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概要

長崎市本社を置くテレビラジオ兼営局略称NBC

テレビ放送はTBS系列局(JNN)として長崎県全域を対象とし、ラジオ放送(中波放送)はさらに佐賀県をも対象とする。

TVとラジオの対象地域が違う放送局というのは、NBCの他に、瀬戸内準広域圏の山陽放送西日本放送、および京都放送(KBS京都。テレビは京都府、ラジオは京都府と滋賀県)の例がある。


RとF、2種類のコールサインを持ったラジオ部門

主な放送局コールサインAMFM
長崎本局JOUR1233kHz/5kw92.6MHz/1kw
佐世保局JOMF1458kHz/1kw93.6MHz/300w
諫早局-1233kHz/100w91.8MHz/30w
NBCラジオ佐賀JOUO1458kHz/1kw93.5MHz/500w

※ワイドFMを持った放送局のみ掲載。


1953年3月に「ラジオ長崎」として開局した。民間放送局としては長崎県内初、九州内でも2番目に古い歴史を持つ。1954年10月に同じ長崎県内に本社を構えていたラジオ局・ラジオ佐世保(1954年4月開局)を吸収合併し、現在の名称に改めている。なお、ラジオ佐世保は長崎放送佐世保支局に改編されている。もっとも、一説によれば、ラジオ佐世保は、遅かれ早かれラジオ長崎に経営統合してもらうつもりで開局したらしい。

一般に日本の民放ラジオ局のコールサインは、親局のそれらの末尾からR系とF系に大別されるが、NBCにその両方が存在するのは、過去にラジオ佐世保が存在した歴史的経緯に基づくものでもある。ちなみに、札幌本局のコールサインがJOHRである北海道放送(HBC)ラジオも、室蘭局にJOQFのコールサインが与えられているが、そちらは事情が異なる。


ラジオにおいて毎週土曜日に放送されていた自局制作番組「きかせられないラジオきかラジ)」が局地的人気を博していた。これが長崎県からはるか離れた石川県北陸放送(MRO)ラジオでも放送されていた事から、逆にMROラジオのローカルアニソン番組「ちあきのあにまにあ(あにまにあ)」が初めて北陸エリア外でネットされる事態となった。ちなみにNBCラジオは後述のNBCラジオ佐賀が存在する為、実際は長崎県と佐賀県の両方でのネットである。2017年12月30日に一旦ネットを終了したが、2018年10月7日に同時ネットで放送を再開した。

なお、声優関連の番組としては「東映公認 鈴村健一神谷浩史仮面ラジレンジャー」を日曜のクロージングプログラムとして放送したほか、「スフィアオールナイトニッポンR」を毎月第3土曜深夜27:00 - 29:00に放送していたが、実は2番組とも、厳密な意味でのアニラジではない


NBCラジオ佐賀

長崎放送ラジオ・佐賀中継局の通称。日中の生ワイド時間帯を中心に一部の時間帯で長崎本局とは別の番組を放送しており、ほとんど別のラジオ局扱い(所謂「一局二波」)されており、新聞のテレビ・ラジオ欄も地域によっては長崎局と佐賀局が同時掲載されていることもある。現在は実際の番組制作は、同名の子会社が行っている。2021年10月1日にradikoにおいてNBCラジオのサービスエリアが佐賀県にも拡大されたことにより、長崎局と佐賀局の編成の統合がすすみ、NBCラジオ佐賀制作の番組が長崎局に流れることも増えた。

なお佐賀県には純粋な佐賀県のための民間中波ラジオ局は存在しない。


リモコンキーIDが「3」のテレビ部門

コールサイン:JOUR-DTV

物理チャンネル:14ch


ネットワークの変遷

  • 1959年1月1日:長崎県でテレビ放送が始まり、日本テレビラジオ東京テレビ(現在のTBS)とネットを組む。3月1日には日本教育テレビ(現在のテレビ朝日)とこの日開局したフジテレビとネットを組む。8月1日には日本のテレビで初のニュースネットワーク・JNNに加盟し、ニュースはラジオ東京テレビマストバイとし、それ以外はフリーネットの体制に。
  • 1969年4月1日:テレビ長崎が開局したことにより、日テレ系列とフジテレビ系列の番組が一部移行。
  • 1975年3月31日:関西地区でのネットチェンジを機に、TBS系列の大阪発の番組が毎日放送制作のものとなる(腸捻転解消)が、テレビ長崎がANNに加盟していないため、朝日放送のテレビ番組のほとんども放送される。
  • 1984年4月1日:番組編成がJNN排他協定に抵触する恐れがあることから、日テレとのゴールデンタイム同時ネットを打ち切り、ほとんどがテレビ長崎に移行する。
  • 1990年4月1日:長崎文化放送が開局。テレ朝系列の番組が姿を消す。
  • 1991年4月1日:長崎国際テレビが開局、日テレ系列の番組が姿を消すが、全国高校サッカー選手権大会のみ1992年まで長崎放送が放送協力。

編成

1969年4月1日のテレビ長崎開局から1990年3月までの間は報道番組を除きクロスネットとなっていた。ゴールデン・プライムは、月曜と水曜はTBS系列の番組が同時ネットで放送されたものの、それ以外の曜日はローカルセールス枠を使って様々な番組が放送された。

