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ハイスピードエトワール

はいすぴーどえとわーる

『ハイスピードエトワール』とは、キングレコード、グッドスマイルカンパニー、Yostarが手掛けるオリジナルアニメである。
目次 [非表示]

目指すは、サーキットの一番星(エトワール)!


概要編集

『ハイスピードエトワール』とは、モータースポーツカーレースを題材としたオリジナルアニメである。

キングレコードアミューズメントクリエイティブ本部の佐々木 裕路(ゆうろ)氏がプロデューサーを務め、グッドスマイルカンパニーYostarの3社協力体制で制作された。

その他スーパーフォーミュラも制作協力として関わっている。


2022年7月15日にプロジェクト始動が告知され、2024年4月から6月まで全12話放送された。

毎日放送TBSIBC岩手放送テレビユー福島新潟放送チューリップテレビ熊本放送は同時ネット、それ以外のTBS系列局でも遅れネットで放送されるものの、一方で青森テレビ山陰放送あいテレビテレビ高知は放送を見送った。また、独立局の群馬テレビでも放送された(群馬テレビはTBSと放送エリアが重なるため実質再放送となる)。

衛星放送ではAT-XBS-TBSで放送。

さらに、いずれもNTTドコモ系の配信サービスであるLeminodアニメストアなどでの配信も実施されている。


複数のゲーム化が発表されているが、iOS/android用アプリ「HIGHSPEED Étoile パズルレーシング!」がパズルゲームNintendoSwitch用ソフト「HIGHSPEED Étoile Paddock Stories(ハイスピードエトワール パドックストーリーズ)」がアドベンチャーゲームビジュアルノベルゲーム)であり、本命ともいえるレースゲームは今だリリースされていない(他のゲームとのコラボ案件は関連タグ参照)。

また、どちらのゲームもリリース元は製作委員会に参加しているYostarではない。


名称について編集

最初に情報公開された2022年時点の正式名称はラテン文字HIGHSPEED Etoileであった。

https://animeanime.jp/article/2022/07/15/70829.html


詳細が明らかになった2023年になってからは、アキュート・アクセントを付けたHIGHSPEED Étoileが正式名称とされている。


「エトワール」は一般にフランス語の意であるが、正書法に基づく表記ではetoileという単語が存在せずアクセント記号の付いた正しい表記に倣ってétoileに修正された可能性がある。

しかし、同時に公開されたロゴデザインでは流線デザインの一部としてE上部にアクセントの表記がされており、2022年の公開時にはニュースサイト側が文字の一部である事を認識出来ずに情報を流してしまったか、環境依存文字であるため通常のEで代用された可能性も否定は出来ない。

事実、ピクシブ百科事典を含めて「É」が認識出来ない環境も多いため、記号がないHIGHSPEED Etoileが公式の別表記として使われている。


ストーリー編集

環境問題への配慮、安心と安全をめざした世界は、少なくとも表面上はその目的を達成していた。

そんななか、突如発表された次世代レース『NEX Race』。

最高時速500kmオーバー。

最新技術による安全性を担保に、世界を舞台としたレースシーンは一変した。

熱狂と興奮。挑戦者の瞳が、見る者の心を震わせる。

そしてここに、ひとりの少女がデビュー戦を迎える。

輪堂凜。

世界がその名を知る時、レースは新たな時代を迎える――。


登場人物編集

以下キャラクター、キャストの順で記載。



楽曲編集

オープニングテーマ編集

※第1話と第2話ではエンディングテーマとして使用。

エンディングテーマ(次回予告BGM)編集

  • 「ファンファーレ」:SCANDAL

※第1話と第2話では次回予告のBGMでのみ使用。


挿入歌編集

歌唱は全てプリマステラ Akari(内田秀) & Hikari(船戸ゆり絵)による。


「Stargazing」

第1話で使用。

作詞 志村真白、作曲・編曲 光増ハジメ


「Beautiful Days」

第7話で使用。

作詞・作曲・編曲 志村真白


「Night Pride」

第9話、第12話で使用。

作詞・作曲・編曲 志村真白


「HIGHER-HYPER!」

第12話で使用。

作詞は志村真白、作曲・編曲 光増ハジメ。



先述の通りキングレコードが製作に深く関わってはいるものの、エンディングテーマを担当するSCANDALはビクターエンタテインメントに在籍している。


スタッフ編集

監督元永慶太郎
シリーズ構成鴻野貴光
キャラクター原案藤真拓哉
Hyperマシンデザイン設計本間貴之、A-CAT Design Team
音響監督えびなやすのり
音楽FirstCallMusic
アニメーション制作studioA-CAT

