THETIME
ざたいむ
2021年(令和3年)10月1日から放送されているTBSの朝のニュース・情報番組。司会は月~木曜が安住紳一郎、金曜は当初香川照之が担当していたが、不祥事により香川が降板して以降は江藤愛と杉山真也がメインで進行役を務めている。
前半と後半で番組名の表記が少し異なり、前半は『THE TIME'』、後半は『THE TIME,』となっている。テーマ曲はMISIAの「おはようユニバース」。番組開始から1年間はゴダイゴの「銀河鉄道999」をテーマ曲として使用していた。
2014年(平成26年)4月から7年半放送されてきた『あさチャン!』の後継番組として、同番組の放送枠(6時 - 8時)および、関連番組であった『はやドキ!』の放送枠の後半(5時20分 - 6時)に編成されている。『ズームイン!!朝!』(1979年(昭和54年)から2001年(平成13年)にかけて放送)が終了して以降、『あさチャン!』をはじめ、民放局が平日の早朝に編成する全国ネットの生放送番組で長らく実施していなかったネット各局からのリレー中継企画「ニッポンの朝がみえる!列島リアルタイム中継」などを織り交ぜる。
番組のコンセプトおよびキャッチコピーは「ニッポンの朝がみえる」。番組タイトルの最後に入れた「,」は誤表記ではなく、「朝の価値のある時間が続いていく」「視聴者と共に『A, B, and C』」といった意味を込めているという。
2023年10月2日から番組はリニューアルされ、制作局のTBSなどでは画面左上の時刻表示に10秒単位で秒数も表示されるようになった(ただし、秒数表示を開始した時点ではネット局のうちTBS他15局のみ行っており、毎日放送やCBCテレビなど一部のネット局は秒数表示未対応のまま)。
- 月曜日~木曜日の総合司会。2022年4月から原則毎月第4木曜日は『出張! 安住がいく』と称し、全国各地のロケ先から出演している。
江藤愛(TBSアナウンサー)
- 木、金曜日の進行役を担当。香川の降板を受け、金曜日の司会役を杉山と分担することとなった。
杉山真也(TBSアナウンサー)
- 全曜日で進行役を担当。午前4時30分からの『THE TIME'』の司会も兼務しているが、何らかの理由で安住が出演できない時は、『THE TIME,』でも代わりを務める。
宇賀神メグ(TBSアナウンサー)
- 月〜水、金曜日の進行役を担当。前番組から引き続いての出演となった。
- グループの副キャプテン(のちにキャプテンに昇格)。月曜レギュラーとして出演。2023年3月を以て番組を卒業。
一ノ瀬美空(乃木坂46)
- 5期生メンバー。梅澤に代わり2023年4月から月曜レギュラー(同年7月から水曜レギュラーへと異動)として出演中。
- グループの副キャプテン(のちにキャプテンに昇格)。木曜レギュラーとして出演中。2022年10月5日からは水曜レギュラーも兼任。
- 2022年10月4日から火曜レギュラーとして出演中。
嶺百花(当時フリーアナウンサー、現・テレビ東京アナウンサー)
- お天気キャスター(いわゆるお天気お姉さん)で、エンタメコーナーのリポーターを担当することもあった。出演当時は現役の大学生で、好きなお天気キャスター1位に選ばれるなど人気を博していたが、大学卒業と一般企業への就職に伴い2023年3月を以て番組を卒業。しばらくは表舞台からフェードアウトしていたが、2024年10月に中途採用でテレビ東京にアナウンサーとして入社したことが発表された。
- ウェザーマップ所属。前番組でも天気コーナーを担当しており、この番組には途中加入する形となった。嶺の卒業後は1人で天気コーナーを担当する。
声:齋藤彩夏
シマエナガをモチーフにした本番組のマスコットキャラクター。
雪だるまのように白くて真ん丸な体に黒くて長い尻尾が付き、黄色いくちばしが特徴的な愛くるしい見た目をしており、オープニングや天気予報、時報など番組内の要所要所に登場する。
性別はオス(♂)だが、人間の10歳に相当する年齢であるためか、公式呼称は『ちゃん』付けになっている。
ただし、シマエナガちゃんを指して『シマエナガ』と呼び捨てで呼んだり、『ちゃん』の代わりに『(敬称略)』を付ける視聴者もいるほか、番組公式SNSでは『🐥』の絵文字でシマエナガちゃんを表すことがあり、視聴者の間でも『🐥』が用いられることがある。
ひょんな事から安住アナのカバンに入り込んで一家揃って上京後、彼から日本中に時間を知らせる仕事をもらい、今はDスタジオに住んでいるという設定。一家揃って歌が大好きな明るい家族。
家族構成は長男の『シマエナガちゃん』、ネクタイスーツで顎ひげを生やしたお父さんの『パパエナガ』、黄色いエプロンをしたお母さんの『ママエナガ』、シマエナガちゃんより一回り小さく青いリボンを付けた妹の『チビエナガ』の4羽。
7時にスタジオ内にある黄色い家の中から鳩時計のように一家で飛び出し、スタジオ出演者が「シマエナガダンス」を披露した後、7時30分前後に今度はシマエナガちゃんだけが登場し、安住アナか杉山アナ(香川が出演していた当時は香川とも)と会話を繰り広げるのがお約束となっている(「シマエナガタイムコール」)。
2023年10月からは、6時と6時30分にも登場して時刻を知らせているほか(6時30分のみ関東ローカル)、シマエナガダンスの前にシマエナガちゃんが7時の時刻を連呼するようになり、「シマエナガタイムコール」の時間が7時30分に固定された。
安住アナと杉山アナに対しては基本的に上から目線で接し、呼び捨てを好まない安住アナに対しては日常的に「アズミ」と呼び、絶妙な加減の塩対応を見せたり、辛辣な物言いも多く、都合が悪くなるとすぐ逃げ出すなどやりたい放題だが、安住アナもシマエナガちゃんに厳しい言葉を言い返して大人気なく威圧したり、シマエナガちゃんの台座に「もつ煮込み 430」と書かれた札(直前のコーナーで使用したボードゲームのボード)を置いたことがあったりと、反撃することがあるため、お互い様なのかも知れない。
一方、金曜担当の杉山アナのことは「スギちゃん」と呼び、安住アナの時ほどの舌戦にはならないものの、毒舌や塩対応を見せることもあり、杉山アナも翻弄されているのが見て取れる。
なお、江藤アナにはこれらの尊大かつ増長した言動を見せることはない。
シマエナガが番組公式マスコットのモチーフに選ばれたのは、MCの安住アナと同郷(北海道)だからである。
坂道シリーズのメンバーら一部の出演者(時には司会者も)は、コロナ禍においては別スタジオからモニター越しで出演することが多かったが、2023年3月にマスク着用が個人の判断とされてからは同じスタジオに揃っての出演に戻った。
香川の不祥事が発覚した週の金曜日時点で香川は降板しておらず、番組冒頭で不祥事の件について謝罪した。「このことを真摯に受け止めて、精進して参ります」といった発言をしており、このまま出演を続けるかと思われた。
しかし、追撃弾の如くさらに不祥事が発覚してしまい、翌週からは降板することになった。この回では急遽安住アナ・江藤アナ・宇賀神アナの3人で司会進行。香川はVTR出演という形で謝罪をして、番組を去った。