた戦果を見せ付ける存在だが、「地球を侵略して手に入れる」事を目的としていたこれまでの連中とは根本的に行動原理が異なっており、その目的は謎に包まれている。
サンドロット作品で「神っぽいボス」は一種のお約束だが、惑星さえ崩壊させるダークレジオンは「破壊の神」のような存在とも言えるだろう。
四足歩行要塞
EDF3とEDF4(4.1)に登場した、フォーリナーの大型歩行要塞、通称「四つ足」。
名前の通り4基の脚でのし歩き、胴体にあるハッチから様々な侵略生物や兵器を放出する。前方や側面は黄色いバリア「フォース・フィールド」で防御し、各所からビーム兵器で応戦する、まさに難攻不落の歩く要塞。
デジボクではDLC「新たなるシカク」で出現し、その強大な火力によって再び地球をバラバラにして回る強敵。
この難敵を相手に、EDFはある秘策を実行に移すのだが…さらに四足歩行要塞に隠された驚愕の事実が判明する。
なんと、撃破した四つ足から現れたのは全て撃破したはずのダークレジオンの生き残りの一体だったのである。
二度も地球をバラバラにした脅威の存在ダークレジオンと、EDFは再び最終決戦を繰り広げる。
ビークル
原作同様に様々なビークル(戦闘車両・機動兵器)があるが、弾補充や再配備がされないので使い捨て扱い。状況をよく考えて運用しよう。
多くはブラザーの武器より火力に優れ、ビークルによる撃破は操縦担当ブラザーの撃破数にカウントされるため、敵を蹴散らしていけばスペシャルゲージがすぐ貯まる。ブラザーチェンジしながら戦えばゲージ蓄積に無駄がない。
基本的に1人乗りなので、操縦者以外のブラザーは外装にしがみつくが、爆破されようが酸を浴びようが追加ダメージを受けたりはしない。
画面上ではわかりづらいが、巨大なバルガやバラムに搭乗した際も頭部にブラザーがしがみついたまま怪獣と殴り合えるのだが、やはり追加ダメージは受けない。
今作では飛行系や高速移動スキルの隊員が充実している為かビークルとして戦闘ヘリやバイク等の軽車両は登場しない。
戦車系
- E551ギガンテス EDF1&EDF2型:EDF1とEDF2に登場した戦車。地形がブロック状の今作は滑らかな坂道が存在しないため、戦車系ビークルは車体底面にブースターが追加されジャンプが可能。その為、空中を飛びながら砲撃できる。
- E551ギガンテス EDF3型:EDF3に登場した戦車。カラフルで空想特撮風デザインだった1&2型に比べて現実の戦車っぽくなり、主砲がより強力になっている。
- Sceptrum Ⅲ Battletank:外見は3型ギガンテスとあまり変わらないが、主砲の他に同軸機銃一門、車体機銃二門を備える。車体機銃は前方へ水平にしか撃てないが、爆風での自滅がないため突撃や接近戦に対応しやすい。モチーフと名前はEDF:IA英語版の戦車。Sceptrumは王錫あるいは星座の王錫座のことで、光学関係のSpectrumではない。
二足歩行兵器系
- バトルマシン ベガルタ:EDF3に登場する人型二足歩行機動兵器。ロケットランチャーとマシンガンと火炎放射器を装備しているが、機動性は悪く固定砲台のような使い方に向いている。劇中ではツキサスピアン(蜂型巨大生物)の針攻撃対策に動員されたが、コックピットがむき出しだったのでジョーから文句を言われてしまった。
- BM03ベガルタ バスターロード:ベガルタの発展系。左右に拡散榴弾砲とリボルバーロケットカノンを装備している。コックピットも密閉型になった。
- ニクス リボルバーカスタム:EDF5から登場。コンバットフレームと呼ばれる市街戦用人型機動兵器。左右にリボルバーカノンRSとミサイルポッドをそれぞれ一つずつ装備している。
超大型兵器系
- ギガンティックアンローダー・バルガ:詳しくはリンク先を参照。本来は兵器ではなく、人型クレーンとして開発された重機の一種。軍用ではないので火器を持っておらず、EDF5では頑強な装甲と肉弾戦のみで巨大怪獣と渡り合った、男のロマンが歩いているようなロボ。原作では大仰すぎて使い道の無い失敗作から怪獣退治の専門家へと大出世を遂げたバルガだが、デジボクの世界でも役立たずだったのか、量産されていたのかは不明。戦術士官は民間人が所有している事に驚いていた。重機としての安全装置の件はスルーされており、シャパリュが独断で戦闘に投入した時点で原作のプログラム改変後と同じ周囲の損害を無視して暴れられる仕様になっている。原作同様に小さくて群がる敵には弱いので、初出動のステージやDLCミッションの高難度では注意。また、原作より若干動作が鈍い。EDF5の優勢BGM「EDF, roll out!」は基本バルガ専用BGMとなっている。実はこの曲、EDF5で使われたものと少しアレンジが異なる他(EDF5のバルガが初登場したPVで使われたもの)、デジボクではあるブラザーでオーバードライブを発動させると曲がテンポアップする。今作のバルガは急の転用から修理するのもやっとであり、三回目で出撃の限界を迎えていた。後にDLCにて修復され切り札として再び戦闘に投入されている。
- 歩行要塞バラム:詳しくはリンク先を参照。DLC「新たなるシカク」で登場。バルガ同様の巨大人型ビークルだが、こちらは最初から軍用であり、攻撃モーションが早く、コマンドでレーザー腰部のレーザー・タレットが使える。ダウン時にブーストで転倒阻止できる点はバルガより優れているが、パンチの追加効果と移動速度と旋回速度は劣る。バルガが軍事転用された最大の理由である「巨大怪生物アーケルス」が登場しない今作のEDFは、決戦兵器として最初からこちらを制式化しており、バルガを軍用改修したウォーバルガ、最強仕様のストライクバルガは登場しなかった。
バルガとバラムは過去作の超巨大生物と戦うミッションもある。
両者共につまり、殴れという事だ!