余談編集

マシンの動力源編集

NEX Raceのマシンの動力源とされる『Hybrid Performance Exceed Reactor(複合性能超越動力)』略称『HyPER』は大阪万博にて、世界中に初めて公開されたという設定である。

そして、レース中の追い抜きの際に奥の手として使用される、通称「リボルバースト」とは、リボルシステム(回転式追加速エネルギー注入システム)により、カートリッジ内の追加エネルギーを使用する事で1度に最大3秒間程度加速可能。カートリッジは最大6本で一度使用したカートリッジは再使用不可、使用可能なタイミングや搭載本数はレースごとのレギュレーションにより異なる。


AI及びAIカー編集

超高速で走行するレースマシンでのレースに安全を担保するため、参加する全マシンに高性能なサポートAIが搭載されており、ドライバーに深刻なダメージが生じて運転続行が不可能になった場合には、ドライバーを守るためにAIが運転を代行するエマージェンシーモードも存在する。シフトチェンジもAIが最適なタイミングで変速するATとなっている。

また、参加台数の不足を補うためドライバーを乗せずAIの操作で走行するAIカーもレースに参加している。ただし、本作に登場するAIは人間の生命の安全を最優先とし、人間に危害が及ぶような行為が一切出来ないようプログラムされているため、レース中も他車との接近戦が出来ず、競り合いになりそうになった場合、前述の安全規定の縛りから有人車へラインを譲ってしまいレースにならない(マシントラブルなど不可抗力な事故が無ければスタートした時点の順位を保ったパレードランのような状態になる)ため、あくまでも数合わせと技術開発のための存在でしかない。なお、人間に危害が及ぶ事のないゲームやゲーム同様に設定したシミュレータにおいてはその制限がなく、人間以上の圧倒的な速度を見せる事が出来る。

凛のマシンに搭載されたamiは他のAIと異なり人工自我が搭載された対話型となっているが、人命優先の制限は同様に課せられており、単独では他のAI車両と変わらず、ドライバーと共に走る事で真価を発揮する。


登場するコースの関連情報編集

実際の日本国際博覧会協会の許可を得て、万博跡地を使用した「大阪関西万博コース」が第10話から描かれる最終戦に登場。

登場するコースと放送スケジュールは放送前より公式Xで先行公開されており、実在のコースがモデルになっている物が多い。

しかし、第2話に登場した「シャングリラ・オブ・デザートサーキット」は、先行公開では実在の「バーレーン・インターナショナル・サーキット」ほぼそのままの形状であったが、アニメ本編ではコース後半を上下反転したような形状に変更されていた。

後日、誤った情報が掲載されていたとして公式ページで公開されていたコースのうち「ネオ富士スピードウェイ」と「大阪関西万博コース」を除くコースの形状と放送スケジュールが修正された。

これについてSNS等では「各コース運営へ許可を取っておらず怒られたのでは?」との声もあるが詳細は不明。ただし、先行公開から放送までの期間を考慮すると、没としたデータを誤って掲載した可能性の方が高い。


エンドカード編集

次回予告後のエンドカードは、第1~第10話及び最終話では、キャラクター原案の藤真拓哉氏による描き下ろしイラストが使用されたが、第11話のみ、最終話にて声優として出演(武戦レーシングのチームスタッフ役)されたレーシングドライバー、佐藤蓮選手(2024年シーズンは、スーパーフォーミュラでは PONOS NAKAJIMA RACINGSuperGTではARTAにそれぞれ所属している)が手掛けた永遠を描いたイラストが使用され、その完成度の高さがネット上で話題となった。