  • 読売テレビ制作の土曜19:00-19:30枠(1979年3月までは火曜19:30-20:00、1979年4月から1984年3月までは同時ネット。『新・巨人の星』『宇宙戦艦ヤマト2』など)
  • NET→テレ朝制作の『クイズタイムショック』(1975年春から1984年秋までは木曜に同時ネット、1984年秋から最終回までは日曜17時に時差ネット)
  • TBS制作の『クイズダービー』(1976年4月から1984年3月まで時差ネット)
  • 『特別機動捜査隊』などNET→テレ朝制作のドラマ
  • 日テレ制作金曜のバラエティと『太陽にほえろ!』(同時ネット)
  • 日テレ制作『土曜グランド劇場』(1984年3月まで)
  • ABC制作のドキュメンタリー番組(1987年10月からの火曜19:00-19:30)
  • テレビ東京制作のアニメ(1987年10月からの火曜19:30-20:00。『ミスター味っ子』など)

1979年シーズンから1983年シーズンまで、長崎放送は土曜に後楽園球場からの読売ジャイアンツ戦テレビ中継を日テレからのネットで放送したため、TBS制作の『8時だョ!全員集合』は最後の1年半(1984年4月-1985年9月)しか放送されず、MBS制作の『まんが日本昔ばなし』は日曜夕方に放送された。1970年代から1984年3月まで、長崎放送を含む2局しかなかった地域のTBS系列では、19:30-21:00にTBS系列ではなく日テレ系列の番組を同時ネットしたことが多かった。


再放送枠では長年夕方にナショナル劇場の「水戸黄門」「大岡越前」をシリーズ毎にほぼ3ヶ月ごと交互に放送していたが、2019年現在では水戸黄門のみとなっている。

ちなみに東野英治郎の時代から里見浩太朗の時代まではほぼ全て放映している。


王貞治ホームラン世界記録にまつわるエピソード

1977年9月2日(金曜)、当初放送予定のなかった日テレ系列のナイター中継が急遽組まれ、NBCでも19時30分から中継が行われた。この日は当時の巨人軍選手の王貞治がホームラン世界記録となる756号まであと1本と迫っていた。しかしホームラン新記録はなかなか出ないまま試合が長引き、日テレはニュースをはさみ21時以降も中継することを決めたが、NBCは21時にTBS系列のドラマ『赤いシリーズ』の5作目となる『赤い激流』をネットしたため、完全中継できず。21時以降は当時フジテレビと日テレのクロスネットだったテレビ長崎が中継を行った。結局新記録は翌日のナイター中継前に出ている。


24時間テレビ

日本テレビ制作の「24時間テレビ」に関しては、1978年の第1回から1983年の第6回まで、土曜夜のオープニングから日曜早朝までをネットし、日曜早朝からエンディングまではテレビ長崎がネットするという、全国でもここだけのリレーネットを行っていた。

1982年の第5回は長崎大水害の影響でネットせず(テレビ長崎は日曜早朝からネット)、1984年の第7回から1990年の第13回まではテレビ長崎の単独ネットに。(1991年以降は、その年に開局した長崎国際テレビがネット)



深夜アニメ関連

深夜アニメに関しては、スーパーアニメイズム放送作品(と「呪術廻戦」第2シリーズ)を除いては「マクロスF」、「けいおん!!」、「AKB0048」、「進撃の巨人」(民放放送分2作)、「弱虫ペダル」シリーズ(全)4作、「まじもじるるも」、「艦隊これくしょん」、「ローリング☆ガールズ」、「ワンパンマン」、「おそ松さん」、「けものフレンズ」シリーズ2作、「深夜!天才バカボン」、「キャプテン翼」2018年版、「色づく世界の明日から」、「はたらく細胞」、「アンゴルモア 元寇合戦記」、そして「ちっちゃな雪使いシュガー」の第1話特別放送を放送した実績がある。なお、「AKB0048」と「おそ松さん」は第1シリーズのみ放送している。地方局としては、ラインナップはともかく、本数21本(+1本)は地方テレビ局にしては多い方ではあり、しかも、TBSアニメにテレビ東京アニメと独立局アニメとが入り交じっている。なお、「進撃の巨人」に関しては、再放送を実施したことがある(ちなみに実写映画版のロケ地となったために行った模様)。


その他

俳優の二谷英明が、1954年10月から1956年まで、アナウンサーとして在籍していた。ちなみに、彼は元々ラジオ佐世保に記者→アナウンサーとして在籍しており、ラジオ佐世保がラジオ長崎(長崎放送)に吸収合併されたために長崎放送に移籍した。


また、さだまさしがフォークデュオ・グレープを結成してからメジャーデビューを果たすまで、ここが所有していた小劇場で何度かコンサートを行っていた。そのさだは、グレープ解散を機に、体調が思わしくなかったこともあって引退、ここに就職しようと面接を受けるも、落とされてしまった。その理由は「ウチで働くくらいなら音楽続けなさい」と言うことだった。結局彼はその後シンガーソングライターとして芸能界復帰を果たし、現在に至る訳である。


ついでに漫画家の渡辺航も一時期美術部に在籍しており、その縁で彼が執筆した「弱虫ペダル」および「まじもじるるも」の放送が実現した。また、「弱虫ペダル」はドラマ版も放送されている。


長年、長崎放送のロゴは変更される事なく使われてきたが、2021年4月からは2021年に新社屋への移転する為にロゴが一新された。これで開局当初からロゴが変わっていないのはNCC長崎文化放送だけになった。


関連タグ

長崎 佐賀

きかラジたん

マルハ:筆頭株主。


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