概要
ストーム1とは地球防衛軍3の主人公。
2017年の戦いでは数々の死地、修羅場を潜り抜けて最後はマザーシップに挑み見事撃墜した伝説の兵士。
EDF2までと3以降は世界線が違うため、これまでの主人公であるEDF陸戦兵とは別人なのだが、
地球防衛軍3という作品自体に「格安ソフトとしてスタートしたシリーズをフルプライス作品としてリメイク&リブートしたもの」という面があるため
旧来のファンからは「生まれ変わった陸男」「マルチバースの同一人物」というイメージで見られているむきもある。
各シリーズでは
地球防衛軍3のストーム1
地球防衛軍3の主人公達が所属する特殊遊撃隊がストームチームと呼ばれており、ストーム1はその一番隊の隊長、ストームリーダーのこと。
他のストームチームは部隊ごとに動いているが、ゲーム中の内容を見る限りストーム1は一人で戦うワンマンアーミーである。
本名は不明。
ストーム1は茶色いヘルメットの一般隊員や赤ヘルの隊長とは違い、黒いヘルメットを着用している。
ちなみに2P(地球防衛軍3PORTABLEでは2~4P)以上で戦うと通信などではみんながストーム1扱いされる。マルチプレイではストーム1でひとチームとして扱われるのだろうか…?
その戦闘力は、たとえ巨大怪獣だろうとUFOだろうと、地球を守るためならば臆せず立ち向かい撃滅せしめる超人的なもの。
あらゆる武器の扱いに精通し、銃火器から爆弾、戦闘車両や超科学兵器に至るまで完璧に使いこなしてみせる。
決して超能力者でもミュータントでも、改造人間でも、まして善良な地球外生命体というわけでもない、ただの地球人である。
時に味方からすら「本当に人間か?」と疑いの目を向けられることもあるが、ちゃんと人間です。
その強さと、地球と人類を愛するまっすぐな人間性から多くの同僚に信頼されており、一部からは『人類最後の希望』とまで称されている。
レンジャーチームを指揮下に
合流可能なレンジャーチームの隊長か、隊長がやられると隊員の頭上にカーソルアイコンが出現する。
その隊長(隊員)に近づくと「指揮下に入ります」などという台詞と共に自分についてくるようになる。
ストーム1のその後
マザーシップを撃墜した際の爆発に巻き込まれて消息不明となる。
その活躍は月日が経つにつれて薄れて行き、うわさ程度に。地球防衛軍4の舞台である2025年頃にはすでに「でっちあげだ」と笑われるほどになっている。
が、一方では「無事に生還し、今もストームチームに所属している」とのうわさも立っていたりする。
地球防衛軍5のストーム1
最初は存在しないが、ストーリーを進めると遊撃部隊ストームチームが結成される。そのメンバーの一人である。
※以下ストーリーに関するネタバレ注意※
地球防衛軍5におけるストーム1は、地球防衛軍5における主人公(プレイヤー)その人である。
民間人から兵士としての才能を見出されてEDF兵士となった主人公は、志願から5ヶ月の練兵を経て最前線に立つと、戦闘能力・指揮能力共に急成長。その類稀なる才覚でめきめきと頭角を現し、一兵士からエース級兵士へ、小隊長を務めるに至り、周囲からは「英雄」と扱われるほどになる。
周りからの呼び名も、それに応じて「民間人」→「新入り」→「ルーキー」→「スーパールーキー」→「隊長」と次々に変わっていく。
プライマーによって地球が侵略されていく中、各地で展開される様々な戦いを経た主人公は巨大怪生物アーケルス撃破のため立案された作戦において、重要な装備が眠るベース228を奪還する任務に参加することになる。
エイリアンの苛烈な攻撃により既にEDFは半壊状態であったが、作戦敢行の為に付近に展開していた精鋭部隊が集まった。
民間人だった主人公を守り続け、その後も何度も共闘した「軍曹」率いるレンジャー部隊。