関連動画編集

ティザーPV


PV1


PV2


関連事項編集

個別編集

レース 近未来 人工知能 オリジナル


users入り編集


実在するレース競技編集

  • FormulaE:環境に配慮した電気自動車のレース競技。
  • スーパーフォーミュラ:本作の制作協力及び協業パートナー。
  • A2RL:本作の制作協力及び協業パートナーのスーパーフォーミュラが協力している実在の完全自動運転によるレース競技。

その他編集

  • アニメイズム:MBS、TBS、BS-TBSでの放送枠。
  • TIGER&BUNNY:本作と同様にプレイスメントを導入している作品で、こちらでは登場するヒーローのスーツにスポンサーロゴがデザインされている。こちらと本作でプレイスメントをしているタニタのようなケースもあり。
  • サイバーフォーミュラ:かつてサンライズが製作したカーレースアニメ。設定に類似点が大なり小なり存在するとされ、プロジェクトが発表された際には一部からそのような指摘がなされた。
  • ナイトライダー:本作及び、上記のサイバーフォーミュラに共通する「対話型AI搭載のクルマと主人公がバディを組む」作品の元祖であり、本作に出演するささきいさお氏と丹沢晃之氏は、共に主人公の声をあてられている。
  • MFゴーストオーバーテイク!:昨年放送されたモータースポーツに関連するアニメ。前者は「MFG」と呼ばれる市販車(スポーツカー)による架空の公道レースが描かれているが本作に出演しているキャストが1名いる(詳細は後述)。後者はF4というF1の下位カテゴリーが描かれている上に、SuperGTの運営元であるGTアソシエイションが協力しており、更にこちらもグッドスマイルカンパニーが関わっている。
  • 2000GT:劇中に登場した実在車両。
  • 富士山カレー:実在するカレーで、山梨県立富士山世界遺産センター内にある富士山LAVACAFEで提供され、レトルトカレーとしても販売されている。第1話ではネオ富士山カレーとして青い富士山カレーが登場した。
  • 麻宮騎亜:アニメ第5話と第9話の絵コンテとして参加。彼が参加した回はレースシーンのクオリティが高く、視聴者から神回と評されている。

クルマ系及びレース系作品繋がり編集

本作の登場人物を演じる声優諸氏には、車及びレースに関連する各種映像及びゲーム作品などに出演経験のある方々が複数キャスティングされている。主な対象者は以下の通り。

基本的には意図せずそうなっただけと思われるが、この中でささき氏と丹沢氏は、共に本作がオマージュしたと思われる複数ある作品のうちの一作(もう一作はサイバーフォーミュラ)である「ナイトライダー」シリーズに、初代&二代目主人公(続編にて二人は実の親子だと判明する)として出演されており、本作の主人公である輪堂凛のドライブするマシンにも、ナイトライダーに登場するドリームカーと同様に対話型AIのamiが搭載されている事から、両氏に関しては意図してキャスティングされたと考えられる。





コラボレーション関連編集

こちらもスーパーフォーミュラ(以下、SF)の公式スポンサーにもなっており、ゲーム中にもSFの車両が登場している。

期間限定で今作のタイトルロゴ・キャラクターのデカール(ステッカー)が使用可能。

なお、2024年7月25日にリリースされるアップデートをもって提供終了となる。公式サイトから発表されたその後の対応は以下の通り。


「リバリーエディター」

プリセットデカールのブランドロゴ(F-O)一覧から公式デカールが削除され、新規にデカールを貼る事が出来なくなる。

  • 公式デカールを使用して作成したスタイルは、提供終了後も公式デカールが反映された状態で再編集・保存する事が出来る。

「ショーケース」

公式デカールを使用して、他のプレイヤーが公開したスタイルは、提供終了後も引き続き各一覧画面に表示され、これまでどおり利用する事が出来る。


アニメイズムB1編集

ぽんのみち(2024年冬)→本作(2024年春)→ダンジョンの中のひと(2024年夏)



外部リンク編集

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