色々なネタ・パロディ
- EDF1陸戦兵ブラザーは無口でボイスも無い。これは「THE地球防衛軍」の陸戦兵にボイスが実装されていなかったのを「本当に寡黙な性格だから」ということにしたため。
- 明らかに中の人ネタ全開のキャラクターがいる。
- 光の巨人シリーズといった特撮やアニメのサブタイトル、主題歌の歌詞をもじったミッションタイトルがある。
- プレイヤー発祥のジョークである本部の罠を前提にした会話を当のEDF隊員たちが繰り広げる。勿論、今作でも本部の罠は健在。…と、いうかそのうち一つはメイドの罠である。
- 死亡フラグの連発とそれに対するツッコミ。
- リザルトBGMが「ウォー、ウォウォウォッウォッウォッウォー♪」が印象的なEDF:IRの「オリヴィアのラジオのテーマ」。しかも原作と違いループで聞き続けられる。
- EDF2の迷言セリフを何故かEDF3のキャラが言う。
- 第二弾PVが某深夜番組のノリ。EDFのPVではよくある事だが。
- エアレイダー(EDF4)が実はEDF4に出てきたキチ…トンデモ女科学者の息子説。
- ストーム1とは別の意味で「伝説の男」がプレイアブルキャラとしてDLCに参戦。しかもなぜかサイボーグ化し、伝説に由来するようなしてないような謎の必殺技まで引っ提げて来た。
- DLCでは侵略者側の兵士がブラザーとしてまさかの参戦。
- チャンバラするお姉ちゃんや「ピュアなハートの持ち主でないと入店できないお店」のホストガールが何人か参戦(EDF5ではデコイとして登場した前例がある)。内一人はアンドロイドであるアイリなのだが、プロフィールを見ると電池をエサにEDFにいいように使われているらしい。なんか騙されてないか…?
- バルガ搭乗時のBGM「勝利の兆し」はEDF5本編で使われたものではなく、EDF5のPVで使われたものとされる。
- EDF讃歌はしっかり男女別の歌い出しが用意され、今作オリジナルの歌詞にはEDF5などで見られた不利な状況を表す悲しい歌詞もちゃんと用意されている。EDF4では唯一の女性であるウィングダイバーは歌えなかったが、今作だとEDF4讃歌は初めて女性も歌えるものとなった。
- EDF5のある局面では民間人を戦力とする「オペレーション・オメガ」が発動されていた。最後のチャンスに賭ける非情の作戦にオペレーターは狼狽え指令本部も激昂していたが、のっけから地球は破壊されている上にどいつもこいつも逸般人の民間ブラザー軍団が跋扈するデジボク世界では、最終作戦を発動するまでもなく積極的にエイリアンを迎え撃ちに行っている。
…etc
余談
先述のとおり任天堂のゲーム機では初の地球防衛軍シリーズだが、「地球防衛軍2」を始めとしたシリーズも「for Nintendo Switch」として移植される事が発表された。
現段階では2021年に「地球防衛軍2for Nintendo Switch」、「地球防衛軍3for Nintendo Switch」が発売され、22年には「地球防衛軍4.1for Nintendo Switch」が発売されている。
特にポータブルがベースとなる2と3はともかくとして、4.1までもがニンテンドースイッチ版が出る事は驚かれた。
今作は新作までの繋ぎとして企画されたものであるらしい。コミカルになった上にCEROレーティングが下がっているのは、本家がリアルかつグロテスクな描写が増えていった事と、新しい客層の開拓というか門戸を広げる目的だったとのこと。ニンテンドースイッチが展開先に選ばれたのもその一つ。
今作を開発したのは先述の通りユークスだが、実は過去に開発した「IR」はシリーズファンからはゲームバランス等に対して不評だった。その為今作ではユークスが開発する事に不安視されていたものの、概ね今作はネタ要素やシステムでは好評価として名誉挽回した。
ただ、評価の一方では不具合は潰し切れておらず、PS4版は画面が乱れるというバグがアップデートで対応された。
機種問わず原因不明のバグとして、たまに敵が地形の中に入り込み撃破不可能になってステージクリアできなくなる問題はいまだ未解決。激戦を制したと思ったら最後の一匹が倒せないのでリタイアという最悪の事態が起こりうるのだが、報告がチラホラ見られる割に改善の兆しは無い。発生しやすいステージとしては「隠し通路としての洞窟がある滝のあるステージ」「ガンシップもしくはデカランチュラが大量に出るステージ」「一部ミッションでのみ最下層エリアが解放される洞窟」等。