戦場にて幾度となく帯同し、その度にプライマーに壊滅的打撃を与えて来た精鋭フェンサー部隊「グリムリーパー」。
グリムリーパーに比肩する実力を有する、勇猛果敢なウイングダイバー部隊「スプリガン」
そして、絶望的な戦況を潜り抜けて来た主人公である。
重装備のフェンサーであるグリムリーパーと空を翔けるスプリガンは互いのプライドから反目していたが、これを見かねた司令部はチームを一つにまとめ上げるため、彼らを「遊撃部隊ストーム」と命名する。
それが本作のストーム・チームである。
スプリガン、君達はストーム4。
グリムリーパー、ストーム3。
軍曹、君はストーム2。
そしてストーム1は、お前だ
この作戦以後、各隊のコールサインが変更。軍曹の部隊はストーム2に、グリムリーパーはストーム3に、スプリガンはストーム4に、そして主人公はストーム1と呼ばれるようになる。
ストーム2~4が部隊単位のコールサインなのに対して、軍曹達と帯同することの多かった主人公は「お前は」と個人で独立したコールサインを得ているあたり、司令部からも特別視されているのが見て取れる。
地球防衛軍6のストーム1
「5」から3年後である「6」ではベース251に派遣されるが、自身がストーム1であることは忘れ去られてしまっている。
ベース251でプロフェッサーと再会を果たし、プライマーとの更なる戦いに臨むことになる。
その正体は人類の代表者であった。
デジボク地球防衛軍では
いわば地球防衛軍シリーズのお祭り作品であり、多数のゲスト参戦やセルフパロディ満載の本作。
もちろんストーム1もこの世界に存在し、侵略者の攻撃でブロック状に崩壊してしまった地球のどこかで戦いを続けているらしい。
プレイヤー率いるブラザー達の部隊もその力を借りるべく捜索を行ったのだが、出会えたのはかつてのストーム1を知る元同僚の陸戦兵だけだった。
※以下ストーリーに関するネタバレ注意※
苛烈さを増す戦闘の中、消耗したブラザー達は仲違いを起こし、何名かが合流をやめて戦線を離れてしまう。
そんな状況でも青い地球を守るため、作戦行動を続けるプレイヤー部隊は三方向から侵略者の大軍勢に囲まれるという危機に陥るのだが、戦線を離れたはずのブラザー、そして世界中のブラザー達の協力で敵は撃退され事なきを得る。
しかし、いくら団結したとは言え数に劣るはずのブラザー達がなぜ勝利できたのか?と訝るブラザーのジョーに、それぞれの戦線から「一人で大活躍し大量の敵を倒した兵士がいた」「その兵士はストーム1と名乗っていた」という証言が複数届く。
三ヵ所まったく別々の戦場で暴れている点から、1、3、5それぞれのストーム1に相当する人物がゲスト参戦し手を貸してくれていたようだ。
終盤では攻撃を受けた総司令部の援護にも駆け付けたらしく、無事が確認された総司令が助力者のことを「ストーム…」と言いかけている。
作中で特にそう呼ばれているわけではないが、ブラザーを編成した小隊を指揮しそれぞれのブラザー達を「ストーム(伝説の男)」の如き活躍に導いたコマンダー(プレイヤー)もある意味「ストーム1」に相応しい存在だといえよう。
ストームとは
Stormとは英語で嵐を意味する言葉だが、嵐のような銃弾の掃射、敵陣地への猛烈な攻撃の比喩として使われることもある。エイリアンの軍勢に猛烈な反撃を加え、大被害を与え続けた主人公の活躍に相応しいものでもあるだろう。
また、5の終盤に情報部主導で「生き残った人類全員にマザーシップの足止めをさせ、稼いだ時間で目の前にいる敵の指導者を倒す」という無茶な作戦が展開された際、現地作戦司令部は『神風を祈って、わずかな生存者を犠牲にするのか!!』と激昂するのだが、神風とはまさに嵐のことであり、5のストーム1は本当にその祈りを叶え、エイリアンの侵略に終止符を打つことに成功した。