概要に巻かれて死ぬんだよ!!
『地球防衛軍2』のステージ11「凶虫大挙」において、蜘蛛型の巨大生物(正式名称:凶虫バゥ)と戦闘中の通信に混ざり込む謎の女性のセリフである。狂気を孕んだこのセリフはプレイヤーに恐怖と衝撃を与え、同時に凶虫バゥの凶悪さを改めて痛感させた。
なお、全文としては「ヒャハハハハ!死ぬ!糸に巻かれて死ぬんだよぉ!!アハハハハハ!!!」である。
このセリフの前にEDF隊員の断末魔が聞こえてくるので、件の女性もEDF関係者と勘違いされがちだが、彼女のセリフはこの絶叫だけなので正体は不明である。隊員と解釈しても不自然ではないが、眼前で人々が虐殺される様子を見て錯乱した一般市民とも考えられる(彼女の正体については余談欄も参照)。
糸の恐ろしさについて
凶虫バゥが吐き出す糸には酸が含まれており、絞殺どころかぐるぐる巻きにされた末に溶かされるおぞましいものとされている。また、バゥは糸で殺害した人間の死体を捕食することで増殖することも語られている。
ゲーム中でもその凶悪さは折り紙付きで、糸は放射状に複数発射されるうえに、壁や地面に残留した糸にもダメージ判定が残り続けるので、直撃を避けても継続的なダメージを強いられる。おまけに糸に触れると短時間だが移動が阻害される特徴まで持つ。障害物に隠れてやりすごそうとしても、糸が障害物の当たり判定を貫通して飛んでくることもある。
単純な威力の高さも脅威であり、たとえ低難度であっても複数の蜘蛛から一斉に糸を吐かれれば瞬殺されかねない。高難度に至っては糸の本数と威力も跳ね上がっており、たとえ一匹の蜘蛛相手でも至近距離で直撃を受けると5000~8000程度のダメージを受け即死することも珍しくない。
また、40メートル級に巨大化した大蜘蛛バゥロードに関しては、糸の単発威力が上がっているうえに、射程もステージの端から端まで届くほど向上しており、一度見つかると撃破するまで常に糸の脅威に晒され続ける(ただし、糸の散布界が広いので至近距離で直撃した際の総ダメージは若干だが低くなる)。
この異常なダメージはプログラムのバグによって発生していたものらしく、『地球防衛軍3』以降は威力が減っているが、未だ脅威であることは変わりない。
余談
ゲーム解析で発見された没音声によると、この女性は「恐怖と絶望から侵略者を信奉してしまった狂信者」という設定だった模様。本来はゲーム序盤から最終ステージまで登場し続けるキャラだったらしく、インベーダーの新たな巨大生物、兵器が登場するたびにその恐ろしさを誇示(メタ的に言えば、敵の特徴をプレイヤーに紹介する)する役回りだったようだ。
ただし、あくまで没音声なので上記の設定がゲーム中に反映されているかは不明。
まさかの再登場
シリーズのセルフパロディが多めな『デジボク地球防衛軍』でもこのセリフが使われており、何故かEDF3エリート陸戦隊員である「シータ5」が大量の大型虫共に囲まれた際に錯乱状態に陥った時に叫んでいる。
「死ぬ~!糸に巻かれて死ぬんだよ~!!あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
※イラストはシータ5ではない。
関連項目
サンダー!…地球防衛軍シリーズでは度々ネタ扱いされる。