プレイ進行に伴って解放されるタイプの地形は特に厄介で、「敵が潜り込んで倒せない」「倒せないので進行しない」「地形も解放されない」という状況に陥る。大爆発や竜巻など、効果範囲の広い攻撃があれば当たることもあるが、まったく運任せとなってしまう。
コマンダーにとっては有利に動くバグも報告されていて、稀に超巨大生物が停止状態となり一方的に撃破できてしまう。ちなみにこの現象は超巨大生物がダウンもしくは吹っ飛ばされると元に戻る。
双葉理保は複数バージョン違いがあるものの、D3パブリッシャーの通販サイト販売限定特典等の特別なDLCシスターである為、未だに一般販売DLCとしていずれも単体配信されていない。同じようなものに初回生産限定のEDF3陸戦兵ストーム1仕様がある。一方で店舗別特典DLCブラザー達は仕様が少し異なる別Ver.としてDLC販売されている。
さすがに「THE大美人」ネタはないが、地球防衛軍シリーズで彼女自身が戦闘に参加するのは初。
DLCシスターであるドリームクラブのホストガール達はスペシャルが強力な性能を持つ為(ただしアーマーは低いので鍛える必要あり)、切り札として有効…だが、雪はややクセが強い。ドリームクラブメンバーは地球防衛軍ではデコイ(ピュアデコイランチャー)での登場が原作で果たしていたが、こちらも直接戦闘するのは初めて。雪と魅杏とアイリは原作とは何故か声優が異なり、劇団ドリームクラブの演者となっている。
ちなみに、理保を除き彼女達は原作世界からのゲストではなく、このカクカクした世界における本人であるらしい。この世界のどこかにもドリームクラブがあるのか…?
なお、理保は当初国籍(出典)は日本だったが、アップデートでドリームクラブに変更された。
デジボク地球防衛軍2ndPVでは何故か高橋名人がゲスト出演しており、四角いスイカを16連打している。
この2ndPVの冒頭でザッピングされる架空の番組はよく見るとシンプルシリーズやD3作品タイトルをもじったもの。高橋名人のシーンは某局の名物だった選手権番組と映画「GAME KING」のパロディ。
お祭り的クロスオーバーだけあってか、地球防衛軍シリーズの中で一番PVにネタを仕込んでいるのがデジボクである。
参戦作品
- THE地球防衛軍
- THE地球防衛軍2(2ポータブル)
- 地球防衛軍3(3ポータブル)
- 地球防衛軍4(4.1)
- 地球防衛軍5
- EARTH DEFENCE FOROCE:INSECT ARMAGEDDON
- EARTH DEFENCE FORCE:IRON RAIN
- お姉チャンバラ
- ドリームクラブ…双葉理保・雪・魅杏・アイリのみ参戦。唯一、原作に戦闘要素が無い参戦作品。
- 斬撃のREGINLEIV…作品そのものの参戦ではないが、剣撃系のキャラクターからこの作品や「姉チャン」を思い出すサンドロットファンも。ちなみにデジボクではダメージ数値表記が地球防衛軍シリーズ初採用となったが、同社におけるこのシステムは斬レギが発祥だったりする。ネフェルが通信を「神のお告げが聞こえる」と勘違いしてるのもおそらく斬レギが元ネタ。
関連イラスト
関連動画
関連リンク
関連項目
笑ってはいけない地球防衛軍:本作とはまったく関係ないが、いわゆる特撮ものなどの「お約束」をネタにした年末特番のバラエティ番組のシリーズの一つ。元ネタに詳しければ詳しいほど腹筋に悪い点は共通している。
Minecraft:ボクセル世界の偉大な先人作品。
- THE大量地獄…まあ、龍虫での戦術士官とオペレーターの反応はコレに近い。何故かEDFとコラボした事が無い。
デジボクは新作への伏線だった…?
デジボク地球防衛軍のPVでは、当時開発中だった地球防衛軍6についての情報公開があった。
地球防衛軍5直系の時系列であり、こちらはバラバラにこそなっていないが、侵略者によって人類社会が激しく荒廃した悲壮感バリバリの地球となっている。
その後、晴れて発売成ったEDF6ではあるブラザーの境遇を連想させる出来事が物語の重要な鍵を握る。
さすがにデジボクでその危険な戦法を使われることはなかったが、一部のシリーズファンは「何か関係があるのでは」と想像力を逞しくしているようだ。
そして、EDF6で投入される「アーマメント・バルガ」のカッパー砲はデジボクでのバラムのレーザーと発射シーケンスが同じである。
そしてついにEDF6が次回作へ…