※CDTVライブ!ライブ!についても記述する。
概要
1993年4月からTBSほかにて放送されていた深夜の音楽情報番組。
3Dで形成された野球帽小僧「アビー君」(CV:石川寛美)と鋭利なアゴの眼鏡少年「菊池君」(CV:菊池正美)とマネキン調の女性キャラの3人が司会をしていた。なお、3人目の女性キャラは最終回の時点では7代目の「メイプル」となっていたほか、3代目以降はTBSの局アナがモチーフとなっている上、中の人はそのモデルになった人物が務めた。
元々は1992年10月から放送されていた山田邦子司会のバラエティ番組「突然バラエティー速報!!COUNT DOWN100」であり、件の番組が「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」(フジテレビ系列局、ただし一部系列局は放送日時差し替え)や「マジカル頭脳パワー!!」(日本テレビ系列局ほか)の前に全く歯が立たず半年で終了するハメになった事を受け、ヒットチャート部門を引き継ぐ形で1993年4月に水曜日の深夜番組としてスタートした。
放送開始から半年後に土曜の深夜に移行、そしてそれからまた半年後の1994年4月からは全てのTBS系列局において、何らかの形で放送される様になった(それまでは放送をしなかった系列局が少なからず存在した)。
ただし青森テレビは2013年3月いっぱいで放送を取りやめたが、わずか半年で放送を再開している。
その一方で秋田放送や四国放送や福井放送(いずれも日本テレビ系列局)でも放送していた時期がある。
2017年7月からは全系列局同時ネットとなったものの、実は全編ローカルセールスである。故にネット局によっては放送を断念するケースも少なからずあった(土曜日に精霊流しがぶつかった場合の長崎放送、WILDBUNCHIEFEST.総集編放送時のテレビ山口はその一例)。
だがその一方でたまにゴールデンタイムで2~3時間スペシャルをやったりするうえ、2001年から2002年に掛けて以降の、大晦日から元旦に掛けて開催・放送される「年越しプレミアライブ」は、ニューイヤー駅伝とならぶTBSのお正月番組の定番となっている。
2002年には同系列の番組「筋肉番付」が不慮の事故で打ち切りになったため、急遽この番組を一時的にゴールデンタイムに持ってきたこともあった。
2020年4月からは月曜(原則)夜10時台にスピンオフ番組「CDTVライブ!ライブ!」が放送されていた。TBSの局アナである江藤愛が司会を務める。なお、これに伴い、土曜日の“本編”はタイトルを「CDTVサタデー」に改めた。
近年、音楽番組への露出が減った歌手でもこちらにはちゃっかり出ている場合があった。また、大人の事情でゴールデンタイムの音楽番組に出られない男性アイドルもよく出演していた。
2021年4月から、「CDTVライブ!ライブ!」の放送時間が1時間繰り上がり月曜(原則)夜9時台の番組に移行している一方、“本家本元”であった「CDTVサタデー」は同年3月20日放送分をもって終了、28年の歴史に幕を下ろした。これに伴い「サタデー」で行っていたランキングの発表は「ライブ!ライブ!」で行う。アビー君と菊池君もランキングに限ってではあるが引き続き出演している。
ただ、「ライブ!ライブ!」が実質不定期番組であるため、2021年10月からは「THE TIME,」の中で(も)ランキングの発表を行っている。アビー君と菊池君はこちらにも出演している。
さらに言えば2022年10月からは月曜(原則)夜8時台の番組に移行したが、「アイ・アム・冒険少年」が放送されるはずの夜7時台の枠を借りての2時間スペシャルとして放送する機会が多かった上、逆に「冒険少年」に枠を貸す形で放送を見送る事も多かったため、相も変わらずの不定期番組状態であった。ただしごく稀に、2023年の年末と2024年をまたいで2週連続放送になったこともある。
だが2024年4月からは月曜夜7時からの2時間・定期番組として放送されている。木曜夜8・9時台の「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」じゃないんだから。
ところで、出演アーティストによる歌の披露時は音楽番組あるあるとされる尺(放送枠の編成)の関係上、肝心の歌詞部分の2番を仕方なくカットしたテレビ放送用の音源をいつも通りのように別に用意していたが、ライブ!ライブ!以降はフルサイズで無編集の音源及び生演奏、フルコーラス、フル音源サイズのダンス、ボーカルの生歌で歌いきる機会が増えた(テレビ朝日のミュージックステーションはいつも通りの編集版を使用しての放送なのだが)。
ランキング
毎週シングル、アルバム、着うた、DVD、カラオケのランキングを映像つきで発表。
近年ではアニメの主題歌やキャラクターソングなどがランクインすることが増えよく話題になる。
その他、次週の注目曲をピックアップしたり、過去の同じ週のヒットチャートを振り返ったりする。
ちなみに放送1回目のシングル1位はB'zの愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない(2週目)だった。
この手の番組ではアニソンのターンがくると雛壇ゲストの間に気まずい雰囲気が流れ、ワイプをそっ閉じするというのが定番だが、この番組では雛壇ゲスト自体が存在しないため、アニオタからの支持が厚かった。
かつてはオリコンランキングをベースに他のデータも加えたオリジナルランキングで集計していたため、当時は市民権を得ていなかったアニソンや演歌も主に20位前後あたりから大量にランクインしたまさにオールジャンルを網羅したものだった。その結果ランキング下位では毎週のように
- 「ざーんこーくなてんしのテーゼッ!まーどーべーからやがてとびたつっ!」
- 「誰だッ!誰だッ!誰だーッ!」
- 「かよ~ふったり~は~ふったり~はにりんそ~おぅ~」
- 「よんどんさいの~おぉ~ねがいはひとぉつ~」
- 「はーしーれー!こうそくのー!ていこーくかげきだん!」
- (毎年のクリスマスシーズンになると)「雨は夜更け過ぎに♪」
なんて光景が音楽バブルに湧く90年代ではかなり定番だった。2000年過ぎても大泉逸郎の「孫」や氷川きよしの「箱根八里の半次郎」がロングセラーになり、そして中島みゆきの「地上の星」が年単位でトップ100にしがみついていたしぶとさが話題になった。
しかし2017年を境にランキング方式が変更されたため、このような現象は激減した。
アンケート
毎月いろいろなテーマで視聴者に対するアンケートが行われており、その中でも94年から始まり毎年2月・7月に行われる恋人にしたいアーティストランキングは人気が高く、この番組の名物となっている。
特に男性部門の方がランキングの変化が著しく、94年~03年まではロックバンドのボーカル勢が上位のほとんどを占めていたが、2003年辺りからジャニーズ勢が顔を出すようになり、現在はジャニーズと韓流の2大アイドル勢が上位を独占するようになった。
その他にも「ヨメ&ムコにしたいアニメキャラ」ランキングでTBS系列の番組「けいおん!」勢が上位を独占するなど、やらせや熱狂的ファンによる複数投票・組織票を指摘されることも多い。
星占い
エンディングテーマとともに今週の星占いが流れる。
この星占いは主に「恋愛」に関する一週間の運勢を占っている。
また、星占いが終わるとCMに入り、CM明けにはゲストのオマケ映像が流れ番組終了となる。
外部リンク
関連タグ
下野紘:「CDTVライブ!ライブ!」のナレーター、番組中のライブハウス(天の声)の声を務める
ザ・ベストテン:前身番組